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全ての不動産会社を優良企業へ導きたいと大志を抱く九州男児〜不動産業界に特化したコンサルタント〜長野卓将さん(愛称:たくしょうさん)

Hitoテラスは、従来のプロフィールでは伝えきれない、あなたの内なる魅力を表現するプロフィール=インナープロフィールをインタビューによって引き出し、あなたらしさが伝わる自己紹介をお手伝いするメディアです。


1.長野卓将《 ながのたかゆき》さんの経歴

株式会社モデスティ
代表取締役 長野 卓将
【経歴】
1965年:佐賀県伊万里市生まれ。
1989年:同志社大学を卒業後、株式会社リクルートへ入社。住宅情報事業部(現SUUMO)配属。不動産領域のすべての分野(売買仲介・新築マンション・戸建て・賃貸・注文住宅・リフォーム等)を担当。
1996年:同部門にてマネージャーに昇進。
営業所のメンバーを率いて、好業績を残す。研修事業部門(現 株式会社リクルートマネージメントソリューションズ) に1年間出向、「不動産版 トップ営業マン育成研修」の開発責任者も担う。
2012年:独立起業。不動産領域専門のコンサルティング会社、株式会社モデスティを設立。業務内容は人材育成研修・人材紹介・業務支援・経営コンサルティングと多岐にわたる。
株式会社モデスティ 公式HP はこちら

*ご興味のある方は、こちらのyoutubeショート(1分)もご覧下さい!
この記事の最後にも、続きの動画リンクがあります。

2.キャッフレーズに込められた想い

“全ての不動産会社を優良企業へ導きたいと大志を抱く九州男児"
このキャッチフレーズには、2つのメッセージを込めている。1つめは、「正しくありたい」という彼の想いだ。これは自分自身に対しても、またお客様に対しても同じ想いを持っている。もう一つは、「大志をもって突き進む強さ」と「人の気持ちがわかるやさしさ」という意味を九州男児という言葉に込めている。単なる堅物の正義漢ではなく、強さとやさしさを兼ね備えた、長野卓将さん(以下、卓将さん)の人柄は、幼少期からの育てられ方に大きく影響を受けている。
以下のインナープロフィール図と共に、そのエピソードをぜひご覧いただきたい。

3.長野卓将さんのインナープロフィール

インナープロフィールとは、経歴だけではわかならい“その人らしさ”をイラストで表現したものです。オレンジ色の木の幹は、その人が大事にしている想いを表しています。

内なる想い①:正しくありたい〜嘘はつくな!は祖母の教え。その姿は必ず誰かがみている。

卓将さん原点は幼少期の教育にある。佐賀県伊万里で何代も続く名家の長男として生まれた彼は、両親が教師で共働きであることから、小学校に上がるまでの6年間幼稚園には行かず祖母の手で育てられた。その地域で幼稚園に行かなかったのは彼ひとりで、同年代の友達と遊ぶよりも、その大半は祖母と過ごす時間だったという。
佐賀の名家を継ぐ、気骨あふれる祖母からの教えとは、
1.嘘をつくな 2.人に迷惑をかけるな 3.逃げるな だった。
卓将さんの心に深く刻まれた祖母からの教えは、その後も彼の価値観に大きく影響を与えていくことになる。
興味深いエピソードがある。新卒でリクルートに入社が決まった卓将さんだが、最も配属を希望しなかった部署が住宅情報部門だった。当時バブル景気に沸くなか、地価高騰を背景に荒稼ぎをする不動産会社やそれに翻弄される人たちをマスコミはこぞって取り上げていた。幼少期から培われた彼の気質からすると、不動産業界に対して抵抗感を持つのはわかる気がする。
意に反して住宅情報部門に配属された卓将さんは、不動産会社から物件広告を獲得する営業担当として社会人のスタートを切ることになる。そこで、住宅検討者に「正しい物件情報」を届けるという、この仕事の意義を実感し魅了されていくことになる。
現在、彼が実施している不動産会社向けの研修でも、この「正しくあれ」という思いは込められている。常に受講者に対して「お客様が自分の親兄弟でも同じような営業をするのか?」と問いかける。小手先の営業テクニックを要望されても、一生の買い物をするお客様に対して、それは正しい営業姿勢なのかに立ち戻る。そのスタンスを評価してくれるお客様が必ずいると信じているからこそ、彼はこの軸をぶらさない。

内なる想い②:決めたら突き進む〜世界一あきらめの悪いやつになる!

卓将さんが勤めていたリクルート社は、最後まであきらめずに目標達成にこだわる社風だ。営業職となると尚更である。その中で、何度も表彰され早期にマネージャー(課長職)に昇進している実績は素晴らしい。今回の卓将さんのインタビュアー兼、このnoteの筆者の一人である私(亀田)も、彼とは同期入社で同じ職場にもいたので彼の猛進する力強さはよくわかる。
その同期の私からみてもちょっとびっくりするのが、新卒で入社してから退職するまでの23年間、異動希望も出さず住宅情報部門一筋というのは極めて珍しい。何故かと聞くと、この部門で活躍して仕事を極めて社長になると決めたからだと言う。本当にそれが理由なのかと、何度聞いても、そうだと言うから、そうなのだろう。確かにあきらめが悪い。
もう一点、独立起業した際に決めた「不動産業界に特化したコンサルタントになる」という点でも彼はぶれない。最初の3年は思うように行かず資金繰りにも苦労したという。そうなると、いろんな領域に手を広げて目先の日銭を稼ぎたくなるものだ。でも彼は、当時取り組んでいる管理職向けの研修に手応えを感じていたことから、成果が出るまで踏ん張った。その成果が口コミで同業他社へ伝わり、危機を脱する。もう一つの研修の柱である「不動産営業に特化したロープレ研修」も、10年で通算1万回を超える実績を持つ。1年で1000回のペースでロープレ研修をいろんな不動産会社でやり続けているのだ。これは驚異的な数だ。卓将さんはこの実績をベースに本年4月から「不動産会社に特化したロープレアカデミー」を開講するとのこと。これで行くと決めたら突き進む。それがさらに、彼の強みに磨きをかけているように思う。

内なる想い③:賢くありたい〜経験は最強の教材!読書は我が師であり、発想を広げる最高の友!

前述のとおり、彼はこれと決めたら猛進するタイプだ。当然、痛い失敗もする。一例を挙げると、営業プレイヤーとしては華々しい実績を残し、晴れて11名のメンバーを率いる管理職となる。そこで、自らの経験をもとにストロングマネジメントでメンバーを鍛え高い業績をあげるが、「もう、あの人にはついていけない」とメンバーが離れてしまう苦い経験がある。失敗に対する向き合い方は人それぞれあるが、卓将さんは、「初めてやることに失敗はつきもの、1度失敗しても2度目の失敗は絶対にしない」と言い切る。「失敗によって思考停止してしまい何も学ぼうとしない、それが一番怖いこと」という捉え方だ。
もう一つ、彼の学びの習慣の特徴として読書がある。話は再び幼少期に戻るが、祖母の教育方針に従い、地域で一人幼稚園に行かなかった卓将さんは、外で友達と遊ぶより本と過ごす時間が多かった。本はいろんな世界に連れていってくれる友達のような存在だったと言う。その習慣は今も変わらず、年間100冊以上の本を読むそうだ。
卓将さんは、営業職としての実務経験と管理職としてのマネジメント経験を数多く持っている。書籍で紹介されているいろんな考え方と、自分自身の経験を結びつけながら、一番しっくりくる普遍的なセオリーを見出す手段として読書をしていると語る。彼が提供している営業スキル研修やマネジメント研修には、経験に裏打ちされたセオリーが織り込まれているのも、この読書習慣が大きく影響していると言える。
卓将さんいわく、本屋に行くと、本から「オレを読んでくれ!」と語りかけてくるそうだ。

内なる想い④:優しくありたい〜その人の気持ちがわかるから応援したい

当初は不動産会社に違和感を感じていた卓将さんだったが、営業担当として経営者の方々と接することで、次第にその受け止め方が変わってくる。飲みに連れていってもらっては、人間の欲がぶつかり合う世界を渡り歩いてきた人生訓を拝聴し、その生き様に魅了された。俳優の菅原文太や野球の仰木監督を彷彿させるオーラを感じたという。また一見、強面な社長でも、膝突き合わせて話すと非常に繊細な一面がある。「こんな話は社内では話せる人がいなんだ」と、深夜に電話をかけてくる社長もいた。そんな社長の気持ちがわかると役に立ちたいと思うようになった。不動産会社の中間管理職も同じだ。自分が管理職時代に味わったジレンマはよくわかる。だからこそ、心から応援したいと彼は言う。
彼のこの優しさは、これから述べる「将来の夢」にもつながってくる。

4. 卓将さんの将来の夢とは

彼が抱くもう一つの大志は、親が育てられない子供達を引き取る施設を、生まれ育った佐賀に作ることだ。自分たちは子供にご縁がなかったが、夫婦揃って子供は大好きだという。育児放棄や虐待などのニュースを目にするたびに、恵まれない子供達に何かできることはないだろうかと奥様と考えるようになったそうだ。色々調べていくと、年間25万人の堕胎があることがわかった。何らかの事情で堕胎せざるを得ないのだろうが、もしその25万人の受け入れ口があれば、日本の少子化問題は解決するということもわかった。まずは、その先鞭となりたい。起業から10年が経ち、今までは人に助けてもらってきたが、おかげさまで事業も安定し、これからは社会に向けて貢献しようと決意したという。施設の名称は、卓将さんの会社の名にちなんで「モデスティ学園」だ。
これが、創業10周年の場で、彼が社員に宣言したメッセージだ。「みんなの前で発表したらやるしかない。今まで逃げたことはない。新たな人生の目標に向けて、何がなんでも実現していく!」と、力強く語ってくれた。

5.インタビュアーの感想

卓将さんの見た目は、自分でも「暑苦しいパワハラおやじだ」と言っているとおり、確かに昭和な雰囲気が漂う無骨な印象だ。だが、いざ話し始めると佐賀弁まじりのユーモラスなトークが展開される。おそらく、このギャップが人を惹きつけるのだ。
「自分はかっこをつけても似合わない」という事を彼はよく理解している。だから、過去の自分失敗談も赤裸々に語り、そこから何を学んだのかを真摯に語る。おそらく無意識にやっているのだと思うが、それが卓将さんの人柄そのものなのだ。

もう一つ、彼は会社を更に大きくして本業で世の中に貢献すると共に、その収益を元手に恵まれない子どもを救う「モデスティ学園」の設立を唱っている。これに対するただならぬ決意が印象に残っている。現在の会社の規模を考えると、一見、壮大な構想に聞こえる。でも変な気負いがあるわけではなく、「これまでも決めたら脇道にそれずにやり切ってきた。だから、これも同じ。」と自然体だ。ここまでの彼の生き様を聞いてきた私たちは、その言葉にリアリティーを感じる。

彼は、最後はプロポーズの時に奥様に約束した「世界一周クルーズ」で引退をすると決めているという。やはり見た目と違いロマンチストだ。

*ご興味のある方は、こちらのyoutubeショート(各1分)もご覧下さい!
パート1>パート2>パート3>パート4>パート5>

<<今回のインタビュアーの紹介>

亀田啓一郎 株式会社プロジェクトプロデュース代表取締役
企業向けに人材育成研修や組織開発コンサルティングを実施。
自らのミッションは、自分の可能性、感性を信じて挑戦する人を応援すること。
大井規早子 ゴールデンフラワーズ合同会社代表
プロフェッショナルコーチ&ファシリテーターとして、個人の心の成熟と組織の意識の成長をサポートし、「主体的に人生を選択する人が増えること」を願って活動している。

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