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海外テレビシリーズ好きにオススメしたいNetflixオリジナルコメディスペシャル18選

どうも。映画と海外テレビシリーズばかり見ているただの会社員キャサリンです。最近、オフラインの世界で、プライベートでも職場でも映画好き、海外テレビシリーズ好きの方とつながる機会が少しずつ増えてきました。自分がオタクであることをオープンにし始めてからというもの、友人の友人、仲良しの同僚繋がりなどで、ご紹介いただくこともボチボチありまして。そのたびに「ものすごい数の映画とドラマを観ているやばいレベルのオタク」として紹介されがちなので、ものすごく面白いです。新しくお会いする相手方が、一瞬緊張してこわばる瞬間を見るのがとても楽しくて(笑)私は、いったい何なんや(笑)

そんな感じでオタクとして自他ともに認める感じになってくると、自分の知識を内に秘めてるよりも、みんなにシェアしたほうが色々楽しいことが待っている気がしている今日この頃なので、今週もnoteを更新しております。今週は「海外テレビシリーズ好きにオススメしたいNetflixオリジナルコメディスペシャル18選」です。Netflixが他の配信サービスと差別化しているカテゴリーの1つがオリジナルコメディ。最初はスタンドアップコメディだけでしたが、最近はいろんな番組が配信されていて、その充実ぶりは他の配信サービスにはありません。今回は多数配信されている中でも、「海外テレビシリーズ好きの方はきっと好きなのでは!」という視点で18作品を選びました。個人的にその国のお笑いを楽しめるようになると、その国のカルチャーやトレンドを深いレベルで知ることができると思っているので、そういう意味でもコメディは見逃せません。気になる作品があれば、ぜひ見ていただきたいです!ではさっそく順不同でご紹介!!

1.レイ・ロマノ:この場所、いやちょっと先

コメディアンであり、俳優でもあるレイ・ロマノがかつて多くのステージを行った思い出のライブハウスで久しぶりにスタンドアップコメディをした模様を収録。監督は映画『ビッグ・シック』のマイケル・ショウォルター。こちらのスタンドアップは、年を取ることや、結婚、家族についてなどのネタが中心でかつ暴言とかがほぼないのもあり、初心者の方におススメ。今回紹介する作品の中でも1、2を争う聞きやすさだと思います。飾らないレイ・ロマノだからこそできるステージ。

2.クリス・ロックのタンバリン

アカデミー賞の司会も務めたことがあるコメディアン、クリス・ロック。子どもを育てること、離婚とかいう家族ネタから、つながるタイトルの「タンバリン」への行きつき方が秀逸です。ド正論を突き付ける感じだけど、「なるほど!」と腹落ちしつつ笑っちゃうのはクリス・ロックって感じ。ちょっと叫びながら話す感じも彼っぽいです。今後、映画の監督も務める予定の彼。改めて注目化と思うので、彼のホームグラウンドであるスタンドアップは必見です。

3.ジョン・レグイザモのサルでもわかる中南米の歴史

数多くの映画に脇役として登場するので、映画好きにはお馴染みのジョン・レグイザモ。その彼のブロードウェイのコメディ舞台を収録しNetflixで全世界配信したコンテンツです。レグイザモの一人芝居というか、講義というか。タイトル通りお馬鹿でもわかる感じで中南米の歴史と、ラテン系アメリカ人のルーツをたどります。海外テレビシリーズを見ると必ず登場するラテン系の皆さんが置かれている状況を、少しでも理解するのにとっても良いコンテンツです。ぜんぜん予備知識なくても観れると思います。こういう内容が舞台になるのも何ともアメリカ的。

4.アリ・ウォンの人妻って大変!

1子目妊娠中に収録した1作目『アリ・ウォンのオメデタ人生!?』で一躍脚光を浴びたアリ・ウォンが満を持して2子目妊娠中にカムバック!今回もめちゃくちゃ面白いです。子育ての大変さを語るパートで、特に冒頭10分以上授乳の話が繰り広げられるんですけど、たとえ話が最高に上手いです(笑)強烈だし、めちゃくちゃ伝わる感じがさすがだな~と。どや顔でパンチライン(オチ)を言うときの顔芸も見逃せません。よく、女性におすすめなんて言われますけど性別関係なく多くの人に見ていただきたいジェンダージョークも必見です。

5.マイケル・チェの要チェック

アメリカの国民的コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でも活躍するマイケル・チェのスタンドアップコメディ。黒人差別問題、政治問題、銃規制問題、宗教に至るまで、キレッキレのトークが炸裂。お客さんを巻き込んだ26:00あたりのイエスは黒人かどうかトークは特に大好き。自分で言っといてタジタジになったり笑っちゃったりするのは、後で紹介するデイヴ・シャペルっぽさもあるかも。

6.エレン・デジェネレス:それ、わかる!

アメリカ版徹子の部屋的な番組の司会である、エレン・デジェネレスがスタンドアップコメディにカムバック!!それだけでも十分見る価値があるコンテンツです。セレブとなった彼女が、果たして昔のように観客を笑わせることがれきるのか。アメリカのエンタメを見るなら彼女は避けて通れないので、観たことない人はぜひ。個人的に彼女のアカデミー賞司会の時も面白くて大好きです。英語のスキルアップにもおすすめしたいわかりやすさです。英語字幕で挑戦していただきたいレベルで分かりやすいと思います。ちなみに、監督で後程紹介するティグ・ノタロも参加しています。

7.ボー・バーナムのみんなハッピー

昨年A24 から映画『Eighth Grade』で監督&脚本デビューしたボー・バーナムのコメディスペシャルが実はNetflixにあることを皆さんご存知でしょうか。『Eight Grade』はアカデミー賞も有力と言われた昨年のインディー映画を代表する作品。そんな作品を作り出した彼の原点ともいえるステージは、スタンドアップコメディのようで音楽ライブショー的でもあり、自虐を交えてちょっとシュールです。新しいタイプのショーだと思います。一風変わったステージを観たい方にも是非おススメ。

8.マーク・マロンのまじリアル

ベテランコメディアンであり、Netflixファンとしてはエミー賞ノミネートのコメディドラマ『GLOW』のサムとしてもお馴染みですね。彼はPodcastチャンネルも持っていてそちらもかなり面白いというか、聞き手としてとても良いインタビューをしているんですが、今回は原点であるスタンドアップコメディを久しぶりに収録。スタンドアップといいつつずっと座ってます(笑)とはいえ、立とうが座ろうがトークが面白いのなんの。気だるそうにずっと話すんですが、年取ってきた自虐がかなり笑えます。Podcastのアワードにもノミネートしたりもしていて、地味ながら着実に活躍している彼のステージが見れるのはNetflixだけです。

9.オー、ハローオン・ブロードウェイ

記憶の限りですが、Netflixオリジナルで初めてブロードウェイ舞台を世界配信した作品だと思います。手掛けたNetflixオリジナルアニメ『ビッグ・マウス』が大人気の俳優ニック・クロールと、親友でありコメディアンであり『ビッグ・マウス』にも出演しているジョン・ムレイニーの二人芝居を収録。70代の妄想癖のあるくたびれたお爺さんというか、ジジイが舞台への偏愛をジョーク交じりに語る。劇中劇?である「Too much tuna」のコーナーでは、アメリカのコメディ好きにはお馴染みのあの人がゲストで登場します。ちょっとディープな笑いも多いかもしれませんが、皮肉が上手いのはジョン・ムライニーならでは。

10.デイブ・シャペルの冷静沈着&汚れた鳥

今月、東京での緊急来日公演も決まったベテランコメディアン、デイブ・シャペルのスタンドアップコメディ。まず初めて観たとき衝撃的だったのは、アイコス的なものを吸いながら大勢の観客の前で話してること。ライブハウスならまだしも、普通のホールで。すごいな、アメリカ・・・って思いました。トークも切れ味鋭くて。LGBTのくだりは賛同できないな~と思いつつも、センシティブな話題に対してガンガン切り込んでいく様はさすがデイブ・シャペルというか。東京公演に行く人がうらやましいです。

11.アジズ・アンサリ:人生は生埋め地獄

エミー賞受賞Netflixドラマ『マスター・オブ・ゼロ』主演でありクリエーターのアジズ・アンサリのスタンドアップコメディ。『マスター・オブ・ゼロ』で描かれるネタの原点が詰まっているステージです。確か何かのインタビューでアジズは、これとこの後紹介するスタンドアップでNetflixから声がかかり『マスター・オブ・ゼロ』の製作に至ったそうです。30代前半、キャリアもある程度気づいてきた独身男性の人生を描いたドラマのネタがたくさん転がっているのでファンにはたまらないです。あとお客さんから恋愛ネタをもらってそこから話を進めてくのもめちゃ楽しい。国は違えど悩みは結構一緒かもな、なんて思いました。

12.アジズ・アンサリ:マディソン・スクエア・ガーデン・ライブ

アジズ・アンサリからもう一本!こちらにも『マスター・オブ・ゼロ』のネタがちらほら。ミレニアル世代の恋愛やコミュニケーションへの素朴な疑問をジョークに昇華して軽快なトークで語る様はめっちゃ面白い。コメディアンというよりも『パークス・アンド・レクリエーション』(日本で配信してくれ~)っていうシットコムで俳優として注目された彼ならではの、顔芸ならぬ声芸も見どころ。

13.ティグ・ノタロのここにいれて嬉しい

ドラマ『ワン・ミシシッピ』でも注目を浴びたコメディアン、ティグ・ノタロのスタンドアップコメディ。スタンドアップコメディにありがちな、捲し立てるマシンガントークは一切なく、ゆっくりと気だるそうな感じでティグ節を炸裂される独特なステージ。でもトーク内容はとってもシンプルで、かつ、悪戯心に溢れてて、気づいたらティグに完全にもてあそばれちゃうのもまた楽しいです。男性と間違えられた時の切り返しは笑ったし唸りましたね。ワイフとの話や双子の子どもの話もどこかチャーミングで微笑ましいところも他のコメディアンとは一線を画していて素敵です。

14.ジョン・ムレイニーのキッド・ゴージャス at ラジオシティ

昨年のエミー賞受賞作品です。私はこのジョン・ムレイニーという人が大好きで。独特のちょっとネチッこい話し方から繰り出される辛辣な皮肉と、ツッコミはいつも秀逸で、この人めっちゃ頭いいんだろうなーといつもうなります。今回はさすがエミー賞受賞しただけあって、どのネタも今まで一番キレてたと思います。たぶん5~6回は観た気がします。今までいろんなコメディアンがトランプ大統領のことをコケにしてきていますが、今のところ私はこの作品の中でジョン・ムレイニーが話すたとえ話が一番好きですね~。優しそうな顔して痛烈な話をするギャップもまた良いです。最近では映画「スパイダーマン:スパイダーバース」でブタのスパイダーマンことピーター・ポーカーを演じたり、ボイスアクターとしても活躍しているので注目です。

15.ハサン・ミンハジのホームカミングキング

デイリー・ショーの特派員として、そしてトランプ政権後一回目のホワイトハウス記者晩餐会のスピーチ担当として、一躍有名になったコメディアン、ハサン・ミンハジのスタンドアップコメディ。これまで紹介したどのスタンドアップとも異なる、全く新しいステージです。もはやスタンドアップというよりはTED Talk的。私、ハサンと同い年なので、ダイアルアップ回線の話とか懐かしすぎて爆笑しました。ちょいちょい映画のたとえ話を入れてくるところも◎ちなみにこのテーマソングは「ブラックパンサー」でグラミー賞とアカデミー賞を受賞したルドウィグ・ゴランソンが手掛けています。ビジュアルはジャネール・モネイなどのアルバムアートを手掛けたサム・スプラットです。この2人はハサンのNetflix番組「ハサン・ミンハジ:愛国者として物申す」にも参加しています。若手の才能が終結して放つNetflixコンテンツの一翼を担うハサンの今後に大きく注目です。

16.ハンナ・ギャズビーのナネット

オーストラリア人コメディアン、ハンナ・ギャズビーのスタンドアップコメディ。こちらもまた、スタンドアップコメディというよりもスピーチといったほうがいいかも。女性のスタンドアップコメディは過度な下ネタや、自虐で笑いを取っていくスタイルが多い中で、今回のステージは彼女自身のジェンダーや思い出を語る中で、今抱えるフラストレーションを世界に発信した演説でもあります。怒りにも近い彼女の力強い言葉に、私自身「なにもわかっていなかったな・・・」ととても反省しました。この舞台に立つに至った彼女のその心境を思うと、小さなことでも何か動かなければと思います。

17.トレバー・ノアの電気は消さないで

南アフリカ出身、アメリカで活躍する若手コメディアンの中でトップを走っているといっても過言ではないトレバー・ノアのスタンドアップコメディ。デイリー・ショーの司会としても活躍する彼のステージは1公演数万円もする場合もあるみたいで。それを日本で字幕ありで観れるなんて、Netflixほんとにありがとう・・・。彼のスタンドアップコメディ、ネタももちろんのこと、いろんな訛りの物まねがめちゃくちゃうまい。そしてオチもスムーズ。アパルトヘイト下、禁止されていた白人と黒人の子どもとして生まれ、罪な存在としての人生を歩んだ痛々しい経験があるからこその視点は、いつも新しい気づきを与えてくれます。とか、まじめなこと言いましたが普通に爆笑します。もう10回くらいみたかも。

18.トレバー・ノア 僕はパトリシアの息子

トレバー・ノアからもう一つ。最新のスタンドアップコメディです。バリ島旅行の話から始まり、オバマ大統領との出会い、アメリカ英語への戸惑い、そして母親パトリシアからのちょっと一瞬よくわからないけど深い教えなどなど、ネタは盛沢山な上にそれぞれのオチが絶妙。前作からより磨かれているなと感じるのは、彼の笑いって、皮肉ったりするんですけど嫌な感じが全然しないんですよね。それは彼の持つ雰囲気もあるし、トーク力もあるんでしょうけど、なんか聞き入ってしまうんですよ。不思議。もし彼に興味を持った方はぜひ彼の半生を記録したドキュメンタリー映画「トレバー・ノア・ショー」もぜひ。Netflixでみれます。この映画のデヴィッド・マイヤー監督は、今回のスタンドアップで「タコスを愛しすぎてる典型的なアメリカ人」的にネタにされてます(笑)

はい、ということで18作品ご紹介でした!「あのコメディアンの作品が入ってない!!」とかもあるかもしれませんが、単にハマらなかったコメディアンもたくさんいます。観てお分かりになるように英国系は1つも入っていません(笑)こればっかりは好みなので(笑)どうしてもお笑いは好き嫌いが極端にでますよね。なので、これ以外でもぜひぜひ色々と観てみることをお勧めします!では!また来週!!

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