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VFXアーティストがCGについて好き勝手言うYouTube番組が楽しい!

どうも。映画と海外テレビシリーズばかり観ているただの会社員キャサリンです。今年からだいたい週1くらいで更新していこうと決めたこちらのnote、なんだかんだ半年間続けています。それもこれも、Twitterを中心に感想をいただけるからです。ありがたや・・・。毎回好きなことを好きなだけ語るこのnote、引き続き好きなように続けていきたいなと思いますのでよろしくお願いいたします。というか、フォロワーさんがどんどん増えて2000人に迫る勢いで、ちょっと緊張しています。楽しいのでこのまま楽しんでいこうと思いますが、さすがにビビっています。

さてさて早速本題!今週は「VFXアーティストがCGについて好き勝手言うYouTube番組が楽しい!」です。数週間前にバズっていたYouTube番組が継続してめちゃくちゃ面白いのでどうしても紹介したく!全編英語なので、「英語わからない・・・」という方もいらっしゃるかと思いますが、映画好きにはたまらないのでこれを機にぜひリスニングを頑張ってみてもいいのかも・・・?

Corridor Crew "VFX Artists React to Bad & Great CGi"

Corridor Digitalっていうロサンゼルスに拠点を置くプロダクションスタジオのYouTubeチャンネルCorridor Crewのコンテンツ。5月4日に初めて配信された上記のビデオが400万ビューを突破!今までVFXアーティストが映画やドラマのCGを解説する動画はたくさんあったんですけども、今回の彼らの動画は3つ今までと違う点がスマッシュヒットしてるのではないかな~と思っています。中でも私が一番好きなマーベル・シネマティック・ユニバース作品を解説したこちらの動画を基に、なんで楽しいかを語らせてください。

↓マーベル映画について好き勝手言っている動画


3人の異なるVFXアーティストのキャラ立ち
向かって左からClintさん(クリエーター)、Wrenさん(クリエーター)、Nikoさん(クリエイティブディレクターでありCorridor Digitalのfounder)。Clintさんは天真爛漫というかダサいものは率直に「うえぇぇぇ!!」って言っちゃう素直さ。Wrenさんは司会的に会話を進めるのが上手で話が上手くて、むしろしゃべりで生きていってもいいのではと思います。Nikoさんはさすがクリエイティブディレクターな感じ、細かな技術だけじゃなくプロダクションデザインにも触れ、どれだけ作るのが大変かなどエンジニアとして細かく教えてくれます。完全にオタクトークなんですけど難し過ぎず過ぎず、3人がおしゃべり上手なので観ていて全然飽きません。3人のキャラが違うからこそ、このトピックで何時間もやってくれっておもう楽しさです。

彼ら自身が作品の大ファン
普段からYouTubeチャンネルを運営しているので、軽快なテンポが楽しいこの番組。なんといっても一番の特徴は「本人たちがめちゃくちゃ楽しんでいるし、大ファンである」っていうこと。大好きな作品について「うぉおぉぉぉーーー!!最高!!で、何がいいかというと!!」と鼻息荒く矢継ぎ早に話すのがめちゃくちゃ良いいです。上にリンクを張った、マーベル・シネマティック・ユニバースのCG解説でも、本当に彼らがファンであることがわかります。

解説と解説の間のちょっとしたトークが一般ファン目線で楽しい
ブラックパンサーの解説でWrenさんが「プレイステーションのゲームっぽい」と言ったところで、Clintさんが「っていうかX-BOXっぽいよね」って言ったり、ドクターストレンジのCGについてWrenさんが「VFXも凄いけどとにかく観てて楽しいしどうやって作っているか正直わかんない!」的なことを言ったり。本当にVFXのことを知りたい人にはちょっと物足りないかもしれませんが、ファンとしてそう言いたくなるくらい興奮しちゃう気持ち、わかる・・・!という雰囲気がもりもりなのも楽しいところ。特に好きだったのは落下するシーンについて。アイアンマンの落下シーンについて「CGがどうのではなく、物理学的にスーツを着たまま、あのスピードで落下してそのまま上昇するとスーツの中で死ぬはず!!」っていうオタク的見解を熱烈に語っていて爆笑しました。そのあとのアメイジングスパイダーマンのワンシーンについてNikoさんの「地面に当たったっぽくは見えるよね」的なコメントに対しClintさんが「当たったぽくーー!!!?これが??地面当たってるじゃん!!見てよ!首が!うえっ!!」と反撃するところもオタクの飲み会トークみたいでめちゃくちゃ楽しいです。

解説が端的でわかりやすい
VFXのことについて素人が観ていることをちゃんと考えているのか、とってもわかりやすくかみ砕いて教えてくれるのも楽しいです。細かい技術の話を入れつつも「現実味を帯びさせるには何が必要か」を常に教えてくれるので、なるほどー!となりやすいです。素人としてはモーションキャプチャーで動きを読み取れば、何でもリアルに再現できるんだろうな~なんて軽く考えていましたが、そんなことは全然ありません。アベンジャーズの映画でもエンドロールで相当な人数のVFXアーティストの名前が表示されるとおり、そこにはクリエーターたちの必死の努力があってこそなんだなと。サノスの顔一つとっても、毛穴からシワ、そしてヒゲまでちゃんと再現しているし、光の当たり方(=影の作り方)に至るまで、そのディテールへのこだわりが「サノスが本当に存在しそう」というリアリティへとつながるんだと感じました。CGとはわからないリアルさを追求するために、風、光、影、距離感や動き、小さなほこりや毛の一本一本、金属についちゃう指紋まで、途方もないVFXアーティストのお仕事の裏側を知ることができます。


亡くなった人のCG再現についてや、視聴者からのリクエストで解説する回も配信されていて、今後も毎週更新するようです。ほかの番組も結構面白いんですが、一番面白いのはやっぱりこちらのシリーズ!映画のファンだからこそ、プロ目線で愛を語りつつ解説するその姿は、同じファンとして共感しちゃいっぱなしです。ちょっと早口な英語なので、わかりにくいところもあるかもしれませんが、「へーー!こんなところもCGだったのびっくり!」ってなることも多いので、ぜひ英語が苦手な方もチャレンジいただけたらな~と思います!では!また来週~!

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