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林間学校

きょうから2泊3日の林間学校に行く息子。

直前まで行きたくないと言い続けていた。
理由を聞くと、「夜眠れないから」。これは小さい頃からずっとそう。どちらかの親がいないと安心して眠れない。だからまぁ行きたくないと言うのはわかっていたんだけど、じゃあ休ませるほうがいいのか?と葛藤してきた。

わたし自身、HSP(Highly Sensitive Person)の傾向があって、特定の状況や環境で不安になることはたくさんある。
なんとかそれに対応しながら日々生きているので、息子の気持ちは少しわかる。だからこそ、息子にもサバイバル術を授けるし、自分で編み出すこともやってほしいという思いがある。

人を頼ること、リクエストを出すこと。
世界を信頼すること。
自分と信頼関係を結ぶこと。工夫すること。
非日常な場だからこそ、発現する力があると期待する。
これはわたしが一緒にいるところでは、なかなか難しいのだ。
学校やクラスや先生や友だち、施設や街という「社会」にお願いするしかない部分。

夏休みの宿題も普段の勉強も持久走大会も、その他学校や地域の行事も、一つひとつ、それは誰の問題なのかを明らかにして話し合いながら、やりたくないものはやらなくていいという判断も、時にはしてきた。わたしの問題として引き受けた上で、参加しないでほしいとリクエストしたこともある。

そういう道のりをここまで一緒に歩いてきた。そして、「今回は行っておいたほうがいい」と言って行かせた。

もしかしたらこれが、「他所では眠れない」という刷り込みを決定的にするかもしれない。わたしは間違ったことをしたのかもしれない。あまりにも楽観的な判断だったのかもしれない。行かなくていいよ、というべきだったのかも…。毎回これでいいのか、これでよかったのかと迷う。

それでもわたしは、最終的には「引き受ける」覚悟がある。
そう、緊急時には現地に迎えに行くことだってできるんだから。


……さて、帰宅は明後日…。
どうなるかな。