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ルーツを愛する

この記事を書いてみて出てきた思い。

「愛国心」という字面を見るとき。
「うげっ」という嫌悪感と、「ヤバい」という警戒心が、わたしの中に同時に立ち上がってきます。近代戦争の傷がそれほどまでに深いということ、戦争を知らないわたしもまた、多くの傷を負ってきているのだと気づく瞬間です。

でも、国(自分のルーツの地)を愛することや誇りを持つことって、自分の存在を認めることでもあり、とても大切だと思うのです。単位が国なのか、地域なのか、民族なのか、人によって違うとは思うけれども。

地に足つけて、その愛や誇りを、果たして今わたしは表現できるだろうか?他の国や地域にルーツを持って、それらを表現している人を見るとき、羨むような、寂しいような、拠り所のない心もとなさを感じる。いつもどこかに抱えて生きていたように思います。なぜだろう。

わたしは今、自分のルーツととても関係のある百人一首やお能から、この国を愛する心にふれています。

わたしが受け取ってきたこの短い人生の年月に感謝しながら、同時代を生きる人びとと分かち合い、次代に伝えたいことがここにある。


このことは、映画『太陽の塔』を観て感じたことや、

映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観て、心が揺さぶられたことともつながります。

傷みがたくさんあるならば、それを一つひとつ丁寧に見ていって、健全化、正常化につなげてゆく他ない。日々、地道に。折にふれて。


とりあえず今の感触を言葉にして、ここに置きます。