打楽器的萌え曲

打楽器奏者がおすすめするクラシックの萌え曲

こちらのラジオで打楽器奏者のゆきこさんとおしゃべりしました。

そのゆきこさんが、なんと、打楽器的な萌え曲をこんなにたくさん紹介してくれました!!コメントと共にお楽しみください♪
これだけ聴くと「もう、あなた(打楽器)しか見えない♡」ってなります。

では、どうぞ!!


プロコフィエフ / ロメオとジュリエット<組曲第1番>より「タイボルトの死」 19'30"~24'00"

★23'12"〜
 小太鼓2台で叩く装飾音符(小さい音符)がたまらなくかっこいい!
 決然と、迷い無く打ち付けるイメージ。
 とはいえ、プロオーケストラのオーディションに使われるくらい難しい。


ベルリオーズ / 幻想交響曲 第3楽章「田園の情景」 35'50"〜

★35'57"〜
 ティンパニ4台で遠雷を表現。
 シンバルや大太鼓の人が、わらわら集まってくる。
 4人がそれぞれ細かく、かみなり様を演じるところがしびれる!


ベルリオーズ / 幻想交響曲 第4楽章「刑場への行進」 38'28"~

★38'28"〜
 ティンパニ2台で主人公を断頭台まで誘導するシーン。
 行進だけど軽快ではなく、引導を渡す感じが好き!

★40'41"〜41’26”
 小さい音だけど旋律を引き立てる大太鼓&シンバルが素敵。
 奏者冥利に尽きる!


ベルリオーズ / 幻想交響曲第5楽章「魔女の祝日の夜の夢」 44’35”~52’48”

★46’06”〜
 遠くから鳴る鐘。本当に舞台裏で叩いているので、奏者は大変!
 鉄アレイのようなバチで、教会の鐘(カリヨン)を叩ける。
 そんな機会は滅多に無いから快感!

★50’19”〜
 波打つ大太鼓。
 魔女の大饗宴にふさわしいおどろおどろしさ。これもやってて楽しい。

★52'20"〜
 ティンパニ2台で大暴れ!手がピタッと揃っているかも見どころ。
 練習で指揮者に「もう少し抑えて」と言われても無視(笑)。
 とてもベートーヴェンと同時代の人とは思えない斬新さにブラボーです。


マーラー / 交響曲第1番 2楽章
24'55"~27'33"

★24'55"〜
 ティンパニ×コントラバスという極めて渋いソロで始まり、
 ファゴット→チューバの低音リレーに繋げていく。
 ティンパニがこのおじいさんたちを背負って歩く感じがたまらない!
 早くても止まってもいけない責任感とスリルです。 

 

マーラー / 交響曲第1番 4楽章
54'22"~56'45"

★55'31"〜
 ティンパニ奏者二人が、全く同じ音(レ)を交互に叩く。
 本来なら一人で十分な譜面を、敢えて二人で分ける所に萌え〜♡
 おそらく舞台上のサラウンド効果を狙っているが、
 そんなことはお構いなし!
 二人でバトルを繰り広げるスポーティさが最高!


マーラー / 交響曲第5番 1楽章
1'34"~1'45"

★1'34"〜
 大太鼓がひっそりと旋律を受けて場を締めています。
 き、気づくかな・・・(こういうの打楽器奏者は大好物)


マーラー / 交響曲第5番 5楽章
1°03'58"~1°04'34"

★1°04'14"
 渾身のトライアングル1発!
 トランペットが高らかに歌い上げる旋律に星のきらめきを☆
 これぞ打楽器の醍醐味!!!


ラヴェル / ボレロ
11'08"~14'00"

★11'52"〜
 最初から延々と刻む小太鼓に仲間が加わる。
 第2奏者的には「待ってました!」の瞬間。
 いかに一人で叩いているように聴かせるかが腕の見せ所。
 (ズレたら即バレる)  

★13'42"〜
 ここで初めて大太鼓&シンバル&ドラ合流。
 出番はわずか15秒ほど。でも「どや!」って叩けるから嬉しい。


ムソルグスキー / 展覧会の絵
「キエフの大門」30分2秒~33分52秒

★31'34"〜
 鐘(カリヨン)が厳かに鳴るところが大好き。
 掛け合いをしてるシンバルとドラが利いてます。
 最後まで静かに遠くで鳴るカリヨン……のはずが
 この動画では大写しにしてくれてるからめっちゃ萌える!
 さらに楽譜付き♡ 上:管楽器、下:弦楽器、真ん中:打楽器


ベートーヴェン / 交響曲第9番「合唱つき」第4楽章 1°06'35"〜1°33'52"


★1°06'44"〜1°06'52"
 打楽器ではなく、コントラバス的に萌え。
 演奏不可能な譜面なのに誤魔化して、
 それらしく聴こえるように弾くところが好き。

★1°12'29"〜
 4楽章の合唱が終わったあと、好き放題!!ぃやっほーい!って感じ。