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雨の出雲北山をみんなで走る:KTC Welcome Session 2019 #1

トレイルランニング仲間の集い「KAMIAARI TRAILRUN CREW(KTC)」でホームマウンテン出雲北山を走りました。梅雨の合間にと思いましたが、前日から降り続く長雨のまっさい中。でもおもったよりドロドロしていなくて、もりもりと茂った里山の樹木に守られた気持ちいシャワーランでした。

KTCも気づけばどんどんクルーが増えて、楽しい集まりになっています。お互いまだ会ったことがないという人も増えてきました。今回は交流の場として「KTC welcome session 2019 #1 」です。サクッと午前中に北山を走って大社きんぐで焼きそば食べて解散のいつものです。

この日は、自分を含めて7人がみせん広場に集まりました。そのうち3人が新メンバー。出雲北山には網の目のように広がる無数のトレイルがありますが、今回は縦走コースの良いところどりコースを設定。遙堪峠(ようかん)から猪目峠、ロードをくだって出雲大社を説明しました。

自己紹介は手短に済ませて、とりあえず走り始めます。走りながらお互いを知るスタイルでスタート!遙堪峠に向かってロードトレイルをゆっくりめで。トレイルランナーだから?自然のなかだから?昔から知ってるかのように話がはずみます。これがセッションの醍醐味。開始早々良い感じでした。

遙堪峠にて、ひと休みをはさんでここから出雲北山の背骨を行く縦走路。里山ならではの超絶なアップダウンの繰り返しです。走れるところは走るで、グイグイひっぱるもみんなついてくる!

雨は降ったり止んだり、時折降られる雨が熱くなった身体を冷やしくれます。この時期の雨のトレイルランニングは気持ちいい。途中にある出雲北山三大急登「涅槃坂」は、急な下り坂でふだんでも多くのランナーやハイカーを苦しめています。この日は、雨でしっかりと濡れてスキー状態での通過に。むしろそれが面白くてしかたないのがKTC。楽しそうな声がフォー!!とみんなから。

そんなことを繰り返して、出雲北山を代表する峰「弥山」へ到着。
弥山では雲のなかからチラッと下界がみえました。ふだんなら、出雲市街地と中国山地の山並み、三瓶山、日本海を見渡す大展望がひろがっています。今回は、おあずけでした。次回のお楽しみに!

弥山から縦走路をさらに西へとすすむつもりでしたが、メンバーのひとりが弥山近くに気になる地形があるとのことで急遽コースを変更することに。気になるその場所を経由して下山することにしました。その場所にいくには、スタンダードなルートを外れチョイマニアックなトレイルを通ります。途中には岩場のひらけた場所があり、ちょうど雨もあがり弥山では見れなかった下界がみえました。ピークではないものの、山の中腹から見る出雲市街は、ふだんではなかなか見ることができない視点です。この日もやもやした森の中を走り続けたみんなからは、この切れ間に歓声が上がりました。

目的の場所は登山道を少し外れるので、単独で行かないまたは地図を読む必要があります。こうゆう経験の積み重ねが山を知ることに繋がると思います。山を知ることは、トレイルランニングを楽しむために大事なことです。


さて、目的地は「ゴーロ」と呼ばれる場所です。

- 横50m 縦200〜300mのガレ場
- 中心に木が一本か複数たっている(櫨の木)
- その形が5円玉ににていること、ご縁をかけて「ご縁ゴーロ」という
- 山が陥没してその後上部の岩群が崩れてできたもの


湖北線からも出雲市街からもよく見えて、北山のハゲなんて言われた市民からよく知られている場所です。近くに行ってみると、山中に突如として現れる巨大なガレ場にビビります。参加者全員、ゴーロが自然にできたことに感動していました。しばしガレ場に立ち入って、自然の力を感じてみました。(尚、ものすごくガレていて、岩ひとつひとつも大きいので落石が起きると危険です。近くで見るだけでも十分楽しめますよ。)


ゴーロを堪能し、登山道に戻りあとは下るだけです。最後の下りは気持ちよく走れるトレイルが登山口まで続きます。程よい疲労感とそれを冷ましてくれる雨を浴びながら、ひたすらに気持ちい時間。またまた、みんな声をあげながら一気にくだりました。登山口からスタートのみせん広場までは、ロードを走りながら山であったことを、あーでもないこーでもないと話しながら。これでセッションは終了。

セッション終了も話がとまらず、そのまま大社きんぐへ。全員で特大焼きそばを食らう!圧巻の特大並べ、写真をとっていないのが悔やまれます。


ひと山走れば、うちとけるメンバー。皆んな楽しかった様子でした。
出雲北山のフィールドが一筋縄ではいかないからこそ、KTCの山遊びにはスタイルがありました!!雨の中みんなと走って再確認

まだまだ話足りないけど、それはまた今度。新しい人と走るのは刺激になる。その人のトレイルランニングに対する考え方から、その人の人柄もわかる。これからも、みなさんよろしくお願いします!いっぱい山を楽しもう!

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