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file006 眠ってる「40兆円」を蘇らせる女

変態。

という言葉がよく似合う。


彼女の秘書からメッセージが来る。
「えりこさん、変態です。笑」


でしょうね。
変態、というのは、ある意味最上級の褒め言葉なのですけどね。


見目麗しく、
学歴もあり、
スタイルも良く、
性格は、情に熱くて、涙脆くて、さっぱり。

誰もが、彼女を好きになるのではないかな、と思う資質の持ち主。


やると決めたら、とことんやる。
倒れるまで、やる。
そこまでやる?と思うほど、やる。


そして。
よく壁にぶち当たる。笑

壁にぶち当たって、泣きながら傷つきながら、真正面から向き合って。
グスグス泣いて、目を真っ赤に腫らして、でも前に進む。

すごく魅力的なのです。
一生懸命だから。
言い訳が無いから。


最近は、壁にぶち当たって、そこを越える怖さが、病みつきになってきたらしいのです。
ええ、ええ、わかります。楽しいですよね。笑

その様子を見て、彼女の秘書から、わたしにメッセージが入ります。
「最近のえりこさん、変態です。笑」



・・・知ってます。笑



大学ではジャズダンスに没頭し、アフリカの美しさ逞しさに酔いしれ、星野リゾートでマーケティングの面白さにハマる。

心惹かれるものには、頭から突っ込み、全身でやりきるタイプ。



そんな彼女だからこそ、立ち上げられたビジネスがあります。




それが。

=着物を「着こなす」ビジネス=



着物を着るだけじゃ、つまらない。
洋服は着こなすのに、どうして着物はルール通りに着るだけなの?

着物だからこそ、出せる個性がある。
着物だからこそ、自由に遊べる。
着物だからこそ、縛られずに表現ができる。


「着付けができること」
と、
「着物を着こなすこと」
は、違う。


適当に洋服を着るのと、お洒落に個性を遊んで洋服を着こなすのは違う。
着物だって、同じこと。


そうして、彼女は「着物を着こなす」ビジネスを立ち上げました。
上杉惠理子主宰 和創塾

この、着物ビジネスという、斜陽産業に裸一貫で乗り込んだのです。



うーん。よくやるわ。
着物屋の娘として育ったわたしは、着物業界の寒さが身にしみて感じているから。他の、人気の業界や、需要が山ほどある業界とは、わけが違うことを知っています。

やっぱり、変態だな。笑




彼女の着物への愛は深く。

日本中の箪笥に眠っている、約40兆円とも言われる資産(=着物)を、どうにか目覚めさせて、そして、元来ものすごく個性的で、古典から前衛的なものまで幅広く展開している「着物」という素晴らしい日本の資産に光を当てて。。。


そう。

着物って、とってもデザイン性が高い。
ふたつとない色使い、染めのロットで変わる色、浮き出てくる地模様、全身を覆う大胆な柄の配置、繊細に自然を表現する職人技、ミリコンマ単位で気が遠くなるように糸を染め合わせて織りあげる紬、粋に振ったものもあれば、金糸や螺鈿や漆や刺繍の豪華なものもあり・・・

ああ、わたしの言語と知識が稚拙で、十分に表現できないのが残念。




そして。
彼女の、人への想いはもっと深い。



あなたは、どんな自分でいたい?

その自分なら、どの着物を選ぶ?
どの帯を合わせる?
帯締めは?帯揚げは?半襟は?
どこをポイントにする?
八掛は何色を持ってくる?
足袋は?草履は?バッグは?

彼女は、クライアントさんが、好きに自由にその人の世界を表現できるように、どこまでもサポートします。

こんなやり方もあるよ。
こんなお店もあるよ。
こんな小物も使えるよ。
こんな考え方もあるよ。

着物にブーツだって、スニーカーだっていい。
帯締めの代わりに、細めのベルトを合わせるのも可愛い。
半襟をいくつか用意しておけば、ガラッと雰囲気が変わるよ。
洋服と合わせるのも素敵よね。


自由に、自由に、ご本人が個性を表現できる「着こなし」


着物を自由に着ることで、あなたの唯一無二の魅力を、個性を、表に出して欲しい。

そんな想いが、彼女のビジネスには溢れています。



365日のうち、360日くらい着物で過ごし、伝統ある着物屋さんともお付き合いし、着物の基礎を熟知した上で。

自由に。どこまでも自由に。
自己表現のツールとして、自由に着物を着こなす人。



・・・と、一言では言い表せないのが、上杉惠理子。笑



「初出版が決まりましたーーー!!」と報告が入り、てっきり『着物の本』かと思えば。


会社員時代に星野リゾートで培ったマーケティング手法をまとめて、マーケティング戦略コンサルタントとして、書籍『弱者でも勝てるモノの売り方 お金をかけずに売上を上げるマーケティング入門』を出してました。



最近は、着物でビジネスをしたい人を応援する企画も始動させています。

ここでも、彼女の「人への想い」は変わらず熱く。
何をやっても、中途半端にはしない。



「わたしのビジネスは、わたしの個性と想いがベースだから。やりたければお伝えするけど、でも・・・

みんなそれぞれに持ってる想いや、愛や、表現したいことが違うはず。それぞれの個性を、思う存分咲かせて欲しい。

だから。

わたしのビジネスのコピーは作らない。
協会にはしない。
ロイヤリティも取らない。
ビジネスはお伝えするけど、上下関係にはしない。
自分の足で立って、ビジネスにしていって欲しい。

そして、将来、一緒に展開できるような仲間になって欲しいな。」


うん。そうね^^
えりこさんらしい選択。



その、溢れる想いと、魅力と、着物で。

自由に、どこまでも自由に。
これから、どんどん世界に羽ばたく人。

上杉惠理子。



わたしは、彼女の生き方が、とても好き。



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