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ミッキーマウなんだっけなんだっけに会いに行こう!

 中国にはたくさんの遊園地があります。もちろん、ちゃんとしたミッキーマウスがいる所もありますが、なんちゃってミッキーマウスがいる所もあるのです。例を挙げて言うなら、北京石景山遊楽園。ネットで検索すれば一番に出てくる絶賛大人気中の場所です。天安門広場から地下鉄1本でいけちゃいます。でも、他にも素晴らしいところはたくさんあるのです。「本物の小人」が働く小矮人王国。圧倒的な美しさを誇る杭州宋城景区。環境破壊とかどうなってるのとか気になることも多いけど、インスタ映えするとかで行く人も多いとかなんとか。中国は一度はまってしまうと虜になってしまうほど奥が深い国だと感じます。何回も行きたくなってしまいます。でも本土は少し遠いし、そこで、昔から日本人がよく訪れていたのが近くにある台湾なのだと思います。そしてそんな台湾にも、そんな楽しそうな遊園地があったのです。

 六福村。知っている方もいるかもしれません。桃園国際空港がある桃園市の南の端に位置しています。松山機場からバスで2時間30分くらいの所です。遊園地自体は開けたところにあるのですが、辺りを見渡しても遠くに高い山脈しか見えないような田舎にあります。空気は大変よく、どこか昔を懐かしませてくれるような景色です。近くには桃園龍潭南天宮という一見風変わりなお寺があり、まさに台湾の近郊といった街があります。その遊園地には“生態系リゾート”と称する宿泊施設もありそこを利用してその街を探検するのも良いかもしれませんが、まずはこの遊園地を楽しみます。バスは、台北市内から出ている5350というのに乗って1本。道中、何か変わったものが無いか起きていましょうね。意外となにか発見があるかもしれません。さて、ぼーっとしてふと気がつくと、何やら高速道路を降りたあたりで乗客たちが降りて行くではありませんか。ここで私たちは乗車賃を払うのです。でも、「遊悠カード」でピッとした人は降りなくて結構。安心して目的地まで座っていましょう。その後しばらくするとそこはもう六福村の門の前なので、端にあるチケットカウンターでチケットを購入します。KKday(アジア旅行でよく使えるチケット販売サイト)でも購入が可能です。プールに行く方は別ですが、入村してしばらく長い通路を歩きますと、あのアラブの美しい宮殿が台湾の南の太陽を浴びて佇んでいます。そこからは、もう最高。ちなみにチケット一枚でほぼ全てのアトラクションが利用可能で、村内にいるみなさんも優しい。ミッキーさるさんとアラブの商人と南太平洋の先住民族と恐竜が調和した、そんな遊園地です。おもしろくて仕方がない。しかしそれではただのディズニーランドだと思ったのでしょうか、本当に充実した動物園まで備わっています。製作に12億円をかけたという蒸気機関車や、猛獣に囲まれた檻に置いてきぼりにされるというオモシロそうな企画まであります。日本ではめったに見かけない(と思うんのですけど)ホワイトタイガーなんかもいたりして、ラクダにも乗れるのだそう。すばらしい。だからと言って、大きすぎるわけでもありません。さて、私はいったん村外に出て隣接する大きな駐車場をぶらぶらしていますと巨大なブッダの像があったり、一体どういう関連性があるのでしょうか。さらに先に進むと、畑が見えてきてなんだかのんびりしてしまいます。しばらくノスタルジックに浸って、そこでバスがやってきました。帰りはMRT景安駅で下車。中国語がわからないので、一生懸命に英語を聞いて途中下車。

   観光マップなどにも滅多に載っていない場所で、久々に充実感が味わえました。小さな冒険といった感じです。日本人はというと、やっぱり少人数はいると思います。けれど、六福村はその周りの街も含めてとてもすばらしい場所だと思います。ぜひ、みんなで行きましょう!!

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