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エアコンコンセント追加工事@神奈川県小田原市

何度も話し合って、精査しても、新築を建てた後に「ここにあれがあったら‥」「こうした方が勝手が良かった‥」ということはよくあると思います。
暮らしてみて初めて分かること、感じる事があるものです。

今回ご紹介する新築戸建てのエアコンコンセントの増設も、よくあるケースです。

エアコンコンセントの増設は容易にできるものなのか?

結論からいうとケースバイケースです。
簡単に言うと、エアコンコンセントを付けたい箇所から分電盤まで、配線ルートが確保できるかどうかです。
また、隠ぺい配線か露出配線かにもよります。

ちなみに露出配線はモールを使って配線する下記の写真のようなイメージです。
あまり費用をかけたくない場合に、または物理的に隠ぺい配線できない場合の選択肢です。

スイッチから引っ掛けシーリングまでモールで露出配線

自分で見極める方法

電気屋さんを呼ばなくても、隠ぺい配線でエアコンコンセントが付けられるか、ある程度自分で見極める方法があります。

分電盤がユニットバスに隣接しているか、つまり脱衣室にあるか。
あれば、ユニットバスの天井点検口から覗きます。
覗いて、エアコンコンセントを付けたい部屋まで天井が続いていれば付けられる可能性があります。

今回の施工例

施工前

上記の施工前の写真、エアコンは付いていますがコンセントがありません。
このエアコンように天井面にコンセントを新設します。

ユニットバスの天井

ユニットバスの点検口から天井を確認します。
ちなみに。左下は分電盤の裏側です。

写真では分かりにくいですが、LED照明でサーチライト的に照らしたら、エアコンの部屋の天井まで配線できることが確認できました。

暗く、距離のある場所の先を照らすには欠かせない、パナソニックのライトです↑

天井下地にぶつからないよう確認し、コンセントの穴を開口します。

浴室からのショットです。まあまあ距離がありますが、浴室点検口からダウンライトを外してそこまで通線します。
その後、浴室点検口から分電盤まで通線します。

VVF2.0mmとアース線の通線完了です。
あとは、上段と下段の電流のバランスを考慮して子ブレーカーに接続。
「キッチンエアコン」と分電盤にラベルを貼り、分電盤は完了。


エアコンコンセントを取り付け、電圧を計測、エアコンの動作確認も行って全て完了です。

おしまい。

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