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街のしずく

イマムラカオリ
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長い夢をみて、いろんな夜のことを歌にした。


秋を蹴って 進めたペダルに
君への願い少し込めた
流れる景色 片目でつないで
残りは全部リュックに詰めた
僕は醜い街のしずく

余らせた記号 果たせない今宵も
迷いの中で 弄った理想も
忘れるには大きくなったな
手袋外して 君のこと思った
僕は醜い街のしずく

指でとかす 夜にぼかす

僕は醜い街のしずく

風が揺れて 足音重ねた
大事すぎるから嘘をついた
どこでもゆける 僕らは
思う人だけ 不自由だ

君があの曲を覚えてるといいな
君があの夜を覚えてるといいな
海がひらけて食べきれないパン二つ
君がいたらと少し思った

指でとかす 夜にぼかす

近頃 君は遠いな
風邪なんかひいてないといいな
コーヒーの湯気が 右手と月をつなぐ
ここじゃない今日もあったのかな

君の言葉は本当の意味をもつ
君の足どりは鮮やかな色を放つ
君のまなざしは少し遠くを映す
君の流す歌が季節を連れてくる

君がいたらと少し思った

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