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【書評】悪い奴ほどよく稼ぎ、よくモテる『アメリカ極悪刑務所を生き抜いた日本人』

クレージージャーニーにも出演したKEI氏の自伝である。

出演理由は、ギャング同士の抗争から複数のアメリカの刑務所をたらい回しにされ、アメリカを旅するから。

 育児放棄、14歳で暴走族からヤクザの道に進むKEI氏は、合法・非合法に関わらずとにかく金を稼ぐ。

 一番感心したのは、ヤクザをターゲットとしたワニ革の携帯電話ケースとセカンドバックのセット、出所後に始めたビーチで女の子が水鉄砲で男にオイルをかけて課金するサービスだ。

ハワイでの囮捜査で逮捕されるくだりは、「ほう」とうなりたくなる。

 覚醒剤の運び屋は多重債務所の単なるおっさんと事情をしらない娘の女子高生であり、贈答用の味噌樽の一部を覚醒剤とすり替えてたんだから。1990年代前半で味噌樽を知っているFBIがいるとは思えない。実際、本人が逮捕されるまでこの2人は気が付かれなかった。

この人は、とにかくお金を稼ぎ、使い、女性にモテる。

そしてモメる、男とも女とも。

KEI氏の人生はお金と暴力と女であふれているが、後半も見どころは満載だ。

メキシコ系ギャングとの家族の絆にも注目して欲しい。

彼は異国の刑務所で本当の家族を見つけるのだ。

決してジャンプで連載されることはない悪のワンピースと言ってしまおう。

まあ、マンガと違いひどい死に方をする人が大勢いるんだけれども。

とにかく、お金と絆は一緒のものだと気が付いて欲しい。

他人に貢献することで見えてくるものがあること請け合いだ。

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