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世に出ているものは編集がすべて!

いきなり強烈なタイトルで書いてみましたが、
まったく過言ではないと思います。

正直、編集という仕事は世にあまり知られていないと思いますが、世のあらゆる文章を先導しているのは編集でしょう。

そこで、なぜ編集がすべてと言えるのか、編集の仕事を紹介しながら説明していきます。


企画を編集側から持ち寄る

本の著者や取材を受ける方は有名なケースがほとんどかと思いますが、
そこに書かれている企画を持ち寄っているのは編集です。

どんなテーマだったら新しく面白くて、取材を受ける側・読み手の双方に楽しんでもらえるのかというのを考え、選り抜いています。
取材相手が思ってもみなかった内容をぶつけることで、本人も気づいていなかった内容を引き出していきます。

なので、編集は読者、はたまた著者からもさらに一歩先の視点を持って臨んでいます。


内容を尖らせる

言い方はアレですが、取材内容が面白いとは限りません(笑)。
聞き手が原因の場合も話し手が原因の場合も、どちらもあります。
また、人は普段話すとき言葉を省略したり、文法を無視したりしているので、そのまま文字に起こしただけではよく分からない文章になります。

そこで、編集が記事の内容を尖らせていきます。

つまらないものはバッサバッサ切り捨てていき、残った面白い部分も最高に面白くするためにどんどん手を加えていきます。
もちろん、取材の趣旨からはズレない範囲で、です。

このとき、記事の全体像や整理する観点はすべて編集に委ねられます。
意外と編集の責任は重いのですね。


プロモーションも編集が実施

記事を作って終わりではありません。
その本や記事がいろんな人の目に触れるために、どこでどのような広告・宣伝を行うのかも編集が考えます。

最近だとTwitterでの宣伝も増えてきていますが、リアルでも書店やそれこそ雑誌の表紙等で色々工夫を凝らしているケースもあります。

実は編集あっての著者・話し手なのですね。


最初から最後まで編集が仕切る

これまで説明した通り、企画の段階から販促まで、すべて編集が主導して行っているわけです。
そういうわけですから、「編集がすべて」といっても過言ではないですよね。

今後何かの本や記事を読まれるときは、著者・話し手と合わせて編集者の名前もぜひ見てみて下さいね。


以上、編集について書いてみました。
文:よしだ

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