パラサイト・シングルの俺氏、ゴールデンウィークを孤独にエンジョイする

ゴールデンウィーク(以下「GW」という。)最終日みなさんいかがお過ごしですか。
私は明日の仕事に備えて絶賛引きこもり中なのですが、ここ3年のGWの中では一番活発でしたので報告させていただきますわ。

前述のとおり、ここ最近のGWといえば、積読本の消化やYouTube、自分磨きで終わることが多かったんですね。なぜなら、実家暮らしの異常独身男性だから高齢の祖父母が身近にいて、コロナ禍では外出を自粛せざるをえなかったからなんです。

ただ、いくらインドア大好き人間の俺でも、3年間何もない田舎にじっといることに限界がきて、今年のGWは東京へいこうと決心したんです。

5月3日、俺は「東京は明日でいいか」という誘惑に何度も負けそうになったが、なんとかボロボロの軽自動車に乗り込み、地元の駅近くのコインパーキングへ向かいました。

ところが、さすがはGW、駅近のコインパーキングはどこも満車でした。駅の周りを30分走って空いている駐車場を探しましたが、短気な俺は諦めて自宅に戻りました。
ここで、東京行きを諦めようかと思いましたが、逆にここまで時間をかけたんだから意地でも行ってやるという気持ちになり、バスで駅に向かいました。初めからバスで行けば良かったと後悔したね。

そんなこんなで東京へ行くのに少々体力を消費した俺ですが、電車に乗ってしまえば、あとは寝るだけ。新宿で乗り換えて、小田急線に乗って目的地の下北沢に到着!

なんで下北沢か。今泉力哉監督の『街の上で』の聖地巡礼及びパンフレット購入が目的ですね。願わくば、城定イハに会えたらいいなという気持ちもありました。

パンフレットは「古書ビビビ」にあるというのは調査済みだったので、まずはグーグルマップの力を借りずに逍遥しました。

田舎でほとんど年上の人間に囲まれていた俺は、下北沢にいる若者の多さに圧倒されて、目眩がしてきましたので、勘に頼るのは早々に諦めて、アプリで「古書ビビビ」を検索して、目的地へ申し訳なさそうに向かいました。申し訳ないっていうのは、この街のオシャレ偏差値を下げていることに対してですな。

古書ビビビに着くと、まず興奮しました。本当はカメラで店の外観を撮りたかったんですけど、俺の悪い癖が発動してできませんでした。自分はどうしても観光客に見られたくない病があって、古書ビビビに「常連ですよ」感を出して入店してしまいました。心の中では「田辺さんが働いていた場所や〜」と感動していたんですが。

入るとお目当てのパンフレットがあったので、一安心しました。隣には『街の上で』の青が描かれたTシャツもあったので購入しました。他にも廃刊となっている雑誌を2冊買って大満足で店を後にしました。

ここから、聖地巡礼の続きとして、「珉亭」へ行ってラーチャンを食べるぞと下北沢を闊歩しました。オシャレ偏差値はもう気にならなくなりました。よく下北沢の人たちを見ると、個性的な服装をした人が多いので、逆に俺の服装もアリじゃねと考えるようになったからです。

そんなこんなで、「珉亭」へ着くとまた興奮。写真を撮っている人もいる。俺も撮りたい衝動にかられたけど、また病が発動っすわ。「あっここってそんなに有名なんだ。地元だから気づかなかった」的な顔をして素通りしてしまいました。「あー写真撮りてー」と心の中で泣きました。しかも、入る勇気がなくて、次の機会でいいやと諦めてしまった俺はアホですわ。

で「珉亭」をちょっと過ぎたら、「にしんば」という居酒屋があって、「あああああああああああああああ」と叫びそうになりましたね。

青とイハが意気投合した居酒屋ですわ。「にしんば」入口前のここは、イハの悪魔的な笑みが生まれた場所やんけ!!!馬鹿な俺は周りをキョロキョロして城定イハを探したね。あのイハの関西弁が俺の脳内を侵しだしました。目玉をギョロギョロさせた変人がいると通報されたら勘弁なので、イハっぽいナオンを探すのはすぐに止めました。

相変わらず写真は撮れなかったけど、いつか誰かと「珉亭」と「にしんば」に行くことに決めたので、その日はおとなしく下北沢を離れました。

その日は、なんかのネジが外れて秋葉原・神保町・上野と彷徨いまくってるんですけど割愛。

二日後にも東京行って散財したりと、ここ数年のGWの中では、一番充実してたね。

ただ問題なのは、異性と一切コミュニケーションがなかったのが問題だよな。妹に「今年のGWはいろいろ出かけた」とラインで報告したら、こんなメッセージが来たよ。


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