今作も動物画。

メインとなるオレンジっぽい色だが、すぐにダマができてしまって描きにくい。

色鉛筆はホルベインアーチストを主に使用しているのだが、これ、色によって描き味に大きな差があると感じている。
芯が硬めだったり軟らかかったり。
重ね塗りを含めて色乗りが良かったり良くなかったりなどなど。

その意味で今作は非常に描きにくい。
正直なところ、描くの止めようかと思ったほど。

それでも何とかしてみよう。
自分なら描ける、と思うことにする。

この絵を描いていた冬はとにかく雪が多くて、「観測史上最強」だの「数年に一度」だのという寒波がそれこそ何度もやって来て、それが当たり前みたくなってしまって誰も数年に一度だなんて言葉を使わなくなった。

とにかく来る日も来る日も除雪。

利き手を痛めてしまって、正直絵に向かう気力も失せていた。

そんな中、Twitterのフォロワーさんから、「来週は3月」と言われてハッとした。

いつの間にか「今日の除雪、夜になれば明日の除雪」のことだけしか考えていない毎日になっていたので、来週は3月という言葉に衝撃を受けた。

大袈裟に思われるかもしれないが、本当に驚いた。
まったく先のことが見えなくなっていた。

「もうすぐ厳しい冬が終わるんだ」



最近になってやっと降雪も落ち着いて、絵を描ける時間も増えてきて、なんとか無事に描き終えた。


若草の繁る春の到来が待ち遠しい。