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4.自分にとっての”当たり前”は、世間にとっての”当たり前”ではない

今日、某関西大手私鉄会社の方に弊社の工場見学をさせていただきました。来られた部長さんが私と同じ土木畑の方だったので、現場の気持ちがよくわかるといった話や前職の話で盛り上がったのですが、弊社の様々な機械を大変興味深く見ておられました。また、その方々と一緒に八尾市でぐいぐい伸びてるモノづくり企業の元(変態)行政マン(ごめんなさい!)の方も同行されたのですが、弊社にある精密な切削作業が可能な「ワイヤーカット」の機械に驚いておられました。

私も今の会社に入社して早8か月目となり、残念なことに今はもう会社の中に目新しい!と感じるものは少なくなってきました。うちの社員さんもそうだと思います。皆さんもそれぞれ自分のお仕事に、そんな目新しさを毎日感じている、という方は少ないのではないでしょうか。もしそういう方がおられたら、とても幸せなことだと思います。

僕は小学校は受験組だったので勉強していましたが、中高では遊戯王にドはまりしたこともあり、勉強のできないダメ生徒でした。成績の悪さにコンプレックスはなかったのですが、そのこともあってか「自分ができることは大したことではなく、他の誰でもできることだ」という考えが染みついていき、大学の途中くらいまではそのマインドのまま過ごしていました。途中から、自分が他の人ができないことをやれたり、他の人よりほんの少しだけ努力したりができることに気づき、少しずつほぐれてはいっているものの、完全には抜き切れていません。特にスキル面以外の、会社の設備や技術については、会社の課題に直面しまくっていたり、ウチより技術があるように見えて、売り上げもある、キラキラして見える会社を見る機会が多くなるにつれ、昔ほど自社の会社が抜きんでてすごいと思わなくなり、「今はこんなだが、今後絶対伸ばしてやる!」といった考えくらいしか沸かなくなっていました。

「自分にとっての当たり前は、世間にとっての当たり前ではない」

しかし、他の方から見たらウチはすごいようです。今まで私がご案内した方は皆さん興味津々で見ておられます。トップの写真は、昨年ウチが参加したFactorISM2020というイベントの工場見学ライブ配信の絵でこれも好評でした(ちなみに私は現在、FactorISM2021の実行委員に混ざらせていただいています。思考回路と行動が完全に大学1年生の最初の頃と同じですね)。例えばさっきのワイヤーカットだって、私が入った時からあったので、私にとっては当たり前の存在でした。しかし、自分にとって当たり前のことにこそチャンスが転がっているな、と最近実感しています。

あとは掛け合わせだと思っています。目に映るすべてに対し、改めて初心で向き合っていこうと感じた1日でした。

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