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映画いただきます 上映会を開くのは

今日、ひよこのカフェでの初の映画上映会が開催されます。
ていうか、開催します。

こんな映画です。
映画いただきます予告編

この上映会、言い出しっぺはキッチンスタッフやよいちゃん。
春頃だったか、そんな話をして。
そしたら、その映画を足立区の有志が集まって割と大きな上映会をするという話が、仲良し(と勝手に思っている)の北千住の子育て喫茶cotocaさんを中心に始まり。
その前に小さくカフェでもやりたいななんて、映画の事務局の方と、六町のルンプラーナさんと足立区リレー上映することがまとまり。
大急ぎでフライヤーのデザインをいつも助けてくれるお友達に頼み、
夜中作業で入稿し、配布したけど地元では全然反応なく、
多分このまま満席になることはなく、(と思ってたら午前は満席になりました。さんきゅー!)
ゆとりある(利益はない)上映会になりそうです。
(でも、楽しみにしてくださってるお客さんたちと見られるのはすっごく楽しみなんですよ!!)

さて、この映画。
誰に見てもらいたいって、ほんとうは
「安全な食なんてものに興味関心をもったことすらない」
そんな地元の人たちに見て欲しかったんです。
でも本来ターゲットがそれなら、
学校とか自治体とかNPOとかが主催して、
無料でそれこそ全校生徒で見るとか、
半ば強制的に見せないとその目的の達成は難しかった。

なぜなら、そのターゲット層がお金を払って「食育映画」を見にくるはずもないので。

そういう自分も、本当ならそんな農林水産省推奨映画を見るなら、育児と仕事で忙しすぎてちゃんと鑑賞できていない「劇場版エヴァンゲリオン」のみっつめのやつが見たい。

でもねえ、それでも思うのが、


人生でこの映画を見る間だけでも、
食のことを考えたほうがいい。みんな。


だから、エヴァンゲリオンじゃなくて、この映画を上映したい。

食べ物が人を作ること。
子どもをつくるその食べ物が、100円以下のでっかい菓子パンでいいですか?
菓子パンなりの体と心になりますよ。
しかも100円のパンって原価だと10円くらいですよ。
10円の材料を食べてできていく体。
まともな材料集めたら100円以下でパンはできません。

これはどのようにしてこの価格でこの手にあるのか。
これに払ったこのお金はどんな企業や人に渡って行くのか。
これはそもそもどんなものが含まれて、からだにどんな作用をするのか。

そして、こどもを本来的に元気にするのはどんな食なのか。
今払ったお金は、人を幸せにする会社に渡ったのか。
「栄養たっぷり」と書いてお金をかけて宣伝しているこの商品、ほんとはどんなものが含まれているのか。
冬に売られている夏の野菜は、体にいいのか。

そんなことを考えて暮らす人が、どんどん増えて行って欲しい。

そんな思いで上映会を開きます。

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別に、映画は教育的に激しく啓蒙したりするものではありません。

ただ、昔ながらの和食を真剣に食べる子どもの姿、
そしてその子どもたちの元気に活動する姿、
そんな環境を作ることに尽力している大人の姿が、
静かで心に残る映像と音楽で描かれます。

その中で、ふと、いいなあ。と思うんです。
野菜やしらすが混ざった納豆ごはんをあんな風に夢中に食べる子ども、
なんて愛おしいんだろう。
甘いものを与えられて喜んでいるときの子どもとは違う、
本能的に欲するものに反応している野生を感じるような表情。
子どもという存在のもつ本当のエネルギーに、心の中の何かが反応します。

全米が泣いた感動巨編もいいですが(私は全米が泣いた時点で見ないですが)、
でも、多分、その映画を見ている時間は、
普段感じられない何かを感じられるはず。

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ひよこのカフェハウスでの上映会は本日終わってしまいますが、
9/22の荒川区町屋でひよこのカフェも出店、協賛する上映会など、
各地で自主上映会が行われます。
http://itadakimasu-miso.jp/schedule/

この映画で、子どもたちの未来を明るくしたい!
と活動する人たちの思いに触れて見て欲しいです。

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