マジカルミライマニュアル3 ~全体のこと+用語編~

マジカルミライ初心者に向けた解説記事の3回目です。

【リンクまとめ】
1>基礎知識(そもそもマジミラって?)
2>事前準備(ホテルやチケット他知識
3>全体+用語(行く人が知っておくと良いこと)
4>直前準備(用意する持ち物)
5>当日についてとルール(直前に読む系)
【番外】豆知識+Q&A(短文でこれまでの質問など)

今回は知っておいた方がいい全体的なことや、ファンの間で使われる用語などを解説していきます。


マジカルミライ全体のこと

お金と体力の配分
特に学生さんはお金を遣いすぎないよう注意してください。
魅力的なものは沢山ありますし、今年だけの限定品も確かに多いです。ですが無理はせず、夏休み遣うお小遣いも考えてくださいね。
保護者の方は、子供が欲しいものに計画的にお金を貯めたり遣ったりする機会だと見守ってみてください。
大阪、幕張ともに会場は広く駅からも歩きます。体調が不安な場合は、ステージ配信(多分ある)などもお家で楽しむようにしましょう。
※ライブ配信はまだ発表されていません。

スタッフは3種類いる
企画展、ライブ会場ともにスタッフは沢山いますが、対応できる範囲が違いますので、ざっくり覚えておいてください。
①主催であるクリプトンスタッフ
クリプトンさんはマジカルミライ全体を巡回しながら見回っています。参加型コンテンツであるピアプロの壁などを管理したり、直営のモバイルコンテンツ(ミクロジなどのアプリ)のブースにいたり、社長などの講演を取り仕切ったり、ライブで機材ブースにいるのもクリプトンさんです。(ただし機材ブースには話しかけないでくださいね)

②現場を動かしている現地イベントスタッフ
こちらはいわゆる日雇いのバイトスタッフが多いです。この方達は当然ながら細かなルールなどを把握していません。これは仕方ないので怒らないであげてください。そのため、もしルール違反の人を注意して欲しいなどの時は、スマホで実際のルール画面を見せて説明するといいでしょう。

③企画展出展企業のスタッフ
最後は企画展の物販ブースにいるスタッフ。こちらは親切な人も多いですが、基本的に自社(自分のブース)のことしか知りません。
ちなみにお客さんが途切れている時であれば、物販や展示の邪魔にならない程度に「この商品好きです」など伝えると担当の人は喜びます。

撮影や録音について
基本的には撮影OKです。ただライブ会場内など、一部撮影、録音不可の場合がありますので、事前に確認してくださいね。
SNSなどにアップする際は、映り込んだ人の顔は隠すなどなるべくトラブルにならないように。ちなみに #マジカルミライ2023 などタグ付きでつぶやくとエゴサに引っかかって、担当者に届きやすくなります。
各企業の商品なども、タグをつけて呟くと意見や感想が届きやすいです。「良かった」や「好き」など一言だけでも案外担当がガッツポーズをしていたりするので、良かったら試してみてください。

勧誘には気をつけて
特に大阪ですが、人が集まるイベントということもあり、路上でアンケートなどを装って個人情報を集めたりもありました。
普段遠出しない人は、道中も含めて、募金詐欺、勧誘などにはお気をつけください。
オフ会のお誘い、一緒にまわる約束、連絡先の交換などもテンションのまま突き進まず、一呼吸してから判断してみてくださいね。

事前通販、当日物販、後日通販の違い
事前通販ではここしか買えないものがあったり、人気があり当日売り切れが出るランダムグッズも扱っています。
ただし当日にしか売っていないグッズもあり、結局当日公式物販に並ぶという人も少なくありません。絶対欲しい!というものがない人は、無理せず大丈夫。
後日通販は、マジミラに来られなかった人のために残った品を通販します。公式以外の各企業も通販したりもしますが、こちらも人気品は会場で売り切れて、ラインナップにないこともあります。

ファン同士の交流のこと

来場者にはTwitterなどでファン同士の交流をしている層がいます。
例年はファン同士で名刺交換(Twitterアカウントなど個人情報のないもの)、記念に自分で缶バッジやグッズを作り、配布していた人もいます。
これらはごっこ遊びではなく、会場で膨大な人数に会うため覚えきれず、後から思い出してフォローしたり交流する為に生まれた実用+初期のペンライトなどの有志が配布文化から来ています。

今年は交換配布禁止のルールが撤廃され、会場内にはコスプレ・コミュニケーションエリアが設置されたようです。
MAPにはないので現時点で謎ですが、上手く活用してください。
ただし例年出会い目的の方も本当に極一部いますので、エンカウントは人目がある場所など自衛とバランスを取りましょう。

色々な人が参加すると知っておく

マジカルミライは親子連れや小学生だけでも安心して参加できる場所です。もし極まれに強引な交換を持ちかけてきたり、しつこく話しかけられたなどがあれば、明確にNOを言って大丈夫です。困ったらともかく近場のスタッフに助けを求めてください

自分も周囲も楽しめるマジカルミライにしていきましょう。
マジカルミライは本当に様々な人たちが参加します。今年は海外勢も戻ってきます。

会場にいる人は年齢、性別、常識がそれぞれ違います。
ほとんどの人はマナーがよく親切丁寧ですが、もし非常識な人がいたら離れてください。大切なイベントで時間を無駄にしたり、まして喧嘩をする必要はありません
例えば明確なルール違反が気になる場合は、手近なスタッフに伝える方がトラブルになりません。
もし直接注意の声かけをする際には、挨拶などきちんと自分の礼儀を通してから、感情をぶつけず、悪意を決めつけないでくださいね。ルール違反は、大抵の場合「知らないだけ」「気がついていない」ということが多いです。また、確信犯の人は注意しても聞き入れません。
たとえどんな相手であれ、自分は礼儀正しく振る舞った方が嫌な思いも少なくて済みます。

遠征の宿泊と夜間の外出について

マジカルミライに泊まりで遠征する人は、ホテルは決めましたか?
その2で解説したように、近隣ホテルは早めに埋まります。
ホテルの部屋を押さえた場合も、今年は近隣の飲食店の営業時間を調べておきましょう。

気をつけて欲しいのが未成年、特に18歳未満の人たちです。
残念ながら、自治体によって夜間の外出制限があります。(幕張は午後11時から翌日の午前4時まで、大阪は年齢によって)。
夜はお風呂に入って(臭くならないために大事です)ゆっくり休んで、明日のマジカルミライに備えてくださいね。

マジカルミライ関連用語

独特の単語もあるので初心者向けの解説です。

◆ピアプロの壁
来場者が絵やコメントをかけるスペース。マジミラに関係したことを書く場所。来場記念にイラストを添える人も多い。文字だけでも記念になる。

◆ディラッド
ライブ会場で使われている透明な板、ディラッドスクリーンのこと。透明度が高く、キャラを投影すると実在感がある。最近は斜めの角度から見てもキャラが薄くならない。

◆ペンラ
ペンライトのこと。あってもなくてもいい。人に当てないようご注意ください。星形リングライトも吹き飛ばさないよう。ディラッドに反射しないよう光量調整が必要なため、電池式のものは例年は初音ミク関係のペンラしか使えない。曲に合わせて人の邪魔にならない範囲で振ろう。振り方は自由なので、みんなに合わせても合わせなくてもいい。

◆箱推し、○○推し
自分の最も好きなキャラ。箱推しとは全員が好きという意味。自分の好きなキャラ以外を悪くいうのはやめよう。

◆法被
公式物販で売っているキャラを印刷した法被。フルグラはフルグラフィックTシャツのこと。どちらも推しキャラのものを着ている人が多い。
ファン存在のアピールにもなるので(マナーよい限り)お勧めです。

 初演、千秋楽
それぞれ複数あるライブの最初の公演と、最後の公演のこと。マジミラは観客の反応、ペンラの振りなど含め千秋楽に向けて少しずつ変わっていく。千秋楽をみんなで迎えたい人は多いためチケット倍率は高く、逆に初演は誰より早くみたい人が集まる傾向。

◆日変わり曲
日付ごとに入れ替わりでその日にしか演奏されない曲。大阪金曜の1回しか演奏されない曲も。事前に売っているCDに入っている曲は、大抵どの公演でも演奏される。(ただしボーナストラックのライブ演奏はない)
今年は大阪東京でセトリを変えないそうなので、お目当て曲がある場合は幕張で聴くのも頑張れば可能。

◆モジュール
初音ミクや他のキャラも衣装だけで沢山あるので、それぞれの「3Dモデル」のこと。デフォルトの初音ミクだけでも「SEGAモデル」「クリプトン内製」など色々ある。どのモジュールでも動いて歌ってたら可愛い。省略形でモジュとも呼ばれる。

◆幕張ちゃん、お花ちゃんなど
雪ミク、マジカルミライの初音ミクは毎年(なんなら会場ごとに)デザインが違うため、区別用になんとなく定着したあだ名。お花ちゃんはマジカルミライ2021メインビジュアルの子のこと。今年はHEROちゃんと呼ばれがち。固定化されるまでは色んな通称が飛び交う。

◆名刺
上で紹介したようなファン交流の為の名刺。特に絵師さんが多く作りますが、そうでない人も交流の為にもっていたりもする。オフ会では特に用意する人が多い。
本名、住んでいる市町村、Lineなど、個人情報は基本的に載せないこと。

◆同人グッズ
公式の品ではなく、ファンが自作したグッズ。本は同人誌。初音ミクだとピアプロリンクという公式に申請と受理できるシステムがある。
普通なら公式と競合するものは怒られることが多いが、クリプトンさんは非常に寛容。イベントでは自作グッズを配布する人も。

◆ドール勢・ドールおじさん
いわゆるDDと呼ばれるドルフィードリーム(アニメ風の球体関節人形)を持っている人たち。大抵撮影とセット。人形本体もお洋服もお高いので勝手に触ったりしないように。おじさんと言いながら、手芸で自作衣装を作るお姉さんも多い。マジミラでのDD販売時は争奪戦。

◆ねんどろ勢
ねんどろいどと呼ばれるディフォルメフィギュアを集めたり持ち歩く人たち。初音ミクだけでも大量に種類が売り出されている。こちらも撮影をしている人が多い。いきいきとした動きを出せるため、同人誌でねんどろ写真集ジャンルもある。ねんどろ自体は予約をすれば確実に買えることが多い。

◆ふわぬい

SEGAの出しているふわふわぬいぐるみシリーズのこと。これも無限に種類が増え続けている。近年は巨大化の傾向があり、マジミラで展示もある。ねんどろよりもミクさん以外のキャラ(鏡音・巡音・MEIKO・KAITOなど)が出ている。無限に出る。ベッドどころか部屋が埋まる人が増えている。

◆撮影文化

グッズ(アクキーやぬいぐるみ、ドールなど)を撮影をする文化。多くの人は自分は画面に入らず、キャラ+景色や食べ物で撮影する。特に食べ物と一緒にグッズ撮影をする人は衛生面に注意すること。最近ではパネルと自撮りをするファンも増えてきた。(会場や公共の場での土下座撮影は迷惑になるのでやめましょう

◆祭壇
皆でグッズやドールなどを持ち寄り撮影する文化。現在のマジミラでは密やトラブルをさけるため祭壇場所の用意をされていない。人が集まるので今年はやらないのが無難。自然発生することもある。オフ会などではおこなれたり、テーマを決めて祭壇をすることもある。

◆オフ会
ファン同士が交流する場。交流会。最大規模だと #ツナガルミライ というコロナ前にはマジミラにあわせ連日300人を超える規模で行っていたオフ会があります。
ツナミラ公式Twitter 例年ツナガルミライは枠埋まるのも早いです。今年はまだ二次募集もあります)
なお大阪では  #マジカルさんか タグを使用する「マジカルさんか」が定例化していますが、他にも大阪、東京で沢山の大小様々なオフ会、交流会が行われます。

今は何をすればいいの?

マジカルミライについてなんとなく、ふんわりわかってきたかと思います。
開催までまだ時間がある中、何をしておけば良いかまとめておきます。

・ホテルとチケットの確保(ホテルは必要な人のみ、チケットは抽選に応募したり、リセールを活用する。企画展チケットもありますか?)
・必要ならマジミラCDを購入する(より楽しめるが、無理して買わなくて大丈夫)
・体調を整える(特に幕張メッセはすごく歩くため普段歩かない人は特に)
・今後の変更点などに備え、公式Twitterをフォローしておく
必要があれば事前通販を利用しておく(送料がかかる代わりに、売切れを心配したり、並ばなくて済みます)

始まるまでの時間もそわそわして楽しいものなので、マジカルミライ、準備も含めて楽しんでみてくださいね。

オマケ。マジミラと周辺文化のビジュアル資料

以下は昨年のマジミラの雰囲気をビジュアルで紹介している動画や写真です。もっと詳しく知りたい人は、Twitterで #マジカルミライ10th  タグを検索して、画像を確認してみてください。

ねんどろいど写真、オフ会で行われた祭壇、ドールにものを持たせて撮影する文化など。


長い文章を読んでくださってありがとうございましたヽ(´▽`)/

その4に続きます。

紅茶代、最近ハマりだしたコーヒー代、あとはカカオティ代になります。 大体お茶です。誘惑に負けるとお茶菓子になります。