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とあるMEIKOファンから、プロセカメリットとデメリットの話を

プロセカで色々言われ続け、どうも苦しい人は減らないし、きっと今後も減らないだろうなとそろそろ思い、まとめた文章です。
メリットがあるから受け入れられるようになったという方がいたので、私の考えるメリットデメリットを語っていくテキスト。
これは「苦しい人が少しだけ助かるかもしれない」ためのものです。
けして『メリットもあるんだから黙ってろ』ではないですし『わかってても嫌なものはヤダ』という方もいます。
人は自分の好きなものが粗雑に扱われる(と感じる)と苦しいのです
どの立場であれ、その感情自体を否定するのはやめてくださいね。

 プロセカ関係なく、お前はなんだと言われると思うので簡単に自己紹介。このboxは読み飛ばして大丈夫です。
hiyoriという、どこにでもいるクリプトンボカロ箱推し、MEIKOファンです。(そう、MEIKOファンはどこにでもいます)
 2016くらいからゆるゆるしてます。(当時から新規とニワカに優しいのがMEIKOファンのいいところ)MIKUEXPOなどで国内・海外を回って、あれMEIKOの扱い微妙?と感じてから改善の為に活動してきました。その途中で伊藤社長やクリプトンのファンになり、伊藤社長にMEIKO法被を着てもらったり、MEIKO15周年の楽曲イベントを主催したり、船上オフ会や都内フレンチレストラン貸切でMEIKOさん誕生日パーティ、マジミラやイベントでフラスタ、クリプトンにお花やお菓子を贈る企画をしたりしています。
 またファンと企業の間に大きな齟齬があるなと思ったので「ボーカロイドと私」という伊藤社長、コラボ企業など公式側+誰でも参加出来る形式でファンをまとめた随筆アンソロを作ったりもしてきました。
 基本的にずっと「どうすればMEIKOのミライが明るいか」を試行錯誤してきた人です。

やれることをやってMEIKOKAITO15周年と2020欧州を迎えたので、目標は達成しました。

前提としてのクリプトンとカラパレの話

本題に入るまで長くて申し訳ないのですが、必要なのでどうかお付き合いください。
クリプトンさんは特殊な企業です。バンドマンだった伊藤社長がDTMを開始、海外からデジタル音源を輸入、音を売るベンチャー企業としてスタート、その後着メロなどで業績を伸ばしていきます。
初音ミクが世に出たのも、ギターもドラムもキーボードも音源があるのに声だけがない、声の音源として海外ボカロを輸入したのが始まりです。
ファンは長年このクリプトンさんに慣れています。そのため一般営利企業のカラパレさんを同様に見ていると、かなりストレスが溜まります。

クリプトンの特徴

・伊藤社長本人がバンドマンだったため、曲作りをするクリエイターや音楽イベント関連を創る人々、創作全般を後押ししたい。

・北海道の田舎(社長談。北海道標茶町はよいところです)出身であり、北海道の地域振興を応援している(地域交流と観光のDomingo事業など。また北海道札幌の企業としての軸がある)

・株式非公開のベンチャーのため、外部株主の意向がない。また資本金1000万のまま、120人程度のトップダウンで上層部の意向で全体が動く。

・マジミラを毎年続けたり、モデル内製化(当初は批判もありました)など、外注よりも社内での内製化(技術者内部育成)を重視する。

・若い人材が入ってくる際に「初音ミクが好きだから」など、社員がもともとキャラクターのファンであることが出てきている。

・内製化を進めた結果、キャラクター投影ライブの先駆者として技術を売るまでになっている(アンスタやヒプマイARライブなどは、マジミラの関本さんが行っています)

この辺りの情報はネット記事、求人情報、インタビューで追うことができます。

上記のようにクリプトンさんは、音を売ったりKARENTなどがあるため、初音ミク関連のキャラビジネスでファン相手にはシビアに営利を追求しません
それがPCLなど二次創作を許容してクリエイターや文化を育てる素地になっていますし、なるべく6人全員のグッズを作ってくれます。

また人が少ない分チームや担当の権限が大きく、ある程度は現場判断の裁量が大きい内部に元々ファンだった人がいてファン側に肩入れしやすい
中小企業だからできる動きの速さと、ファンへの寄り添い方です。

なのに別にこれまで年長組の扱い良くなかったが…?あたりは、純粋に人が足りていないせいです。
また常にイベントやコラボが途切れず社内が多忙のためです。しかし人をむやみに増やせない(これ以上組織として膨らむと、意思伝達含めて動きが遅くなる)なので、ファンニーズを粘り強く伝えれば、忘れてないよ!とMEIKOやKAITOの15周年のようにクリプトンさんは向き合ってくれます。
クリプトンさんはある程度ファンの声を聴き、ニーズに合わせて動いてくれる双方性がある希有な企業です。

カラパレという営利企業

クリプトンがあまりに特殊なのですが、対してカラパレは普通に営利企業です。そしてサイバーエージェント子会社であるCraft Eggの、チームが独立した更に子会社Colorful Paletteという立場です。

このあたりをごちゃごちゃ言っても仕方ないので、カラパレ近藤さんはお金を稼ぐ能力がものすごくある人だと思ってください。
営利にシビアというのはある程度ファン感情を切り捨てることです。愛だけではお金は儲からないので。それにしてもカラパレさんはもうちょっとファンのヘイト管理をして欲しいなとも思いますが。

またソシャゲで稼げる期間は長くありません。
大型ゲームであれば5年はいけるでしょうが、10年後はわかりません。
このあたりも10年後、20年後の「文化」を見据えているクリプトンとの差でもあると思います。稼げる時に一円でも稼ぐ。(その結果が推定130億、アクティブユーザ300万という桁違いの成功で、SEGAの利益も大きく改善させています)

親会社があり、株式会社ですので、カラパレの立場(主観)では、ある意味当然のことではあります。ただ、売上のためにクリプトンボカロ文化を摩耗、使い潰される(ように感じる人もいる)のは不快だというファン感情も当然のことです。

クリプトンボカロのミライと閉塞

長い前提お疲れ様でした。そんなことわかってる方には耳タコかと思いますが、クリプトンとカラパレの差(もっというとオリキャラとバチャシンの差)を混ぜて議論している方も多いのです。

私からすると2022現在、クリプトンボカロのミライは悲観しないが楽観も出来ない微妙なあたりです。
音声合成、特に歌唱系音声合成はAIの躍進目覚ましく、ベタうちで聴ける、人間に近いソフトは沢山出ています。YAMAHAも人間再現に舵をきり、初音ミクNTは『キャラクターであることを特徴とした』ある程度の機械っぽさを残した、私たちの初音ミクとしてクリプトンが開発しています。

海外ボカロも特に中国での洛天依ちゃんの人気はすさまじいものがあり、国内外でもコロナ禍でVチューバーの著しい台頭など、先行者利益をいつまで保持出来るのか、MIKUEXPOなどで海外布教を頑張っていたクリプトンさんですが、現状日本が貧しくなる中でけしてボカロ文化は安泰ではないと思っています。
文化を守るにはお金が必要。権利者に余裕がなければユーザーに寛容である余裕は無くなります。あり得ないですがクリプトンさんが外資にでも買われたら、今の二次創作への寛容さは無くなるかもしれません。

つまりミライのためにクリプトンさんにはお金がいるし、10年後、20年後の為に新規ボカロユーザー獲得は必須だということです。

推しへのメリット

MEIKOさんだけでなく、クリプトンボカロ全体へのメリットですが、300万アクティブユーザーに布教出来るのは大きいです。
またストーリーで頻出するため、キャラに触れるハードルが非常に低く名前を覚えてもらえます。
布教の重要性とやり方はこちらの方がわかりやすくてお勧めです。

新規を獲得しないとジャンルにミライはありません。好きに証明は不要です。年一でしか食べないブッシュドノエルが大好きでもいいのです。そのくらいのゆるい「好き」を増やしてくれます。そこから沼に入ってくれたらウエルカムですありがとう、ようこそ。
ボカロは元々人生の変化に合わせて離れたり戻ったり出来、それが良い点ですが、離脱が多い分、創作側も消費側も新規を獲得し続ける必要があります。

それから大きいのが、ライセンス料。SEGAにも莫大な利益が流れ込んでいますが、初音ミクの名前とキャラを使い続ける限りクリプトンにも入ります。都度グッズになればその分も入ります。
プロセカのお金でマジミラがちょっと豪華になったり、新しいことが出来るかもしれません。わくわくしますね。

たとえ歌わなくても3Dにならなくても、キャラクタが出るだけでライセンス料は入る。ありがとうございます。(念のため、ファン感情としては新曲も歌声も欲しいに決まっています)

もう一つは新規のイラストや新曲、特にこれまで描いていなかった絵師さんや、ボカロPに曲を書いてもらったり、使っていなかったボカロに触れてもらうことが出来ます。
お金のある、大型ユーザー数を抱えるプロセカちゃんだから出来ることです。ありがとうございます。カウントダウンイラストなどで膨大に絵師さんに依頼してくれるの、お金がないと出来ません(原資は我々の天井です)

それから技術的なフィードバック。MEIKOさんやKAITOくんが流暢に喋るようになったのは、間違いなくプロセカちゃんのおかげです。
特にKAITO15周年のマジミラでの喋りは、プロセカで喋らせ続けていなければなかったでしょう。watさんが調声を頑張ってくれていること感謝しかありません。
プロセカライブで6人揃って歌って踊る千本桜が出来たの、たっぷりお金があるからです。(個別モーションも、歌も、広いディラッドも、2ホール貫通させた会場も、お金があるってすごいですね)

MEIKOとそのファンへのデメリット

今度はデメリットを見ていきます。
なおメリットデメリットの話をする時は「誰にとってか」という視点は必ず持ってください。立場によって全く違うからです。
(たとえば表でプロセカへの暴言は率直な意見としてカラパレにはメリット(利益)ですが、ファンを名乗ってやれば推しや同じファンのイメージにとってはデメリット(不利益)です)

私から見たMEIKOさんにとってのデメリットの話をします。
まず初期に調声を重視されなかったことで、MEIKOの声はこんな感じねと新規さんに思われたことです。
キャラである以上、使う側が「より魅力的にみせる」努力は必要になってきます。少ない出番で作画が崩れたら、キャラの魅力が伝わらないのと同じです。制作側が大事にしているかどうかの姿勢も含めてです。
10代に向けて、MEIKOの知名度は他キャラに比べてありません。その分最初の印象は重要なので残念でした。

ただNostalogicでMEIKOさんの声好き!と言ってくれる方もいるので、そこはありがたい限りですし、今回の月光は気をつけてくれてありがとうございますやったー!月光のMEIKOさん可愛いです。

そして大きいのは一部のファンが苦しくなってしまったこと。
私は許容できましたが、プロセカに期待した分苦しい、辛いというファンはわかります。
プロセカはもうDIVAと同じく、クリプトンボカロと切り離せなくなっています。今後数年は大きな話題であり続けるでしょう。
クリプトンさんと組んで利益をあげる以上、6人全員のプロモーションを気にして欲しかった、初期からファン感情へのフォローとのバランスをとって欲しかったなと強く思います。
(ただこの辺りある程度鈍感だからこそ、130億たたき出せたのだろうとも思います)

また苦しくなったことでカラパレのみならず、クリプトンにヘイトが向いたりすることがあるのも寂しいことだなと思います。この憎しみ、別に抱かなくて良かったものですしね。何故こんなことを…。

それから個人的に悲しいデメリットは、MEIKOが攻撃の口実に使われることです。
曲が少ない、歌うパート少ない、3Dが少ない、キュート星4連発などわかりやすい差があるので、カラパレやプロセカを叩くのに持ち出されることが多いです。(キュート泣きながら髪型もないのに全部5凸しました。MEIKOさんは存在がキュートだから仕方ないね…)

一緒になって望んでくれたり怒ってくれる方は嬉しいですが、暴言や攻撃の口実に推しを持ち出されるのはちょっとだけ違います。
何かを嫌うのは自由です。暴言もゲーム存在の否定も怨嗟も、人生そんなこともある。人間なので完璧じゃない。でもキャラを旗印にするのはMEIKOさんでなくてもやめて欲しいと思います。
相手が酷いというのは、己の暴力を肯定する理由にはならないのです。
(それは俺が攻撃するのは相手のせいというイジメ肯定理論です。攻撃でなく愚痴や弱音、願望はちっとも問題ありません)

メリットとデメリットざっくりまとめ

・10代小中学生含む、完全新規に名前が広がる(将来への布石)
・曲や絵が増える(大型駅広告なども)
・曲を知って貰える(#MEIKO曲聴こうぜ タグもあります)
・ファンが増える(1人でも嬉しい)
・クリプトンにライセンス料が入る(文化に寛容な余裕が出来る)
・ストーリーに出てくる(かわいい)
・MEIKO(MEIKOさん)がトレンド入りするように
・喋りなど技術的フィードバックがある。watさんが初音ミク以外に触れる時間が増える
・テレビCMなどでアイディスマイルMEIKOさんが流れる
・ライブで6人でリレーして歌って、個別モーションで踊ってくれる
・他のファンもMEIKOさん少ないねなど気にしてくれる(優しい世界)
・他のファンもMEIKOさんきた!おめでとうと喜んでくれる(マジ天使)
・プロセカでMEIKOファンになりましたという人をみんなで喜べる(沼へようこそ)

メリット

・初期にMEIKOの声にイメージが悪い新規が出た
・争いに名前が出るので、ファンやキャライメージが悪化する
・長年のファンで苦しい人がいる(本当になんとかしたい)
・可哀想や不憫といわれることで、若年層が素直に「そういうキャラなんだ」と思い込む(そうキャラ付けしたくないなら、言わない方がいいです)

デメリット

上記から、私は『プロセカが無い世界線よりも、プロセカがある世界線の方がメリットが大きい』と判断しています。
(人によって感じ方が違うので、そうじゃない人もいます)

リリースから時間が経って現状の整理

基本的に企業はユーザーの要望を聞きません。お金にならないからです。ただ多数の客を失わない為の努力はします。
「初音ミクはファンが創った面が大きいから」とファンの要望やネットミーム(ネギ振りとか)を導入してくれるクリプトンさんが特殊です。
初音ミクシンフォニーのように、ファン感情を考慮しつつ、僕の考えた最強のボカロをやってくれる企業もありますが、それはきっと、本当にありがたいことなのです。
(それだって万人が合うわけではありません。プロセカシンフォニーもちょっとジャンル違って楽しいです。今度はサントリーホールでもやるのでパイプオルガンに興味ある方はお勧めです)

カラパレは近藤さんがボカロが好きでニコニコにも触れていますし、内部にはKAITOファンスタッフもいます。(インタビューより)
つまり、ボカロ素地があり、KAITOくんファンのスタッフがいてもKAITOくんは現状程度ですし、最近グッズにミクさんが居ないこともあります。(グッズライセンス料がかからないオリキャラのみパターン)
カラパレは営利企業であり、この企業利益のためにもクリプトンと組み続けている。それは悪いことではありません。佐々木さんも楽しそうですし、初音ミクにも他キャラにも、技術的にも大きなメリットがある。

ストーリーで出したりカードを増やしたり、カラパレなりの出来る配慮はしていて、おそらく現状から大きく変わる見込みはあまりないと私は判断しています。(一周年あたりでそう判断しました)

身も蓋もない言い方ですが、カラパレさんの同人誌である『プロセカ』は彼らのもので、おそらく大きくは変わらない。(watさんがだいぶ参入していますが、あれは基本近藤さん家のボカロ(=バチャシン)のセカイです。権利者がヨシとしているなら同人誌に強制は出来ません。要望は出せますし諦めないですが)

合わないなら離れてもいいですし(正直憎むくらいならその方が趣味を楽しめると思います。推しが出るとこだけ摘まめばいいので)受け止める側が変わる方が趣味を楽しむメンタルにいいのです。ファンは全部を許容しないといけないわけではありません。
そのため、まぁ…これだけメリットがあるなら…いや憎いけど…という受容方法もあるというnoteです。

ただ私が「自分が見たい推しのミライを実現する」という目標のために、自分の感情を切り捨ててきた心なきモノなので、万人にそれを求めて欲しくないですし、受け入れられない方、苦しい方を責めないでください。
その苦しみは愛ゆえにで、趣味は個人の感情を優先して良いものです。というか、誰も好きで推しのことで苦しんでおりませぬ
向き合って、意見を出してきたからこそ限界という方もいます。
(私もたとえばプロセカで嫌なことはありますが、マイナス面とプラス面をそれぞれ個別にカウントしています)

今ファンとして出来るアプローチ

当たり前なのですが、どうかそれぞれの心身を優先してください。
その上で楽しめる人は全力で楽しんで大丈夫、私もMEIKOさんが来たら喜びますし、楽しみます。ファン全体を「可哀想」扱いされるのも違うのです。

楽しい人も楽しくない人もいる。どちらも否定しなくて大丈夫です。
そしてプロセカをしてなくても、MEIKOさんがトレンド入りしたらここぞと布教に走るの、とてもボカロ文化で、すごく良いと思います。
(MEIKOファンの、今だ!という布教の仕方、ポジティブで大好きです)

イベントも沢山ありますし、レストランに常駐しなくても、ビュッフェ的に好きな料理(イベントやストーリー)だけを楽しんでも充分です。

ゲームの要望は、基本叶わないとしても、基本淡々とユーザーとしてゲームに投げましょう。大体テンプレ返信が返ってきますがそんなものです。(真剣に向き合うほど疲れるので、ご自愛しつつ程々に)
表で要望を言うのも、全然悪いことではありません。ニーズは数ですし、丁寧に伝えないと伝わらないのです。

クリプトンボカロについて、根本のキャライメージなどに関わるものは必要であればクリプトンさんのその他問い合わせ窓口に出すことも出来ますし、権利者がそれを見て判断してくれるかと思います。
(返信不要で出来れば普段の愛とかも入れるときっと社員は喜びます。他の企業でもですが、褒め言葉はわざわざ届かないので)
(プロセカに関しても、結局watさんが動いてくれたことで変わったこともありますし)

そしてもし余裕があれば、デメリットを解消する方向に協力できたらなと思います。
ファン感情は意見を出し続けることで時々カラパレさんが動くこともありますし、ファンイメージに関しては、過激なのは一部だと思われるように大多数が楽しそうにMEIKOさんを推すことも出来ます。
トレンドに乗りめーちゃん呼びだけでなくMEIKOの文字を入れたり、色んな曲を紹介したり。
別に物わかり良いファンでいる必要はないですが、ゆるゆる、出来る範囲のことをしていけばいいのかなと。

それぞれが自分なりのペースで、推しとファン活動を楽しめる距離感を見つけていけたらなと願います。

↓プロセカ関係のクリプトンの記事。現場裁量と特殊性がわかります。まず何の説明もなく佐々木さん(watさん、初音ミクの声をずっと創ってきたクリプトンの要)が聞き手になっているところがクリプトン。

クリプトンと自分の苦しさをどう受け止めてきたかはこちら。(長いのでこのnoteを読み終わってから興味があればどうぞ)
↓こちらは好きが苦しいにならないために、私がどう自分の解釈を変えてきたかという話(こちらのが読みやすいかも)

オマケ

ちなみに私はカラパレも、プロセカも、近藤さんも好きです。
ただ彼らはクリプトンとは大きく違うし、違うならアプローチの仕方も違うのだと判断しています。
もし多少なり変えたいのなら、それがなるべく叶いやすい方法をとる方が心身に良い。そのためには相手のデメリットを無くすor相手のメリットを提示する必要があると。彼らはファンのロジックでなく、企業としてのロジックで動いているのです。
(クリプトンさんは双方のロジックを汲んで動いています)
(言い方はズレていますが、毒無効の相手に毒攻撃を続けてもMP無くなるだけなので攻略を検討しよう的な)

オリキャラの権利はカラパレさんのものです。そのため企業が与える「公式設定」が存在します。
対してバチャシンはクリプトンさんが権利者であり、公式設定はパッケージ以上に存在しません。プロセカのバチャシンはこれまでファンが創り上げた「クリプトンボカロ」と文化の土台ありきの存在です。
これらはあくまでもプロセカというセカイでの設定なのですが、あまりにジャンル大手の同人誌なので影響が大きいのです。
特に新規を獲得してくれる分、新規(=次世代のファン)に対しての、キャライメージを大きく左右する力を持っています。
(DIVAの時と同じように、プロセカからボカロを好きになる層がいます)

このイメージを権利者がヨシとしているなら、少なくとも私は何も言えませんが、watさんを見る限り細かく全て把握しているわけではない(全ての扱いを細かく監修できているわけではない)ようです。

同時に新規ユーザー(次世代のファン)に、ボカロジャンルはこんな雰囲気だと判断されるのはファンの振るまいだとも思っています。
プロセカによって急激な増え方をしているミライなので、折角なら健やかに育って、ボカロに残ってくれたらと願うのです。

だからこそ、もし今プロセカで合わないことがあれば、その時はちょっと離れてプロセカ以外を楽しむなどしつつ、新しい推しや楽しみ方を拡げてみてください。
ボカロのセカイは無限に広がっていますし、ネットミームが起こればクリプトンさんに拾われたりして、それもまたミライに繋がっていきます。

なんだかんだで最初期から海外飛び回って今も続いてる初音ミクファンを見ていると、気負わずその時の「楽しさ」と「興味」を重視してふらふら回遊するのもアリなのかなと思います。

おまけのおまけ。MEIKOさんとKAITOくんに関してある程度変わったよという関連ツイートと、海外の雰囲気。私は遠征まで海外行ったこともなく、ご覧のように英語も全く出来ませんが、暫くはなるべく海外回っておりました。

現地レポしながらガチ泣きしていたので、誤字ってるのがまたリアルタイム感あります。

紅茶代、最近ハマりだしたコーヒー代、あとはカカオティ代になります。 大体お茶です。誘惑に負けるとお茶菓子になります。