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7月の備忘録

いわゆる9時5時勤務の会社員になど戻るつもりなかったのに、すんなりそちら側へ道筋が出来ていくので、いまはそうしろってことなのかなと思う。

毎朝決まった時間に電車に乗り、1日中パソコンと向かい合ってミッションをこなし、疲労感とエアコンの冷えでぐったりして帰宅する、そのくりかえし。帰宅すれば口を開く元気もなければ文字を読んだり書いたりする気力も残っていない。

勢いとテンションでごりごり乗り切っていく日々に慣れ過ぎていたので、ロジカルに物事を整理し簡潔にコミュニケーションを取り、淡々と役割をこなす類の仕事はすっかり苦手になってしまった。
ポンコツであることはとうにばれているが、ありがたいことに職場環境に恵まれてとても過ごしやすいし、期間限定ということもあって気持ちも楽だ。社会復帰へのリハビリみたいな毎日を送らせてもらっている。

10年前に働いていた職場仲間たちと久しぶりに再会し、新宿の居酒屋でだらだら楽しく過ごしていたら、あっさり次の仕事が決まった。酒席での冗談かと思っていたのにとんとんと話が決まっていくので、乗っからせてもらうことにした。かつての仲間に、また一緒に働こうと声をかけてもらえるってありがたいことだ。

「あれにくらべればマシ」という経験値があると、困難な局面に遭遇したときの覚悟の決まり方がちがうと思う。転職の多い社会人生活の中で、トップオブ「あれにくらべればマシ(殿堂入り)」の経験値を授けてくれた職場に、来月から戻ることになる。

以前1,000人規模の大型事務センターを立ち上げた際、オープン1週間前になっても何百台という端末の導入が間に合わず、オペレータ用の机や椅子やロッカーもろもろ届かずでいっそコメディのようだったけど、今回立ち上げるセンターが入るビルは、まだ建設中らしい。すでに危うさが上回っている。間に合うのか。

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