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出会っちまったら仕方ない

マンマ・ミーア!を初めて観た。きれいな海と空と光、ダンス、鮮やかな色彩のなかでくり広げられる乱痴気騒ぎ。あんなにまぶしい世界が目の前にあったなら、難しいことを考える隙間がないように感じる。

恋愛に燃え続ける人たちの人間模様を見ながら、自分の理想の恋人について考えてみた。

尊敬できる人。色っぽいと思う人。私では太刀打ちできない何かに打ち込んでいる人。否定的な言葉を使わない人。あきらめない人。
この人がいてよかったと、会えて、生きてきてよかったと思える人。

据え膳いただく派だし、強くせまられるのもやぶさかではないけれど、いつでも天秤は心の奥底にあって、譲れないものは何なのか、ほんとうはしっかりわかっている。さみしいからとか、不安だから、というネガティブから生まれる関係は、そのときは楽しいし学ぶこともあるけど、もうそんなに必要ないかも。

次はいつ会えるとか、全然会ってくれないとか、連絡くれるとか時間取ってくれないとか、つい目先のことにとらわれたりしがちだけど、小手先でなんとか出来るようなポイントって、実はそれほど重要じゃない。

出会っちまったら仕方がない。
無理でも強がりでもなく、その人が生きてるだけで幸せなんて、そうそう思えることじゃない。


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