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クソつまらない仕事をしている

私の仕事は単調でクソつまらない。
バイトさんには「こんなの耐えられない」と言われ、何度も辞めていかれたほどだ。

つまらないのは仕事だけじゃない。
毎日の家事やこども関係のこまごまとした雑務もつまらない。

とにかく手を動かして早く終わらせなければ。

こんなつまらないことは早く片付けてしまって、私はもっと有益なことをしなければならないのだ。

走り回って、息を切らして、大急ぎでいろんなことを捌く。


さて、いろいろ片付いたことだし、「やりたかったことや本当にすべきこと」をやろう。

ところが、そう思った瞬間、体の力が抜ける。

疲れた。

つい、SNSやネットニュースを見る。延々と。

「慌ただしく仕事と用事を済ませて私がやりたかったことがコレ?」


いや、違う。
私はもっと勉強したり映画やマンガを心から楽しんだり、こう……つい時間を忘れてしまうような「何か」に熱中しなければならないのだ。

それなのに、その力が残されていない。

このダラダラとした時間を過ごすために、一日の大半をピリピリとして過ごしているのはおかしいのではないか。


そこで、昨日は単調な仕事をいつもより丁寧にやってみた。
同僚と相談しながら、改善点を考えながら。

家事も同じようにした。

すると、あまり疲れなかった。
意外と効率も悪くなかった。

「忙しいとは心を亡くすこと。」とはよく言ったものだ。

「ていねいな生活」という表現は最近は揶揄われがちだけど、「いつも心を自分のそばにおいておく」ことなんだなって思った。

今、自分がしていることから目を逸らさないこと。
しばらく続けてみようと思う。




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