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おすもう対決 男性育休記47/68

義姉家族がやってきた。宿泊は義両親宅なのではあるが、廊下続きでつながっている我が宅の2歳児の部屋には並のオモチャ屋に負けないプラレール各種がある。当然、2人の甥っ子はそこに入り浸ることになる。分かっていた。

ずっとにぎやかで落ち着かないが、うちの2歳児とも積極的に遊んでくれるのは助かる。

2人の甥っ子を紹介しよう。

上の6歳は電車マニアで、うちの2歳児とも気が合う。共に基本的に穏やかな性格をしている。3学年離れているので、向こうがこちらを立ててくれるのでありがたい。余談だが、彼は齢70前後とおぼしき義母のことが大好きだ。likeではなくLOVEのだ。だから彼はちょくちょく義母に会いに来る。彼の思春期がどうなるのか、私は今から楽しみである。顔がシュッとして男前なのに、信じられない年上の人と結婚したりして欲しい。ペタジーニを目指して欲しい。

下の子は、誕生日を迎えて3歳になったばかり。うちの上の子より1ヶ月くらい早く生まれている。いつか書いたように生まれた時からの朝青龍似を保っている。とにかくすごい食事量で、身体もがっしりしてしていて、うちのと比べると一回り違う。うちは大きくも小さくも無い標準キッズだが、彼には既にラグビー選手のような身体の厚さがある。6歳の兄より腕力が強いきらいがあり、喧嘩して泣くのは兄の方らしい。



そして彼らも「おすもうやろう!」と言い出した。男子3人の戦いを、怪我のないように私は見守った。

だが、上述の内容でだいたいわかると思うが、うちの子が圧倒的に負けていた。まず6歳児は彼の忖度によって2回に1回くらい勝たせてもらっていたが、そもそも年齢差もあり相手にならない。
そして朝青龍にもまったく歯が立たない。普通の高校生がラグビー選手にタックルを仕掛けてるような、ただのエキシビジョンにしか見えない。微動だにしない。勝負になってない。すごい。

うちの子を力士にしようと40パーくらい本気で思っていたが、この日で20パーくらいになった。従兄弟に勝てないようじゃ力士にはなれないだろう。

まあでも、寝て起きたらまた40パーに戻るだろう。私はアホなのだ。アホでよかった。

もう一つ、希望はある。うちの0歳児はギリ未熟児だったのに、毎日アホみたいな量乳を飲み、アホみたいな成長曲線を描いて今では標準体重を大きく上回り、むしろ肥満の兆しが出てきている。

こっちは60パーだな。じゃあ、期待値的にはどっちかは力士になるだろう。楽しみである。私はちゃんこを作る腕を磨こう。

ちなみに作っておいたトンポーローは朝青龍に辿り着く前に、義姉夫婦に秒殺で全部食べられてしまった。「すごくおいしかった」「また作ったら呼んでほしい」というのが、社交辞令ではなくてこの人たちはマジだから怖い。大食いは才能である。エンゲル係数どうなってるんだろうか。

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