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コミティア147に参加して来ました



2024年2月25日開催のコミティア147に参加してきました。

たしか去年の11月にピエール手塚先生と飲んでいる時に勢いで申し込んだのですが、計画性がないため原稿が終わったのは24日でした。
またかよ。
いや、商業原稿をしながら同人誌制作をする脳のキャパがないからいつもこうなってしまって……
なんつーか、一度前日入稿したら、「割増」って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ。

でも私は、なにより当日机の上に本があることより大切なことなんてないと思っているよ。
というわけで前日に余裕脱稿(矛盾)して、髪を切りにいって失敗して、
悲しみながら帰宅する途中で「今から描けば8p程度のコピ本が出せるのではないか?」と思い、原稿して、印刷して、製本して、2時に寝ました。

8p本、「露出ックスしよう!」

なぜコピ本を作ったかと言うと、
机の上が寂しすぎるんじゃないかなと思ったのと、
今まで私は大抵二次創作のカップリング要素の薄いオールキャラギャグかエッセイ漫画しか描いたことがなく、描いたことがないジャンルに挑戦してみたいと思ったからです。
こういうチャレンジがしてみたい!と思ったのはコミティアならではかもしれません。
というわけで、私にしては珍しく交際状態にある男女がメインのギャグ漫画を描きました。(結局ギャグなんだ)

先日一部で話題になっていましたが、
二次創作というのは読み手が「世界観、キャラクター性、関係性を把握している」という前提で作品を作ることができる非常にお得で楽しい創作行為です。
商業・趣味問わずオリジナル作品を読む時、描く時は改めて意識していかなくてはなあ…と感じています。
作者が思うほど、読者は作品について知らないし、興味もないんですよね。

まあ、今回は8pな上にギャグだったので、
二人の関係性なんかはあまり深掘りしなくても成立するようなものだったのですが……。
今後はもうちょっと長いオリジナルにも挑戦してみたいな、という勇気が出ました。

当日朝、サッと食えばいいものをわりかし悠長に飯を食って、iPadで急遽ポスターを描きながら国際展示場へ。

コミティア当日の朝飯。呑気にウインナーボイルすな。

売り子として友人のねねぴが来てくれました。

最初はワンオペでいいかなあ、と思っていたんですが、前回のコミティア参加(2年前)でヘラヘラとコピ本を持って一人で参加した結果周囲の皆様をはじめフォロワー、担当さん、コミティア運営の皆様に多大なる迷惑をおかけしてしまった苦い経験とトラウマがあるため、今回は少しでもまともなサークル参加にするぞ!!という気持ちから依頼しました。
持つべきものは、ダチ!!

会場のスペースについてみると(わかってはいたが)めちゃくちゃ壁だった。
あーすごーい!!Twitterで見たことある人ばっかりだー!!はわわー!!と一通りお上りさんをしたあと、自分のスペースを見てみると「簡素でワロタ」という気持ちに。

本2種、さっき刷ったコンビニ印刷のA3ポスター(しかもポスタースタンドのパーツ紛失で無理やりキャリーにガムテで立たせた)、完!!!!!!コピ本がなかったらもっと広々としていたことでしょう。 

広々としてるスペース。やたらと。

「新刊は同人誌即売会に着て行く新しいドレス」とはよく言ったものですが、壁に配置されてしまった場合、ドレスだけじゃなくてお召し替え(既刊)とかアクセサリー(グッズ)とかもあったほうが……なんか…カッコつくのかも…と思いました。
いや、別になくてもいいはずなんだけど…自分の気持ち的に、
「せ、せっかく壁に配置していただいたと言うのに、もっとドレスにビジューとかフリルとかつけてきた方がよかったかしらね…」という焦りが……。

まあエッセイ本であのクソデッッカポスターとか作るのもな〜…みたいな…。
ああいう壁サーの方々がコンクリ壁に貼ってるポスターって、一体何サイズって言って発注するんだろう。見当もつかん。

ていうか壁サーの方々って頒布物が多いから壁なんだな。後ろに在庫いっぱい置けるから。私はそんなことにも気づかないで………。
ねねぴに「こんな段ボール一つで壁サー来てんの肘ぴくらいじゃね?」と言われてひどく赤面した(走れメロス)
私たちのスペースの後ろだけ扉前なので物積厳禁だったのですが、荷物があまりにもなくて全然困らなかった。

まあとにかく設営はすぐに終わった!!!
余裕を持って来ていたので、開場前に肉巻きおにぎりも食べられた。
2時寝6時起きな上に優雅に朝飯を食ったやつとは思えない恐ろしい食欲。
周囲の方々ともご挨拶をし、新刊交換をし(あまり女性向けコンテンツではやらなかったので、久々な感覚)、労働で目がどことなく死んでいるピエール手塚先生とお話しし、ヌルッと11時に開場。

ねねぴのおかげで二列会計ができ、ちょろっと列ができてしまってもすぐに解消!という感じで非常にスムーズな頒布ができたんじゃないでしょうか。
(コピ本があまりにも薄すぎてペーパーと勘違いさせてしまい、慌てて値札を追加する…というバタバタもありましたが……)
ずっと忙しなく頒布していたので全体のことがちょっと怪しいのですが、
コピ本は完売してしまったものの自炊本の方は次回の別イベントに回せるくらいの残部が出て、いいペースだった!!
日和って少なめにしなくてよかったです!!!!


通販やデータ販売のご要望もいただいたのですが、私の場合snsを全て家族に把握されており、ネットを通じて家族の手に渡ってしまう可能性がありめちゃくちゃイヤなのでしばらく「うん…考えてみるね……」という状態のままだと思います。地方にお住まいの方などは申し訳ない。
あと、なんというか基本的に私は同人誌の「作って、会場で直接手売りして、運良くなくなったらそれで終わり!」という“祭”なかんじが、諸行無常な感じが好きなので……。
祭に参加したいからまんがを描くし、祭に行くのが好きなんだ。
もちろん即売会についてのモチベーション、作品を作るモチベーションは人それぞれだと思うし、どんなものも素敵ですが、私にとっては祭性が大切だということ。

前回のコミティアは即完売してしまってからスタッフの方に「追加で本作りますか?」と確認されて「えっ、つ、追加するという手があるのか!?」とパニックになってずっと製本と頒布に明け暮れてたのですが
(なんか結構その辺コミティアって柔軟性があって面白い。今回もサイン会とか何かイベントを開く予定は?って確認があって、開いていいんだ…と思って面白かった。)
今回はちゃんと会場を見て回る余裕もあり、欲しかった本も買えた。特に食べ歩き系の情報本はスペースを見て回ってるだけでもワクワクしたー!!
オムそばも美味しかった。こいつ無限に食ってるやん。

コミティア名物オムそば

周囲の方々がガチ大手だったのでその景気の良さを眺めているだけでも楽しかったです。
最後はからめるさんのポスター争奪じゃんけん大会が小学校のクラス3つ分くらいの規模で開催され始めて笑いました。
ていうか、途中でからめるさんはなんか別の配信イベントに参加されていたと思うのですが、最後は会場に戻って来られていて「ザ・スーパースターの生き様って感じだ…!」と思った。

15時半くらいまでビッグサイトにいたの、久々?!初めて?!赤ブー系はもう最近13時には撤収とかフツーですもんね。めちゃくちゃサークル側が最後までいて賑やかでよかったです。

神クズを読んでくださってる方、本に興味を持って来てくださった方々にお会いできてよかった!ありがとうございました。

私の本って「出オチ」というか、読んで深い感想が出てくるタイプのものでもないよなーと思っていたので、会場で「さっき読んで面白かったです」的にお声がけしていただくことがあって感動しました。


今回はねねぴが来てくれて心強かったですが、次回参加予定のスパコミ(5/5)はもうちょっとのんびり参加したいなーという気持ちもあり。
何を作るかも決めてませんが、まあ直前になったらなんか描くでしょ!!!アハハ!(出たで、肘樹の悪いクセや。堪忍な…お嬢ちゃん)(喪帝学園中等部同人部の忍足)

「八里島」さんの作品

帰りがけに見つけた可愛いサークルさんで、ねねぴと「一つずつつけよう」と言ってペアセットの指輪を買いました。楽しい1日だったなあ。

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