サクラ大戦活動写真極上爆音上映に行ってきたよの話

11月3日、立川あにきゃん2016のサクラ大戦スタンプラリー&トークショー&シネマシティでの活動写真極上爆音上映に行ってきました。

い…いや~~~~~……

最高でした。めっちゃ最高でした。トークショーは横山さんだけかと思ったら司会がベロさんで超嬉しかった。そのまま流れ込んだ極爆上映ですが。

死ぬほど感動した。愛媛から来てよかった、愛媛県民だけど立川シネマシティの会員になってまでチケ取ってよかった、一片の悔いなし。

私正直今までサクラの活動写真をどう思っていいのかよくわかんなかったんです。もちろん作品としては好きだし、大好きなサクラの世界を一本の映画として観られるのも嬉しいし、光武F2登場シーンは何度見てもドキドキするから繰り返し観てるけど。

上映に合わせたトークショーで横山さんが「脚本が出来てから他の映画との抱き合わせ上映が決まったので、120分ほどの話を85分に削らなければならなかった」ということを明かして下さって「やっぱな~」と思ったのですが、説明不足でやや感情が追い付きがたいというか、海神別荘のアドリブシーンもどういう気持ちで観たらいいのかわかんなかった。はっきり言って照れくさくてあのシーンは何度も観られなかった。

そんな今までDVDでしか見てなかった活動写真を初めて映画館で観たわけですが、もうまるっきり印象が変わりました。映画ってやっぱ映画館で観るもんだよお~~~…。

冒頭の帝都の喧騒からして「うるせ~!!!」って思うくらいの臨場感だったのですが、前半の見せ場であるクリスマス特別公演奇跡の鐘。とんでもなかった。カメラに近いキャラクターの歌声が強調される演出が暴力的なものになってました。そうか…今日は特別な日だよな~~~ホントになあ~~~~・・・。花組ってホントにいいよな…加山の言う通りだっちゃわいや…。あとさくらが楽屋でズッコけた時の音が「ドゴォオオッ!!!」って感じで着弾でもしたのかよって笑いました。楽屋のシーンも今まではまあフツ~に思ってたんですけど、花組はみんながみんな思いあってるんですよね…。「カンナは頑張った」「織姫も頑張った」「みんな頑張ったよね」って、互いが互いを褒め合って…。まさに誰もがほんの少し誰かを想う愛の溢れる日なんだよな……。恋とか限った話じゃなくて、家族とか仲間とか友人とか、気遣いとか、そういう些細なものが積み重なった愛が溢れそうな日なんだよな…。みんな今年は大神がいない中で、互いに頑張らなきゃって支え合ってきたんだよな…!というだけでもう死ぬほど感動してました。早ェ~よ。

ここで支え合う、思いあう花組を描くことでラチェットの孤立というか、スタンドプレーでやって来たが故の挫折が色濃く出るんですよね。

それにしてもホントに活動写真の帝劇はデケエな…。ゲームの5倍はデケエ。こんなの見廻る大神さんがかわいそうだよお……。


初詣で大道芸を見て笑うラチェットの表情を伺って「な~んだ、思ったより普通の女の子じゃない」って顔してる由里君ほんとにいいですね。私帝劇三人娘では一貫して由里君推しなんですが、ウワサに敏いというのは人の表情や関係に人一倍気を配っているという事だろうし、それで気にかかってたんだなあ…というのが説明されなくても由里君の表情から伺えてたまりません。

さくらの「待ち人もうすぐ来るでしょう」をからかう紅蘭カワイくて大好き。バカ野郎!!紅蘭だって待ってるくせに…!っていうか帝撃の誰もかれもが待ってるから……。

この映画の好きなところに「帝撃がみんなで頑張ってる」っていうのがあるんですが、改めてしみじみいいな~って思いました。花組だけじゃなくて月組も風組も夢組も薔薇組も整備班も帝都防衛のために一丸となってんだよな~~…。雪組もどこかで頑張っていることでしょう…。轟雷号発進シーンやっぱスゲ~かったな。腹が音の振動で震えてたもんな。毎日見てたら痩せそうだよ…。

突入してきた月組も、DS社工場の破壊を見守る月組もみんなカッコがバラバラなのが隠密集団って感じでサイコ~~ですね❤加山だけ超白いけど。バカ言っちゃいけない!(激怒憤怒)そして今まで小さい画面でしか見たことなかったので気付かなかったんですが、加山に「隊長、通信です」ってキネマトロン持ってくる月組隊員めっちゃ誇らしげなんですね。う、嬉しそう~~~~~…。みんなが、待ってたんですよ~…。みんな…大神さんをよお~~~~~!!!!!!(号泣)

光武F2登場シーンカッコ良すぎて気絶するかと思った。大正義爆音ゲキテイ最高最高最高、日本一やお前大神一郎日本一やお前~~~~~!!!!!!!!!!!!イェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!誰よりも、あなたがいたからこそ……。ホントにな!米田の田沼への鉄拳制裁を眉一つ動かさず見てる加山おもしれえな、お前…。まあ、軍隊にグーパンは付き物やしな。

海神別荘の開演前に話してる加山と大神もいいですねえ…。「みんな怒っていたぞ❤」ほんとに気が狂うほどすき(何度も言ってるけど…)。みんなに大神さん、帰って来られるなら言ってくだればいいのに…って詰め寄られて加山には言ったんだけど…?って答えたんだろうな。怒りの矛先向けられてる当の加山は全然気にしてないっていうか嬉しそうでかわいいよね。月組サイコー!!い~い薬です。「俺は俺で花組の皆を……」って言いかけたところにブーーーーーーーーーーーーって鳴るブザーの間微動だにしないお前ら、おもしれえな…。客席で見よう❤つって立ち見って…お前らのイスねえのかよ、可愛いな…。(もうなんでも良くなってる)語尾にハート付きすぎ(幻聴です)な大神さんなのに舞台中の「信じよう…」はかなり低くてかっこいいよな…。

で、海神別荘なんですが。極音によりすべては海へのパート分けが初めてまともに聞こえて震えました。そしてアドリブシーン。

なんだかめちゃくちゃ胸に来てしまった。もちろん小説版を読んでいてラチェットの背景も頭に入っているからっていうのもあるんですけど、舞台の上でしか心情を吐露できなかったラチェットの姿があまりにも悲しく美しく、それに健気に応えるさくらの姿は可憐だった。完璧であったがために星組の崩壊と言う癒えぬ挫折を負ってしまったラチェットの心情が痛々しかった。

私が相手になりましょう、と唯一二人のアドリブの最中に喰らいついて行ったレニの成長もしみじみした。身も蓋もなく言ってしまえば花組による壇上集団カウンセリングなのですが、それがなんだか無性に素晴らしく思えました。

それは極音のためなのか、映画を映画館で観ているということの魔法なのか、私が年を食ったからなのかわかりませんが、とにかくそう思えた自分が嬉しい。(ラチェット)ってかんじですね……。

今回改めて思ったのですが、サクラ大戦のキャラクターっていいですよね。このキャラはこう考えるだろうなっていうのがめちゃくちゃ明快っていうか、キャラ像がブレないっていうか、見ていてキャラの気持ちがすぐにわかるというか。さくらが光武・改をアイリスに浮かせてもらうシーンで嬉しそうなアイリスとか、いいよね…。頼ってもらえて嬉しいアイリスの気持ちが手に取るようにわかる。まあ描きかたや演出の巧みさとかもあるんでしょうけど。安心感が凄い……私は…私はサクラ大戦が大好きです!!!!!!(さくら)太正時代、一生一緒にいてくれや!!!???!!!!!!!???!


あ~楽しかった…。次の日はアキバでやってるサクラ大戦ミュージアムで散財しました。サクラ2のキャラの色指定がば~~って貼ってあってすごかった。大神も加山も大体白だった。あと戦闘服とレビュー服はキャラそれぞれの絵じゃなくて、さくらの線画を使いまわして色だけ変えて指定してた。面白かった~~…。

2日間ともいつもツイッラ~でお世話になってるシービーさんが付き合ってくれて、生まれて初めてサクラのイベントをぼっちで過ごさず済んで嬉しかった~~~~!!!!よかったァ~~~~!!一人じゃないって素敵なことね……。活動写真の後シービーさんと飲み屋で「サクラ大戦は最高!!!」って言いまくる飲みをやったんですが、感極まって「広井王子はスゲエよ!!!!日本一!!天才!!サクラ大戦は最高!!!!!」ってなるたびに手を掲げてサクラ2のOPの観客拍手モノマネやりました。楽しいのでみんなもやって下さいね。(?)

ああ…サクラのイベントが終わって……出勤出勤出勤、心が凍えるようだ。

でも本当に、20周年を迎えるコンテンツにこうやって何かイベントがあって、そしてそこに駆け付けられる現状に心から感謝したいです。そう思えた自分が嬉しい…花が………映ります……。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?