ハチミツ二郎シングルファーザー日記 #46「りこんとどけなんてやぶればよかった!」


2022年
12月8日(木)

朝、娘を起こす。
まだ寝てたい様子。
「おーい。起きて」
「おきてる」
と言って目を瞑る。
それを4回繰り返し。

午後、ルミネtheよしもと2ステ。
合間に撮影。
今日は16時半に終わったので帰りにプロレスラーと浅草のマダム御用達の美容院ヘアクラブ オリーブへ。

帰宅。すぐに娘とショッピングセンターに買い物へ。
明後日の鬼怒川温泉に行く特急列車で食べるおやつを買いに。
マクドナルドでごはん。
娘の目的のごはんカルビマックはもうなかった。
なかった。
買い物して帰る。

宿題やって風呂。
暑い風呂に浸かる。
湯船には毎日浸かる。
シャワーだけじゃ済まさない。
済まさない。

来週から入院の予定だったから芸能の方はとりあえず今日で仕事納め。
今日で仕事納め。

と思ってたら夜、急遽来週テレビのネタ番組の収録が入る。
だから芸能の方の仕事納めは来週に。
仕事納めは来週に。

明後日は温泉。
楽しみ。
楽しみ。

12月9日(金)

午前3:38 目が覚めると共にあの脚に電気が走る痛いやつ。ヤダなぁ。
もう一回寝ようと思ったけど痛みで寝れず。

薬飲んだけど薬はいつも効かない。
少しは痛みが緩和されるか?と風呂を追いだきしてまた風呂へ。特に緩和されたワケじゃないけど。
痛みで寝れないので痛みに耐えながら台本書き。
昨日急遽入った来週の収録のネタを書き上げる。

痛みで眠れないまま外は明るくなる。
嫌だな。

娘、学校で音楽会。
今日は生徒同士での鑑賞会で明日が保護者鑑賞会。
上が白、下が黒という衣裳指定があって元妻が買った洋服を持って家に来る。
娘を起こす。
起きたら目の前にかあちゃんがいたから機嫌が良く、すぐに喋り出す。
準備して3人同時に家を出る。
今日はかあちゃんと手を繋いで登校していた。
ずっと透析の車を、これダディ乗ってるんじゃないかな?と覗き込んでた。スモーク貼ってるから外からは誰が乗ってるか分からないけど。

透析。
増えがいつもの半分だったからドライウエイトから0.8kg引いてもらう。

帰宅。
リモートワーク終わりで主治医のいる内科へ。
手術の延期を報告と透析クリニックからのデータを見せに。
薬を戻しグラフがまた一気に下がっていたことを喜んでもらって2ヶ月延期になった手術が上手くいくこととうちの母親の心配をしてくれた。

帰宅。
元妻が来ていた。
学校へ行く時に学校から帰ったらまた家に来てって娘が言ったんだろう。
オレは会いたくないけど娘が喜ぶならそれでいい。
2階には行ってもらったけど。

夕方、ネタ番組のリモート打ち合わせ。
朝台本書いて午後には出しておいたから1分で終わる。

18時過ぎ、娘が夕方お腹空いたと言っていたから早めの夕食、鍋。
胡麻豆乳鍋とソップ炊きの二色鍋。
「いいねぇ〜。肉と白菜とえのき入れてね。白菜たくさん食べたい」
途中で降りてきた元妻は作る前に食べる?か聞いたら食べないと言っていたが「少し食べようかな」と言って食べ始めた。

食べ終わって娘の宿題を見てあげてと2階で娘に宿題をやらせる。
娘が風呂に入ってる間に
娘の服を洗濯とかして帰って行った。

娘はリビングで学校支給のノートパソコンを開いてクラスのみんなのチャットを見て笑ったりしていた。
そのあと「寝る」と言って寝た。22時前。

オレはそのあと風呂入って寝た。

12月10日(土)

土曜日、サラリーマンの方は休み、だから7時間寝る。起きてTBSラジオ『木梨の会』を聴く。

音楽会鑑賞会。
娘が「かあちゃんとダディ一緒に見に来てほしい」と言っていたので校門で待ち合わせて2人で観る。
かあちゃんが何度も手を振っているのにこっちを見ない。「気づいてるけどすましてる」と元妻は言っていた。
歌とフルートとカスタネット。
大きくなったなぁと思いながら観る。

帰宅して
14時の特急スペーシアに乗って鬼怒川温泉へ。
おやつを家に忘れてきた娘。
そんなこともあろうかとオレは自分のおやつ以外に娘の好きなチョコベビーの大っきいやつを隠し持っていた。
渡したら喜んでいた。

16時過ぎ、ホテル着。
満室で貸切風呂は18時〜のみ
夕食は19時半〜のみ。選べず。
別に構わない。

温泉に大喜びの娘

貸切風呂。
小さい時はいつもオレと一緒に男湯の大浴場入ってたけどもう小4だから一緒に温泉に入れるのは貸切風呂のみ。
50分キッチリ入る。
いい湯だった。

夕食、ここの旅館はごはんが美味しくて娘もここの食事目当てで鬼怒川温泉が好きになっている。
お目当てのくるくるポテトもある。
娘はとにかくくるくるポテトが大好き。

これがくるくるポテト。鬼怒川名物でもなんでもない。


普段食べないマグロ以外の刺身も食べてたし色んな料理食べてた。
オレも久しぶりに酒を飲む。
オレたち1年頑張りました。
娘は大好きなかあちゃんが居なくなってずっと悲しい想いをしていた。
だけど頑張った。
成長してくれた。
有難う。

ありがとう

THE Wの結果だけ観てから寝る。
娘は奥の部屋でゲームやってた。

12月11日(日)

深夜1時に起きてしまう。

寝れないからサッカーワールドカップを観る。
続けてもう1試合観ようと思ったけど4時からだったから3時過ぎに寝る。
6時に再び起きて朝風呂へ。
大浴場は何の変哲もなかった。

娘を起こして朝食へ。
娘、今日も色々食べる。
ドリンクはオレンジジュースとミルクでミルクを選んでいた。
いつも食べない納豆まで食べ出してびっくり。

チェックアウト。旅行支援の割引適用されてるのかどうか分からなかったけど適用されてた。チェックインの時ワクチン接種の証明証見せたけど受付が外国人だから日本語の会話が辿々しいから。
タクシーいないからダイヤルバスで駅へ。
鬼怒川温泉駅の売店のおばさんは余計なひと言が多い。
ビニールの袋、本当は有料だけど只で渡す、と。半年前も言ってた。
だからなんだよ?
金取るなら取れ、無料ならいちいち恩着せがましく言うな。
そもそもバッグがあるから無きゃ無いで要らないんだからこっちは。
領収書もらったらごちゃごちゃしたあとに「PayPayで払ったっていうのは付きませんからね」
分かってる。
ちょっと風邪引け。

売店で買ったアイスクリームを2人で食べながら帰る。
いつの間にか寝ていた。
起きたら娘も寝ていた。オレの肩で。

いい旅だった。

とうきょうスカイツリー駅で降りる。
タクシー乗り場、一向にタクシーが来る気配無いし、何組か列んでるから大通りまで歩く。
ガチャポンの森を見つけ吸い込まれていく娘。

14時、ソファーで横になってテレビ観てたら寝ていた。
起きたら18時。
なんか息苦しい。寝てる間から息苦しかった。
パルスオキシメーターで体内酸素濃度を測ると88。
ヤバイ。コロナで入院した時の数値だ。
深呼吸をしてもう1度測る。90、91。
ヤバいな。
ちょっと落ち着こう。
しばらく経ってもう1度測る。
娘が丁度降りてきた。
「何してるの?」
「これ測ってさっき88だったんだけどもしまた90切ってたら入院なんだ」
不安そうな娘
「いくつあればいいの?」
「95以上」
測定
97
安心する娘
「やったー!入院しなくて済んだー」
2人でガッツポーズ
「無敵のパパにしたら?」
「何を?」
「名前」
「無敵の病人にするよ」
「ダメだよ。無敵のパパで」

娘のごはん作って洗濯して風呂へ。
血糖値は100。
正常。

オレは鬼怒川温泉駅で買ってきて電車の中で食べなかった牛肉弁当を食べた。
疲れてそのまま横になる。
もう寝そう。
風呂入ってる娘に
「洗濯物ちょっとしかないから干しといてもらえる?ごめんね」
と言って寝る。

娘は土曜日音楽会だったから明日は学校休み。

12月12日(月)

1時に1回起きたけどそのあと目覚ましのアラームがなる6時前までずっと寝ていた。

洗濯物を見に行くと乾いてなかった。
浴室乾燥のボタンまた押し忘れてるな。
土曜日音楽会だったから娘は学校休み。

透析へ。
帰宅。
ごはん炊いて冷凍してあったこないだのカレーを食べる。
娘に食べるか?聞いたらいらないと。
1人にしてはルウの量が多かったから2皿食べる。
後悔。
あとから娘が「やっぱりカレー食べればよかった」
いつもこうだ。

明日裁判、相手側の不貞男と弁護士がなかなかの嘘を並べているので元妻に事実確認。
憶えてない、とか、かもしれない、とか要領を得ない回答ばかり。
裁判にかも知れないはないんだよ。
はい、いいえで答えろと言ってやっと答えるという感じ。
新たに出てきたこの期に及んでもまだ隠していた嘘も出てきてホントに最悪な奴。
最低な奴になってしまった。
可愛い子供を産んでくれたからプラマイゼロだけど、娘にも悪い元母親になってしまった。

娘、学校から帰宅。
一応聞く
「かあちゃんの所に行きたかったら行っていいよ」
「いい。ダディが1番やさしいから」
「いつも怖いって言うじゃん」
「怒ると怖いけどぉ、何でも買ってくれるから」
「何でも買ってくれるのと優しいは違うぞ」
オレが優しいワケじゃないと思う。
帰って来てってお願いしてるのに帰って来ないかあちゃんが優しいと思えなくなったんだと思う。
「明日裁判だから」
裁判の事は話してあった。
「明日浮気した男が何百万払いなさいって裁判官が決めるんだ。だから明日は好きな物食べていいぞ。焼肉か?すき焼きか?」
「本マグロ。お家でマグロたべたい」
「分かった。帰りに買って帰ってくるよ」

今日は元妻が娘を美容院に連れて行って、学校の連絡帳や漢字ドリルを買いに行く日だった。
娘に「かあちゃん何時に来るの?」と聞くと
「3時半」
「もう5時半だよ」

そのあとメールが着る。
仕事が遅れたから美容院の予約の時間間に合わない、と。
それでも娘と買い物には行きたいと着た。
その前に質問にちゃんと答えろ。
裁判は明日なんだよ
こっちはお前と不貞相手のせいで裁判所に出廷して嫌な質問にも全部はい、いいえで答えなきゃいけねんだよ。
お前も憶えてないとか、かもしれないじゃなくてしっかり答えろ。
買い物は今度行きます。
もうれんらく帳書くところがない
と娘が元妻にLINE
写メして同じやつを買ってきてもらうことに。
娘は鬼怒川温泉のお土産を渡すつもりだったが荷物を玄関先に置いて帰って行った。
散々嘘をついて人を騙しておいて都合が悪いといつも逃げる。
夜、Wi-Fiの接続をする為に娘に呼ばれて来た帰り際に話したが、話にならず。
泣き喚いてきたからオレも反論。
娘が泣きながら止めに入る。
「かあちゃんはもう諦めろ。この人はもう〇〇(娘の名前)の家には帰って来ないから」と娘に言った。
「あきらめない!」
「あきらめろ」
「イヤだ」
「オレは何回も言ったんだよ。〇〇の為に帰ってきてやってくれって」
元妻「そうなの。パパは何回も言ってくれたの。だけど私は〇〇の元には帰りたいけど、パパと仲良く出来ないから帰れないの」
「そうじゃねえだろ!オレがお前と住みたいと思ってるのか?オレは自分を殺してでも〇〇の希望を叶えてやる為に何回も言ったんだよ。オレがどうこうじゃなくて自分の意志で帰らないってハッキリ言えよ。じゃなきゃ〇〇は納得しないんだよ!」
娘「〇〇(自分の名前)はあきらめたくないの!」
「オレじゃなくてかあちゃんに言えよ」
*オレのお腹に顔を埋めて泣きながら
「あきらめたくないの!」
そして娘は咳を切った様に
「りこんとどけなんて〇〇がやぶればよかった!」
「りこんとどけなんて〇〇がビリビリにやぶればよかった!」と泣きながら叫んだ。
「お前離婚届見てないだろ?」
娘を笑わそうと思ったが娘は笑わなかった。
「〇〇がりこんとどけビリビリにやぶればよかったんだよ」
「〇〇は何も悪くないよ」
「〇〇今でも2階で泣いてるんだよ。宿題やれってダディに怒られた時もさ」
「宿題やるのは当たり前だろ」

「〇〇とハグさせてほしい」
元妻が言っていたがリビングに戻る。
またどんな自分勝手なことを言われるか分からない。
娘はオレに抱きついて泣いていた。
また元妻の弟や叔母さんに会いたい、幼稚園の時のお友達ともまた会いたい、ダディとかあちゃんと3人でディズニーランドに行きたい、とずっと泣いていた。

Wi-Fiの繋ぎ忘れでそのあともう1度来たが、娘は泣き疲れて寝てしまった。
元妻は廊下で「出来ない、出来ない」と泣き始め、過呼吸の様になっていた。
娘が起きて「だいじょうぶ?だいじょうぶだよ」と背中を摩りながら声を掛ける。
その後、玄関を開けたまま外に出た所に座り込んで大声で泣き出したので、改めてベッドに入っていた娘はまた起きて玄関まで行く。
「中入りなよ」と中に入れる。
玄関に座り込んだので手を引いて廊下に座らせる。リビングからクッションを持ってきた。
娘はまたベッドに入り、今度は本当に疲れて眠った。
落ち着いて話を聞いたが、相変わらず自分勝手な言い分だった。
それでも、黙って聞いてた。
最後にお金の支払いの話をすると泣き喚いてまた逃げた。
娘のお金だけは返して欲しいと言ったが、逃げて帰った。

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