生きてるということを実感するということ


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生きているということを実感するのは死が近づいてからだ。
それを今オレが身をもって実感している。

ここ数年でオレは何度も危篤状態に陥った。
その度に病院から「ご家族を呼んでください」と言われる。
オレは「オレには家族はいない。小学生の娘がいるだけだ」と答える。
娘も呼ばなくていい。
どうせまた生き返るからだ。
オレは生き返る。
死にそうな不死鳥と言われている。
死にそうなことは間違いないが、オレは不死鳥。まだ死なない。
オレは達観している。
オレは動じない。
2018年、大阪で急性肺炎からの心不全で息が出来なくなり救急で病院に駆け込むと医者から「残念ですが助からないです」と言われた。
あの時天井を見上げながら覚悟を決めた。
死ぬ覚悟を。
そこからオレは何事にも動じなくなった。

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