ハチミツ二郎シングルファーザー日記 #37 猪木イズム


2022
101()

朝ゴミ出し。そのまま移動販売の魚屋へ。
鮭の切り身を買いに。
先客の奥さんが「ここの明太子凄く美味しい」と言っていたので明太子も買う。
鮭切り身2切れとパックのちぎれ明太子で1500円。まあまあ高い。
顔見知りになったからか魚屋のおいちゃんが「この大きいやつ持ってく?値段一緒だから」と大きい切り身を入れてくれる。
最初あんなに無愛想だった爺さんが。
これが下町東東京。
東東京のクソババアはずっとクソババア。
そのままパン屋にも行って娘の留守番時用のパンを買ってくる。

娘、塾。

アントニオ猪木さん死去のニュース。
少年時代にアントニオ猪木を見ていなかったらオレはハチミツ二郎になっていなかったかも知れない。
小学生の時も中学生の時も大人になってからも胸の奥にはいつも闘魂を持ち
嫌なことがあっても、苦難の時も「どうってことねえよ」の精神で乗り越えてきた。
今現在も、この状況も、どうってことねぇよ、の精神で乗り切っている。
少年時代にリアルタイムでアントニオ猪木を見れて良かった。
藤原組長の古希祝いのパーティーで同じ壇上に立ったのがお会いした最後。
お話ししたのはWWEの殿堂入りした時の記者会見後にMXテレビの番組でインタビューしたのと、その後アリゾナでお会いした時の2回だけだけど、猪木さんと少しでも話すことが出来たのはオレの大きな財産だ。
猪木イズムはオレの中にある。
猪木イズムでこの地獄の様な透析生活を乗り切っている。

昨日は円楽師匠もお亡くなりになられた。
もっと、図々しく円楽師匠の家に遊びに行けば良かった。いつでも遊びに来なさいと言われていたのに結局2回しか伺えなかった。

オレは今日はルミネ3ステ。
バイクで。
天気が良い。

3ステやって合間に収録とリモートのインタビュー取材やってバイクすっ飛ばして帰る。

帰り道、スーパーで買い物。
娘がこないだから「煮込みラーメン食べたい」
と言っていたので永谷園の煮込みラーメンと野菜と肉を買って帰る。あと一平ちゃん。明星の一平ちゃん。
煮込みラーメン前に買ったのはまだアッコさんの絵が描いた箱の頃だから結構前だ。

帰宅。
夕食は鮭とえのきのバターソテー。
作って2階にいる娘を「ごはん出来たよー」と呼ぶ。
娘は何よりもえのきバターを気に入ってしまい、美味しいえのきバターをほとんど娘に食べられた。

そして、明太子は至って普通だった。

早目に寝る。

102()

起きた時から身体が痛い。身体が怠い。
脚も怠い。
身体はコロナの後遺症。
脚はおそらく透析の影響。
毎日起きた瞬間から疲れている、今日は特に。
満身創痍。
地獄に片脚突っ込んでる。

朝ごはん。
梨を剥いて食べる。
梨美味い。
地獄に片脚突っ込んでても、梨は美味い。

娘起きてくる。
10時頃に「お腹空いた」と言うので早めの昼ごはんとして2人でも一平ちゃんを作って食べる。

「ちょっとダディお昼寝するわ」
と、オレは昼から夕方前まで寝る。怠くて。

夕方、2人で資源ごみ出しに行ってそれぞれ風呂入ってスプラトゥーン3

夕食、煮込みラーメンパーティー。
パーティーと言っても2人だけだけど。
思いの外美味しかったらしくて娘はかなりの量食べていた。野菜もたっぷり入れたけど野菜も沢山食べていた。

片付けして横になる。
「オレ先に寝たら換気扇と電気消してから寝てね」
「はーい」

娘も多分21時半くらいには寝てた。

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5時半起床。
透析から帰ってきてすぐ食べれるように梨を剥いてカットしておく。
娘も昨日早めに寝たから6時前に起きた。
「スプラトゥーンやっていいよ」

今日から始まった新しいNHK連続テレビ小説を観て「行ってきまーす!」と学校へ。

オレは透析。
送迎車から娘の登校姿を見る。

いつも娘のことを気にかけてくれるシングルマザーの技師さんに「疲れてますか?」と聞かれる。
疲れている。仕事育児家事透析、休息がない。

帰宅、
サンポーの焼豚ラーメン食べたら足りなくてサトウのご飯チンしてキムチと目玉焼き乗せて食べる。
娘が居なければこんなもん。
こんなメシが好きなんだオレは。

梨食べるの忘れていたので夕方前に食べる。

夕食、釜寅で釜飯を頼む。
昨日ポストに入ってたチラシを見て娘が牛たん釜飯を食べたいと言い出して。
焼肉屋で特に牛タン食べるワケでもないのに。

ひつまぶしみたいにお茶漬けにして食べる用に付いてきたポットのお茶(出汁)が気になる娘は先に「お茶飲みたい」と言う。
いつも温かいお茶なんて飲まないのに。
「お茶漬けって言うけどこれはお茶じゃなくて出汁なんだよ」と言うと、一杯目の途中からお茶漬けにして食べると言い出した娘。「おいしい」と残りの釜飯も総てお茶漬けにして食べていた。お茶漬けにハマッた様子。

今日はご飯がデリバリーだったから楽だった。

それぞれ風呂入って、今月から週1になったクイズ!脳ベルSHOWを観て寝る。

104()

安定の4:38起床。
北朝鮮から日本に向けてミサイルが発射され朝のテレビ番組は総てその関連のニュースに。
「怖い」「学校休みになる?」と娘。
「東京には飛んできてないから学校はあるよ」
それでも「怖い」と。
そりゃそうだよな、ミサイル飛んできたなんてテレビでやってたらまだ9才の小学生なら怖いよな。

「行ってきまーす」と学校へ。

昼休み、区役所行ったり郵便物出しに行ったり、シングルファーザーはこういう役回りもあるから。全部ひとりだから。

リモートワーク終わり、シンドいからリビングの電気消してタオルケット被って寝ていた。
娘帰宅。
洗面所でうがい手洗いして廊下に荷物置いてリビングのドアを開けて電気を点けた瞬間オレが娘の方を向いたら「うわーっ!」と左斜め上にジャンプして廊下に飛び出て行った。
電気消えてるからオレが出掛けてると思ったらしい。声出して笑っていたら「コラー!」と体操着が入った袋でオレをぶっ叩こうとしてきた。

娘は少しスプラトゥーン3をやって2階へ。
オレは娘の晩ごはんのロールキャベツを仕込む。

元妻が来る。
夜遅く迄オレが仕事だから来てもらった。
久しぶりに3人揃って喜んでいる娘。
明らかに、嬉しそう
ケーキ出して食べてもらって入れ替わりでオレは出掛ける。
その間、娘はずっとねぇかあちゃん、ねぇダディ、とずっと、喋っていた。

23時頃、帰宅すると娘を寝かしつけた元妻はそのまま隣で寝ていた。
起きて少し掃除してくれて帰って行った。

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朝、娘は機嫌が悪く、学校へ行きたくないと言い出した。
かあちゃんに会った次の日はこうなる。
前の日に会えた嬉しさと朝起きたらいない哀しさの間に気持ちが揺れてしまうんだろう。

敢えて放っておいたら準備して学校へ行った。
今日もかあちゃん来るよと言ったら嬉しそうに。

透析へ。
今日は透析中から身体が痛くてシンドかった。

夕方、部屋を片付けられない娘の為に元妻が部屋の片付けを手伝いに来てくれることになっていたけど、オレは透析のダメージで寝込んでいた。
18時半、起きたら元妻は来ていた。
娘が3人でごはんに行きたいと言っていたのでかつ敏へ。おいしい米とおいしい千キャベツが食べたくて。豚汁も付いてるし。
とんかつ屋の米って何であんなにおいしいんだろ?

そのあとスーパーで買い物。
娘は元妻と、オレは1人で買い物カゴを持ってそれぞれ買い物。

「ねぇかあちゃん寄ってもらってもいい?」
「いいよ」
3人揃うと娘はやっぱり嬉しそう。
よく喋ってる。

「ダディとかあちゃん仲良くなってる気がする」
と娘は嬉しそうに言っていた。

風呂に入って、かあちゃんに買ってもらったちいかわのパズルをやる娘。
「年に1回かあちゃんに会えればいいって言ってなかった?」
と聞いたら
「やっぱ毎日でいいや」とパズルをやりながら言っていた。

子供の事を第一に考えるのが親だ。
娘にとっての1番の幸せを考える。

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かあちゃんと会った次の日だったけど
「行ってきまーす!」と元気に学校へ行ってくれた。
出て行ったあとすぐ傘取りに帰って来たけど。

リモートワーク。
そしてサラリーマンになって3年目にして初の自分が担当するプロジェクトのプレゼン。社長に。企画は通り、社長の指示をもらって更に進めることに。

娘がかあちゃんに会えるの「毎日でいいや」と言っていたので昨日「仕事帰り顔出せるなら出してあげて。コーヒーだけでも飲みに来たらいいよ」と元妻に言っておいたが「しばらく来れない」と言っていた。もう他人なので理由は聞かない。
娘もその会話を聞いていたので今度の連休はかあちゃんが来ないのを知っている。

雨の中、娘帰宅。
今日は塾。

夕食は牛肉の野菜炒め。もはや牛の方が豚肉より安い。オレが子供の頃なら考えられない。
娘は野菜も沢山食べた。

風呂。
娘が「〇〇(娘の名前)結婚しない」と言ってきた。
「何で?」
「毎日ごはんの献立考えるのめんどくさい」
それをオレは毎日やってんだぞ!
「20歳超えたら自分で作れよ」
「え、そうなの?何で?」
「もう大人だから」
「じゃあ20歳まで作ってね」
分かったよ。作ってやるよ!

107()

雨。
雨だから娘は上機嫌で「行ってきまーす!」と学校へ行く。

オレは透析へ。

帰ってきて昼メシ食べに行きたかったけど結構な雨なので中止に。
スーパーで100円で売ってたから買ってあったアンチョビの缶詰と冷蔵庫にあるベーコンとニンニクでパスタを作る。
良いオリーブオイルと良いバターとパスタさえ常備しておけばいつでも美味しいパスタは作れる。

今日はマグロのお刺身を食べようと娘と言っていたけど結構な雨。
冷蔵庫にはあとミートボールとウインナーともやししかない。
「晩ごはんミートボールでいいか?」と聞くと「おさしみがいい」と言う娘。

雨は止まない。
夕方、娘が2階の自分の部屋に行く前にお風呂掃除をしてくれた。
よし!雨に濡れる覚悟を決めて
お風呂の自動ボタンを押して、レインコートを着てバイクで魚屋へ。可愛い娘の為だ。
閉店間際。
中トロの刺身とまぐろぶつを買って帰る。

帰ると娘が2階から降りてきた。
ずぶ濡れになりながら
「まぐろの刺身だ!」と言って差し出すと
「ありがとー!」と言って袋を受け取る娘。
すぐ風呂に入る。
「お前も入れ」と一緒に入る。

夕食、
まぐろの刺身定食ともやしとウインナー炒め。
まぐろの刺身をお醤油につけて炊きたてのごはんの上に乗せて食べる娘。おかわりもして刺身を沢山食べた。
刺身どんどん食べてくれると嬉しい。
食卓に魚の機会が増えるから。
オレはホントは魚中心の食卓がいいんだ。

オレは20時半には寝てしまい。
起きたら23時半、まだ今日だった。



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