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初めての維新みらいふスタジアム 〜J2リーグ第30節 レノファ山口FC vs ファジアーノ岡山 備忘録〜

2019年Jリーグ第30節 レノファ山口FC vs ファジアーノ岡山の試合は,1-2でファジアーノ岡山の勝利となりました。今回はその試合の観戦記です。

この試合のプレビューはこちらです。


今回初めてレノファ山口FCのホーム維新みらいふスタジアムを訪れることができました。そこで感じたことをいくつか簡単に書き残しておきたいと思います。


1.スペシャルガラポン

私は14:30過ぎにスタジアムに到着したのですが,この早い時間でも多くのサポーターがスタジアムに集まっていました。そして,サポーターの列ができているブースを見つけました。それがスペシャルガラポンのブースでした。

スペシャルガラポンは1回1000円で最低1000分の商品がもらえるというものです。1等2等なんかにはユニフォームがあったり,4等5等でも非売品の商品が当たったりする非常にお得なガラポンだと感じました。

この時間にこれに並んでいるサポーターの多くはいわゆる「コアサポーター」の方達だと思います。その人たちが並びたいと思うこの企画はとても面白いと思いました。個人的に覚えておきたい企画だったのでここにメモしておきます。


2.待機列

スタジアムにかなり早い時間に到着したのでせっかくなら待機列で順番を確保しておこうと思いましてバックスタンドの入り口に向かいました。その時に当然レノファのゴール裏の待機列のところを通るわけですが,そこであることに気づきました。

それが場所取りシートの存在です。これが存在していることにスタジアムで気づきました。クラブのサイトを見ると待機列についてのページにしっかりと明記されていました。この場所取りシートは事前にダウンロードできるようになっていて,これを書いて持っていけば良いんです。手軽に並べる1つの方法をクラブ側が用意するというのはアリだと思いました。

私はおそらく以前にこのページを見たことがあったはずなのですが完全に抜け落ちていました。ただ,これで終わりではありません。

それでも並ぶことを諦めない私はどうやら養生テープでも大丈夫だということを確認し,スタッフの方に「場所確保したいのでテープ貸してもらえますか?」と声をかけました。すると,「名前と人数を教えてください。そしたら後はやっておきますから。」と言われました。なんとスタッフの方がやってくれるというおもてなしです。私はその様子をただ見ているだけで順番を確保することができました。

ここからおもてなしが良いよということを言いたわけではありません。おそらくまだ時間が早すぎてスタッフの方が暇なのでやってくれただけだと思っています(それでもすごいおもてなしですが笑)。

良いなと思ったことはロープにテープを巻きつけて貼るという方法です。待機列の地面にはロープが引かれていました。そのロープに名前と人数と順番をかき,ロープに巻きつけて貼ることで順番を確保します。この方法だと,この試合の雨でも地面にそのまま貼るよりも剥がれにくいと思いますし,シートとか用意する必要もないので観戦者に優しいなと思いました。

この方法でやっているところは他にもあると思いますが,個人的にはなかなか見ない方法だったのでメモしておきます。


3.試合前のMCと映像

そんなこんなで試合開始1時間前になりました。ピッチ上では選手たちのアップが始まりました。そして,岡山サポーターに歓迎のアナウンスと拍手,スタメン紹介といったお馴染みの流れが始まりました。

するとまず1つ岡山のスタメン紹介で山口に過去在籍していた一森と廣木がアナウンスされると山口サポーターから拍手が起きました。「おっ,いいな」と思いましたが,フロンターレの試合をよく見に行っている私にとってはさほど驚きはありません。

岡山のメンバー紹介が終わり,次に山口の紹介に移るのかなと思ったところでスタジアムMCを担当されている吉永さんからアップをしている一森や廣木に語りかける場面がありました。内容を全て覚えているわけではありませんが「おかえりなさい!久しぶりの維新のピッチを楽しんでいってください。でもそれ以上は求めません!」といったユーモアのある内容だったと思います。これがすごくいいなと思いました。

岡山との前回対戦でも廣木の100試合記念セレモニーで山口のサポーターが「雄磨コール」を送るというシーンがありましたが,今回のことも山口の温かさを非常に表していると感じました。


そして,なんといってもこの試合で最も印象に残っているのが試合前に流された映像です。なんの映像かというとレノファの主務,副務を務めている裏方の方に焦点を当てた映像でした。試合当日はホペイロの仕事もこなしている方達です。

このVTRは「マエダ商事」さんが冠を務める試合で毎年作成されているようです。これを試合前に見せられるとどうしたってテンションは上がりますし,選手だけではなくこういった方もチームを支えているのだということを言葉だけではなく映像で見て実感できます。それをスタジアムで流すことによってサポーターに見て知ってもらうことができるのでとても良いなと思いました。

たまたま訪れた試合でこのVTRが観れたのは非常に運が良かったと思います。それぐらいのVTRでした。


4.試合雑感

今日はいつにも増してただの感想になります笑。試合を見返していないので・・・すみません。

長崎戦で4-4-2のプレスをうまく掻い潜れなかったことを踏まえて,この試合でレノファは4-3-3というアンカーのポジションを置くシステムを採用してきました。これで序盤は何度かボールを運べていたこともあったと思いますが,前半の中盤以降は完全に対応されていました。2CBとアンカーの3人でのビルドアップを岡山に2トップで守られるという苦しい展開になっていました。前半はそのまま終了してしまいましたが,アンカーの高が立ち位置を変えたりなどの変化がもっとあっても良かったかなと思って見ていました。

ただ,高の奪いに行けると感じた時の寄せの速さと強さは目を引いていました。これで2.3度相手からボールを奪い切っていました。チームとしてもっと高のこの良さを引き出してあげられる守り方が出来ていくと良いと思いました。

後半は岡山が少し引いたこともあり良い攻撃が見られていました。途中縦に急ぎすぎたシーンもありましたが,サイドを広く使いながらクロスで点を取れたのは次に向けて明るい材料だと思います。あとはやはり右サイドでパウロをどう生かすのかということでしょう。カットインして強引にシュートを打って相手にあたりそのままカウンターを受けるというシーンがありました。これがピタッとはまると良いのですが今のままでは最大のピンチを招くことになりかねません。シーズンが終了するまでに解決できるのかに注目しています。


まとまりがいつも以上にない文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。山口遠征とても満喫できました。また行きます!その時は勝ちゲームが見られることを祈って日常に戻り頑張ります!


*文中敬称略



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