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XNL Audio RC-20(試用版)、 ExciteAudio Lifeline Console(購入版)、Lifeline Expanse Lite(機能限定版)

はじめに

今回 Lifeline Console (RC-20 みたいなマルチエフェクト)を購入して試してみたので、その記録。
プリアンプって何に使うんじゃい?実機でしか意味ないんじゃね?とか思ってたんですけど、実機感(Lifefile シリーズには実機無いと思いますが)が出せないといかんのでは?と思い、XLN Audio RC-20 Retro Color もそこそこ高いので「代用できるのでは?」と思って今回試してみることにしました。(と書いてるうちに XLN Audio がBFで50%オフ来ましたw)


RC-20 Retro Color とは?

RC-20 Retro Color は XLN Audio から出ている、昔風の音を作るためのマルチエフェクターです。
NOISE(ノイズ)、WOBBLE(もたつきなどの古さ?)、DISTORT(ディストーション)、DIGTAL(ディジタル・・・デジタルじゃなくてディジタルがより正しい発音です)、SPACE(空間)、MAGNETIC(TAPEとかにある古さ・・・)があります。
5~7年前?発売されて大御所です・・・私は持ってません。

RC-20 Retro Color

Lifeline Expance, Console とは?

Lifeline Console、Expanse は Excite Audio から出ている(Plugin Butique が関わっているみたいです)マルチエフェクトプラグインで、Console、Expanse にそれぞれ5モジュール装備されています。

Lifeline Console

Console には PRE(プリアンプ)、COMP(コンプレッサー)、EQ、MOD(モジュレーター)、WEAR(摩耗・劣化)などを組み合わせ(各1回だけという制限があります)のモジュール+おにぎり型のバランス調整器があります。
Console という名だけあって、今コンソール(チャンネルストリップ)を作るならこんなのを作りたいというのもあるのかも?

Lifeline Expance Lite

Expanse には FORMAT(デジタルダメージ)、DRIT(サチュレーション)、RE-AMP(リアンプ)、WIDTH(広がり?)、SPACE(空間?)というモジュールから成ります。

Lifeline Expanse Lite, Console Lite という機能制限版を去年?くらいに Plugin Butique でおまけ配布していたのでこちらを入手した方が多そうです。
また最近 PB で RC-20 と Lifeline Console がバンドル販売されてて、機能の補完?と思ったというのもこの記事を書いた理由の一つです。

テスト方法の検討

まず LIfeline Console、LIfeline Expanse Lite、RC-20 で設定できる箇所が違うので、ざっくりと分けると Console はチャネルストリップ、Expanse Lite、RC-20(PB では Saturator となってますが)はマルチエフェクターです。
なので、今回のテストは RC-20 と Lifeline Expanse Lite を比較することになりますが、Lifeline Expance では音全体のイメージ設定ができないので Lifeline Console を補助で使って行きます。

テスト方法

RC-20で各種設定を行い、そこに Lifetime Console , Expanse Lite を設定して合わせていく形と、その逆で行っていきたいと思います。
音をそれなりにするためにマルチアウトで Console を掛けて、更に Drums バスにまとめの Console もかけています、

ルーティングは以下のようにし、Drums の PreFeder SNED 先を RC20 にするか LIFELINE にするかで切り替えています。 
(このバスの出力は0)
なぜわざわざSEND方式にしたかと言うと、バスで送っても使わない方からも常にノイズが出ているからです。
また bx_delay でディレイをうっすら、Pro-L2 でリミッターを掛けています。

RC20 を選択中

これを以下の設定で試してみます。
設定1:隣の部屋で鳴っている様子(RC-20 設定に Lifeline をあわせていく)
設定2:カセットテープを通した音(RC-20 設定に Lifeline をあわせていく)
設定3:オールドスクールっぽい設定(Lifeline 設定に RC-20 をあわせていく)
設定4:水の中っぽい設定(Lifeline 設定に RC-20 をあわせていく)

Dry時は以下の音です。

設定1:隣の部屋で鳴っている様子

RC20 のプリセットに Next Door Studio というのが合ったのでそれを使います。

隣の部屋で鳴っている様子 RC20

それに合わせてConsole、Expanse Lite の設定を行います。
中音域~高音がなくなっているので、そこから設定を・・・

隣の部屋で鳴っている様子 Console
隣の部屋で鳴っている様子 Expanse Lite

RC20/Lifeline の順です。 

音がぜんぜん違いますがスルーでお願いします。

設定2:カセットテープを通した音

これも RC20 のプリセットに Casette 1st Generation というのが合ったのでそれを使ってみました。

カセットテープを通した音 RC20

高音域、低域が小さくなってるので、そこから設定します。

カセットテープを通した音 Console
カセットテープを通した音 Expanse

苦労の割りに似てません。
RC20/Lifeline の順です。

うーん、いまいち。

設定3:オールドスクールっぽい設定

Lifeline Console にあった DRM Old School という設定を使ってそれを使ってみます。

オールドスクールっぽい設定 Console
オールドスクールっぽい設定 Expanse

ここから RC-20 を設定してみます。

オールドスクールっぽい設定 EC20

どんなもんでしょ?
Lifeline/RC20 の順です。

うーん、高音をもっと切りたいな・・・響きももうちょいなんとかしたい。

設定4:水の中っぽい設定

Lifeline Console にあった DRM Underwater という設定を使ってそれを使ってみます。

水の中っぽい設定 Console
水の中っぽい設定 Expanse

それを目指してRC20を設定していきます。

水の中っぽい設定 RC20

Lifeline/RC20 の順です。

うーんこれは周波数が高いところ削れば良さそう。

終わりに

4課題あって満足できた結果にはなりませんでした・・・(´・ω・`)

Lifeline というだけありかなり色々なことができ便利な反面、Lifeline という割に誰でも使えるレベルではないのでは・・・と思いました。
RC-20 くらいの方が使いやすいのは間違いないですが、熟練度によっては Console + Expanse の方が色々できていいのかもしれません。
プリセットもかなり用意されているそうなので、Expanse もそのうち Lite からアップデートするかもしれません。
RC-20 は今セール期間で買うと8500円くらい?(おまけプラグイン1つ)、Console とExpanse アップデートしても 7000円(+おまけプラグイン2つ)・・・ちょっと安い。
機能的にも十分ではないでしょうか・・・まったく使いこなせてませんが。

以下アフィなしリンクです。PBです。いつも使ってないですけどw


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