恋人という枠組みが欲しいわけではなくあなたがいい



付き合う期間も短く、多くを知ってるわけじゃなかったし執着かなと思ってた。事実執着してるところはあると思う。
でもこんなに会うたびに魅力的だと思う人は初めてなんだ。
常に新しい刺激もくれて、初めて思うことや体感することが本当に多く、気づいたらその人じゃなきゃつまらないと感じるようになってしまった。
好きな気持ちも手放せないし、その人と会ったことでの刺激も手放せない。
これは執着だね。


知るたびに魅力的に思うから好きな気持ちは増えてくばかりで、でも別れてからはたまに会えたり話したりできればそれでいいと思ってた。
本当に、長く、たまに連絡がとれたり好きなことを話せればそれでいいと思ってた。

でも相手が他の人をみるようになってから、もうどうしようもなく悲しくて、やっぱり私は友達になりきれてなかった。
その視線を私に向けて欲しかった。

人としても好きだし今後も付き合っていきたいと思っていたから、恋愛感情の自分の気持ちにどうにか蓋をしていただけだったんだ。


だから告白をしました。


きっと、
恋人でもないのにずっと好きが募ることや好きだからって理由だけでここまでドキドキすることはもうこの先ないだろうなと強く思ったし、
別れた記憶がある中で尚この気持ちがあるんだからむしろ付き合ったことない相手への気持ちより、
一回もすれ違ってない相手への気持ちよりも、
もっとずっと確かな気持ちだって言えるなと思ったから。

心が動きすぎてもう誤魔化しようがないこの想いが、関係が一生続くかもしれないって信じる事ができるから告白した。



考えさせてと言われて、正直好意があることはわかっていただろうし、何を考えるんだろう、、、とは思ったな。

その後の3ヶ月はとっても濃かった。
自分の気持ちに向き合うのも、人の気持ちに向き合うのも苦手な人だからきっと辛かったね。

自分が相手を責めて傷つけて、私も傷ついて、でも好きで諦められなくて、私何やってるんだろうなと何度も思った。もう嫌いになりたいと思うほど好きだった。


なんで私じゃダメなんだろうって思ってしまって、関係性をどうするのか話しているうちにお互いがムキになってしまって、感情が爆発した日があった。
最後まで話がまとまらなくて、私は泣きながら逃げるように電車に乗った。

正直もうダメだなと思ったな、あの日で。
その次の週に、会うのは最後だと思って覚悟して誘った。
もう会えないかと思ったのに会えただけで嬉しかった。
やっぱり喋ってると好きだなと思った。
私はこの人に会えた人生でよかった。

帰り際に、じゃあ今日で最後かな?と聞いたら
なんでそんなに明るく言うの?と言われた。
学ばないな、別れ話の時から、私が明るく言う時は大体強がりだよ。


私は恋人が欲しいのではなくてずっとあなたが欲しかった。
縛りたいとかそういうつもりはなくて、
ただ、理由もなく会いたかった。
会いたいと思ったときに会いたいって言いたかった。
触れたいと思ったら我慢せずに触れたかった。
ただ、何もしなくとも好きな人と同じ時間を過ごしたかった。
ただそれだけなんだよ。

恋人の枠組みが欲しいのではなくて
それがあなただから、
あなたと恋人になりたかった。


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