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取材レポートvol.6ー2 株式会社北海道健誠社 瀧野社長



株式会社北海道健誠社

前編vol.6-1からの続編です。

「株式会社北海道健誠社」さんに取材に伺いました。
社長室へご案内いただき、一同緊張の面持ちでミーティングルームへ。

まちづくり推進課遠藤さんより、
「東神楽町再生可能エネルギー導入目標」をもとにした、
ゼロカーボン実現に向けた町の取組現状などをご説明いただきました。
話題は、ケンセイシャソーラーのソーラーパネルに。

社長室にて取材の様子

隊員:「先ほどケンセイシャソーラーの見学をさせていただきました。売電された電力はみなさんの家庭や事業所で使用されています。売電終了後についてはお考えでしょうか。」

瀧野社長:今現在はソーラーで発電したものはFIT(※)で売電しています。FIT終了後は自社消費を予定しており、今後太陽光パネルを増やしていくことを考えています。
現時点では、必要な年間電力の50%以上を賄える予定ですが、自社発電を行うことでよい循環が継続できます。


隊員:「多様な事業を展開されていらっしゃいます。それぞれに心がけられていることを教えてください。」

瀧野社長:
【おにぎり保育園】

企業主導型保育事業のおにぎり保育園の名前の由来は「手塩にかけて育てる」です。明日の自分が楽しくなるよう、ワクワクの4つのスイッチを探し見つけてスイッチをONにして子供の力を伸ばしていきます。
:読み(習字)書き計算・鍵盤ハーモニカや体育やスキーなどのたくさんのカリキュラムを取り入れています。
(跳び箱8段を軽々と飛んでいくこどもたちの映像を見せていただきました・・すごい!!)

【ランドリーム】
見学いただいた木質バイオマスチップを燃料として、CO2を排出しないボイラーを使用しています。
また、クリーニング店の受付では、廃棄木材として燃料にできる使用済みの割りばしを回収しています。

【フランチャイズカフェ&ベーカリー】
「福祉」への取組の拡張として「100歳まで元気で幸せに暮らせる街づくり」を目指しています。
皆さんが笑顔になる場を作りたいと考えての事業です。

【NPO法人まこと】
障がい者の就労支援を推進しており、技能実習生の高給での受け入れと永続的な国内での就労継続に努めています。

事業上就業面では「ダイバーシティ経営」を掲げ、女性の積極的登用も行っています。

「笑顔を届けたい」との思いから、病児へのホスピタルクラウン(道化師=ピエロ)活動でサーカスの開催もしているんです。

おにぎり保育園のお話をされる瀧野社長

・病院・ホテル・介護福祉・手術専用リネンのリユース・サプライ
・ランドリーム:ホームクリーニング
・企業主導型保育事業(おにぎり保育園)
・フランチャイズベーカリー(小麦の奴隷)
・フランチャイズカフェ(さかい珈琲)
・障がい者の就労支援(NPO法人まこと)

株式会社北海道健誠社HPより

「自分はいつもわくわくしている。」


「わくわくする」ことを大切にすると、たくさんの人が「笑顔になる」。
その笑顔を想像して「自分はいつもわくわくしている」。

・・・だからなんですね!

会社での合言葉は「わくわくさまで~す!」

(北海道健誠社HPより引用)

「100歳まで元気で幸せに暮らせる街づくり」

高齢者が生き生きと暮らせる生活基盤の構築の計画

フランチャイズカフェ事業では、健康づくりの一環としてラジオ体操が行われているんです。
健康でありつづけること。
カフェでのおいしいコーヒーと楽しいおしゃべり。
そんな幸せの風景があるまち。
これからもずっとそんなまちであってほしいです。

隊員:「いろいろな発想を実現させるのは、難しいことではないですか?」

「常識で考えなければいい。」

経営者としてのご経験からいただいた、このお言葉。
私は衝撃を感じました。
これまで、常識やあたりまえから考えることで
「なにを、どうするか」⇒「むずかしい、無理だ」
と棚上げしていたことがあります。
社長のおっしゃったことは
『常識やルールを取っ払って、発想の起点をかえることで可能性は広がる』と気づきを得た瞬間だったんです。
これまでの考え方の癖を見直してみよう!と、発想の実現にこだわるきっかけにもなりました。

「常識で考えなければ、できるよ。」と瀧野社長


『社長コラム』

瀧野社長:「仕事」をするためには「稼ぎ」が必要なんです。
その「稼ぎ」は「仕事」のために必要なんですよ。

瀧野社長はドラッカー教授の書籍に出会われてから、影響を受け経営に反映されていることをコラムに書かれていらっしゃいます。

『利益は個々の企業にとっても、社会にとっても必要である。
しかしそれは企業活動にとって、目的ではなく条件である。』

P.F.ドラッカー,マネジメント<上>より引用

経営実践のお考えを、毎週1回月曜日(41回より偶数週1回月曜日)に
自社HP「社長コラム」で公開されていらっしゃいます。
経営に関しての視点や思考プロセスが、よりわかりやすい内容です。
ご興味ございましたら、是非⇩よりご覧ください。

北海道健誠社スローガン:『改善は幸せの、利益は幸せの継続のため』
北海道健誠社の経営方針:「『社会貢献』と『利益追求』は矛盾しない」

北海道健誠社HPより

多角的かつ、持続的な事業経営への必須条件。
それは、お客さんたちのたくさんの笑顔と幸せを想像し続けること。
瀧野社長の経営者の視点からのお話は
私たち協力隊にも、大変わかりやすいお話でした。
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

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「わくわくする」を感じ
「人が喜ぶ」につながる
そして
「幸せの連鎖が生まれる」
それは

すべてのヒト・コト・モノが循環してこそ
なのかもしれません。

東神楽町には魅力あるヒト・モノ・コトがまだまだありそうです。
今後も拾い続けていきます。

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瀧野社長、川東所長そして株式会社北海道健誠社のみなさん。
大変お忙しい中、取材をお引き受けいただきありがとうございました。

取材チーム一同より
株式会社北海道健誠社

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(取材チーム)
☆東神楽町地域おこし協力隊
note隊員紹介 まっちゃん (記事・運転)
note隊員紹介 れいちゃん (記事校正・写真撮影)
note隊員紹介 せきや隊員  (写真撮影・映像)
 
( Special Thanks!)
 note取材レポートNo.5 大吉隊員(取材)
 東神楽町役場まちづくり推進課 遠藤さん 


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