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取材レポート vol.1 ~町議会議員 小宮達一朗さん~

こんにちは!東神楽町地域おこし協力隊です。
 今回は、東神楽町の町議会議員であられる、小宮達一朗さんにインタビューさせていただきました。
記念すべき第1回目の町民インタビューとなります。
それではどうぞ!

[まずはお互いの自己紹介からスタートです。]

小宮さん:生まれは東京です。住んでいたころの記憶はもう薄いのですが・・20歳のときに中古車の売買事業を始め、輸出に必要な英語を学びにカナダへ行きました。帰国して念願の中古車輸出をしたもののリーマンショックで撤退、今度はニュージーランドへ。短い滞在のつもりが、気づいたら10年になっていましたね(笑)

[豊富な国際経験をお持ちの小宮さん。どのようなきっかけで東神楽町へ移住されたのでしょうか。]

小宮さん:ニュージーランドで出会った妻が東神楽町出身でした。妻の親御さんの近くに住んで親孝行したい、ということでこの町に移住しました。
住み始めてからは「ほっとファーム」(東神楽町にある観光農園)での農業への挑戦を経て、その後海外取引の経験を活かすために会社を立ち上げました。

 移住してすぐに参加した町内会の活動は、一筋縄ではいかないこともありますが、人との関わりが面白いなと感じました。3年目には産業という役員に選んでいただき、この経験が町議会議員に立候補した理由の一つとなりましたね。

 冬には「ウパシの森」でスノーモービルのライダーをやっています。雪を見たことがない外国人留学生を招待して楽しんでもらったこともありますよ。出馬の際に公約にも掲げましたが、「国際交流」「英会話」についてもこの町で進めていきたいですね。

[海外を含めた、東神楽の外と中の暮らしをそれぞれ体感している小宮さんから見た東神楽町とは。]

小宮さん:町の活性化のために人口を増やしていきたい、と最初は考えていました。しかし、ただ増やすのではなく、有能で熱意のある方が少しずつ増えてつながっていけたら良いなと今は感じています。
 今日お会いできた地域おこし協力隊のお三方が、これまでの多様な経験を活かして10人分くらいのパワーを生み出せたら素晴らしいですよね。仮に人口を大きく増やせても、町で賄える土地・仕事には限りがあるので、たくさんは受け入れられないですから。

[10人分のパワーを出せるかしら、と若干恐縮しながらも、町内で見聞きしたことから着想を得たアイデアをいくつかシェアさせていただきました。町の声を見える化するアイデア、交通難民を解消する空飛ぶクルマのアイデアなどなど・・]

小宮さん:町の声の見える化は大事ですね。
 東神楽町のホームページでは「町長へのメール」というページがあり、町民が直接要望を出すことができますが、このやりとりを町民全体で見られるようにできたら良いですよね。
 皆で意見を出し合う場をオンライン上に作り、町民の間で共感の多かった意見トップ3を住民皆で話し合う、とか。それが町民の、町に対する意思表明につながります。
 また、壮大で夢のような構想でも、誰かが同じことを考えているかもしれない。一人のアイデアは小さいことかもしれないけれど、集まれば大きな力を生み出せると思います。

[お話は東神楽町の未来の話に。]

小宮さん:町に住み続けていらっしゃる方はいますが、そのご子息の方々は町を離れており、町に戻ってくる人は少ないと思います。最近までは東神楽町の人口は増えていましたし、空き家問題もほとんどないですが、近い将来、一部地域は空き家問題が出ると考えています。

 町に戻ってきていただくためには、町に「仕事」と「家」を充実させることが大切です。そして、ライナー(旭川エリアのフリーペーパー)やIRI(旭川エリアの不動産情報サイト)といった従来の方法で募集するだけでなく、「スマホのアプリを使ってマッチングさせる」といった、デジタル技術を活用することも必要ではないかと思います。
 
 東神楽町の強みの一つは「旭川市に頼らずともやっていける」ことだと思います。半面それは弱みでもある。幸い今は他の地方に比べたら大きな困りごとは少ない。ただ、町を活性化させるには、視野を広げることが必要です。例えば、新しい働き方・稼ぎ方なども生まれている中で、それを教える場があるとよい。良い意味での競争を促すことができればと考えています。

[町議会・町議会議員についてのお話も伺いました。]

小宮さん:外から議員さんや役場の職員さん達を見ると「公」の部分しか見えないと思いますが、「私」の部分、パーソナルな部分を知ると、面白い方が何人もいらっしゃいます。ぜひ隊員の皆さんで、議員や町の人達の「私」の部分を掘り起こすと面白いと思いますよ。
 
 今後議会があるのでぜひいらして下さい。皆さんが日々関わる職員さんの、いつもと違うきりっとした雰囲気が見られるかも。町長を含めた真剣勝負の場で見どころ満載ですよ。ぜひ気軽に足を運んでください。 
 
 「私」を掘り起こす、ということについては「地域の社長さん」のお話も面白いと思いますよ。そういった方々にインタビューをしてYoutube配信してみてはいかがでしょうか。面白いと思いますよ!私なら見るなあ。
 いきなり「デジタル」「町おこし」といっても固い印象です。Youtubeなどエンタメの力を使って、地域を盛り上げてみてはどうでしょうか。

[つぎつぎとアイデアが出てきます。時間を忘れるほど盛り上がりました。
最後に、「花のまち」東神楽町らしく、お花エピソードを伺いました。]

(Q. 花は好きですか。)
 好きですよ!(即答)
 東京で桜の木を植木鉢に入れて育てたことがあります。家で花見したくて(笑)。一時祖母に預けたときに枯れてしまったけど。今も自宅でガーデニングをしているのでぜひ見に来てくださいね。よかったら一緒にやりましょう(笑)

[終始気さくにお話をしてくださった小宮さん。どこか遠い印象のあった「議員」のイメージが一歩払しょくされました。たくさんのアイデアも共有いただき、「ワクワク」が生まれる時間でした。
貴重なお時間をいただき、大変にありがとうございました!]


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