Web3.0、GAFAのその先!中央集権型からから自律分散型へ。情報のインターネットから価値のインターネットへ

gumi国光です。アメブロのパスワード忘れたのでnoteデビューw 新年なので少し先の未来の話をしたいと思います。今日から3日連続投稿に!w

2007年から始まったスマホ、ソーシャル、クラウドが牽引したWeb2.0時代。その先にXR、IoT、クラウドAIが牽引するWeb3.0が来ると話しましたが、未来がもう少し明確に見えてきました。

ウェブ3.0がやってくる!ーークラウドがAIと一体化、個人に紐づいたデータが爆発する世界(前編)
https://thebridge.jp/2017/05/web30-hironao-kunimitsu-the-first-part

出会った人の情報が直接目に飛び込むMR、その実現へのステップーーウェブ3.0がやってくる!(後編)
https://thebridge.jp/2017/05/web30-hironao-kunimitsu-the-latter-part

ここではinput/output(XR)、データの収集(IoT)、データの活用(クラウドAI)の3つの重要なクラスターの変化がもたらすイノベーションについて語りました。

input/outputは、ARグラス時代になるとスマホ時代からUI/UXが大きく変わります。タッチUIから音声UIへ。検索も減り、適切な情報が必要な時に自動的にリコメンドされるように。アプリを起動させないと始まらない「オンデマンド」から「リアルタイム」へ。更に今までとは比べものにならない莫大なデータが得られるようになります。自分の目に飛び飲んできた全てのデータが取れるようになる。しかも個人情報と位置情報に紐付いて。

データの収集(IoT)は、承認欲求をインセンティブにユーザーからの能動的な投稿を促したソーシャル時代に限界がきており、次は「自動的に」データを吸い上げる仕組みが必要になります。ここで重要になってくるのが、ブロックチェーンベースのトークンエコノミー。

ブロックチェーンはインセンティブ革命。Bitcoinマイニングのように、例えばARグラスで自分の見ている風景をスキャニングしてアップすることでトークンが得られたり、運転時の走行データをアップしたり、空いている帯域をシェアしたり、ストレージをシェアしたりすることによってトークンが得られるようになると、承認欲求よりも直接的で強いユーザー参加のインセンティブになります。しかもこれは人間はもちろんMachine to Machineであっても、どれだけ小さなトランゼクションでもスマートコントラクトであれば問題なく可能になります。これらのことで、収集できるデータ量は飛躍的に大きくなります。

データの活用(クラウドAI)は、以前の記事ではクラウドAIとしたのですが、正確にはクラウド&エッジAIでした。GAFAMによって高性能のAIが誰にでも活用できるようになり、出来ることが飛躍的に大きくなるのは間違いないのですが、XRやIoTによって通信量やデータ量が爆発してリアルタイムで色んなことを処理しなくてはいけなくなってくると、クラウドだけで全てをこなすのは不可能になります。エッジで出来ることは出来るかぎりエッジで処理して、どうしても必要な時にクラウドに飛ばすといった「クラウドとエッジ」の最適化が凄く重要になってくると思います。勿論これによって現在大きな問題になっているデータ独占やプライバシーも解決に向かえます。

クラウドも今のAWSのようなセントラルコンピューターというよりも、世界中のユーザーの持っているPCやスマホの有休リソースをP2Pで繋ぐ形になると思います。これから益々、スマホのスペックは上がり、通信帯域も大きくなるとその空いたリソースを活用することで、AWSなどは必要なくなってくると思います。検閲などのセキュリティの問題も軽減されます。このネットワークに参加したユーザーにはトークンが支払われます。こういったブロックチェーンを活用したP2Pプロジェクトは、Theta、Wificoin(データ通信)、Filecoin、Archon(ストレージ)、Wax、Origin(マーケットプレイス)をはじめ色んな面白いプロジェクトが既に出てきています。

スマホ、ソーシャル、クラウド時代から、XR、IoT、エッジ&クラウドAI、そしてこのベースを支えるブロックチェーン。将来はヒト、マシーンに関わらず全てのモノがネットに繋がり、クラウド&エッジでシームレスにメッシュ状に繋がり、ネットワークの参加者にはトークンインセンティブがスマートコントラクトによって自分の貢献に応じて支払われる。絶対的な中央の管理者も存在しないのでデータ独占やプライバシーの問題もない。見栄や目立ちたいという承認欲求をベースにしておらず、ネットワークへの貢献に応じてトークンが支払われる。ここでいう貢献は色んな形があり、スマホの空いてるリソースの提供、コードを書く、フェイクニュースをチェック、健康データを提供する、人助けをするなどなど、どのような貢献も可視化でき流通されるようになる。

中央集権型から自律分散型へ。情報のインターネットから価値のインターネットへ。GAFAMの独占になったWeb2.0時代が終わり新しい時代が始まる。

明日はこのことによって世の中が具体的にどう変わるかを語りたいと思います!

2日目の記事です。こちらも是非ご覧ください!
僕がVTuberとVR、ブロックチェーンに懸ける理由 >自立分散型メタバースと民主主義2.0 
https://note.mu/hkunimitsu/n/n4898e7daea73

2019年の年頭所感。いよいよVR、ブロックチェーンDApps元年へ!
https://note.mu/hkunimitsu/n/n798fe722956e

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?