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ドイツのスマホ展示は値段がわかりやすいけど中身がいじれない

ヨーロッパ巡業から香港に戻って1週間が過ぎましたが、日本のGW中はその取材の仕事(執筆)に追われて何もできていません。今日は5月5日。5月7日から日本にまた行きますが、それまでには終わらせないと、、、

さてヨーロッパの話はイタリア(ミラノ)のスマホ関連と、ドイツでのハノーバー通勤の話を書きました。今回はドイツでスマホを見てきた内容です。ドイツではハンブルグに滞在、ハノーバーに毎日通い、最終日はフランクフルトに泊りました。ということで、大手家電チェーン店は

ハンブルグ:Saturn
ハノーバー:Mediamarkt
フランクフルト:Saturn

を見てきました。ちなみに今はSaturnがMediamarktを買収しているのでどちらも同じ系列。ビッグカメラとヤマダ電機みたいなものかw

さて最初にタイトルにあるお話から。昨年9月以来、約半年ぶりにドイツを訪れましたが、上記家電店とフランクフルトのドイツテレコムの店舗では、スマートフォンの展示の一部の画面がこんな具合になっていました。

値段がわかりやすいですね。しかも性能も一部表記されています。では実際に使ってみようと画面をタップしても、この画面以外は表示されないのです。再起動してもダメ。襷切り替えしようにも切り替えられません。なお設定画面も開けません。

Saturn / Mediamarktの家電量販店はまだいいもので、ドイツテレコムはこの表示。スペックも無い。

これが2024年のドイツ流スマートフォン展示のトレンドなのでしょうかね。なお普通に電源が入っているだけの端末もありますが、そのあたりはお店によってわけているのかも。まあ下手にアプリのアイコンを動かされたり、不具合発生させると管理が面倒ってこともあるのかもしれません。でも自由に触れないのはちょっと困りもの。

なお店員さんを呼ぼうにも、ドイツの家電量販店は慢性的にスタッフが少ないので触るだけのために声をかけ、待つのも大変(ドイツはひたすら待たされることあり)。しかもこれでは複数の端末をさわり比べるなんてできませんしね。普通の画面を出す隠しコマンドでもあるのなら知りたいところ。

では3都市のスマホ屋巡り、ざっとまとめておきます。

1.ハンブルグ


ハンブルグは中央駅から近い、Saturnへ。ここは2年前に訪問しています。

その時はLG VELVETのデュアルスクリーンカバーがひっそりと投げ売りされており、まとめ買いしてきたのでした。Saturnはスマートフォンを並べている台の下のショーケースに、たまに掘り出し物が眠ってるので目が離せません。

今回、店内に入るとOPPOコーナーだった部分を含め、改装工事を行っていました。そのためスマートフォン売り場は入って奥の方へ。おそらく改装後は入り口すぐのエリアで売られるようになると思います。

スマートフォンの品ぞろえはサムスンは他の国とほぼ変わらず、シャオミはXiaomi 14 Ultraが出てきたばかりのようですが、まだ13Tを売っているし、むしろRedmi Note 13シリーズに力を入れている感じです。

このようなスマートフォン展示台が2列あり、1列の1/4がサムスン、別の1/4がシャオミとこの2社はかなり力を入れています。なおアップルは別格(製品数少ないしどの国に行っても変わらない)。

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