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COMPUTEX TAIPEI 2019の見どころ:スマホ編

■■■山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.85

■ASUS ZenFone 6:回転カメラは動画撮りに便利

Computex Taipei 2019の取材は例によってスマートフォンや通信関係を見ています。スマートフォンの目玉はASUSのZenFone 6。実は製品の発表後に「フラッグシップに凝ったギミックの搭載は失敗では?」と懐疑的な目で見ていたのです。LG G5の合体式の失敗しかり、OPPOもFIND Xは売ることより技術アピールでしたし。

ところがComputex会場でZenFone 6を触ってみると、自動回転するカメラがよく考えられています。いままでASUSはカメラ機能の強化にチャレンジしていましたが、そこから得たものをうまく統合したな、という感じ。前後共通カメラは、Selfieシリーズの流れでしょう。また動くカメラをモーショントラッキングさせる発想は、liveシリーズでの動画対応からアイディアが生まれていたのかも。

このモーショントラッキングは他社の製品にはありません。縦方向、あるいは横方向だけですが、ZenFone 6を持って街を歩いて動画を撮るときなど便利でしょうね。ただ動画を撮るだけならなくてもいいでしょうが、YouTubeにアップする動画となれば目立たせたい被写体を中心にカメラを動かしたいもの。ZenFone 6のカメラはそれができるわけ。

Snapdragon 855搭載ながら価格は他社のハイスペックモデルよりだいぶ安く、格安なシャオミのハイエンド機を買うよりZenFone 6を買ったほうが楽しめること間違いなし。パワーがあるってことは動作に余裕があるので、動画撮影マシンとして結構使えるかもしれません。欲を言えばOPPOのNシリーズのようにカメラが180度以上回転してくれるといいのですが、まあそこまでを求めるのはZenFone 6の開発コンセプトとは別の話。自分自身、ZenFone 6はかなり買う気満々です。

■Kingrow K1:電子ペーパーディスプレイのモノクロ端末

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