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山根博士の「スマホ取材の裏側」2017/11/27(vol.32)

《目次》
[1]Meitu北京発表会、高級セルフィー機登場
---よみがえったVERTUと呼びたいV6
[2]Wikoの発表会はくまモンづくし
---なかなか体験できないイベントに興奮
[3]Moto Modsはホワイトボードにくっつく
---マグネットがあるから当然か(笑)
[4]急なアジアの移動は片道ベースがよいのか
---北京往復片道破棄して深センへ
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[1]Meitu北京発表会、高級セルフィー機登場
---よみがえったVERTUと呼びたいV6

セルフィースマートフォンメーカーとして独自のポジションを突き進むMeitu。今年になって3回目の新製品発表会が11月23日に北京で開催されたので行ってきました。今回発表されたV6はMeituのVシリーズ=ラグジュアリーモデル。2年前のV4も革張りで高級感がありましたが、今度のV6の高級感は半端ではありません。外観についてはITmediaに書いた記事をお読みください。

山根康宏の海外モバイル探訪記: セルフィー強化&革張り高級スマホ「Meitu V6」が登場

Meituのスマートフォンのターゲット層は主に女性ですが、2月発表のT8は金属ボディーを採用して上質な製品に仕上げました。その後5月のM8ではカジュアルな色とキャラクターコラボ製品を増やし、ターゲット層に若い男性も追加。そして今回のV6はブランド品としても通用する本革仕上げ。もちろんセルフィー機能も強化されています。

V6の発表会の来場者を見ると、T8やM8の時よりもゴージャスな女性が増えていました。定価5099元(約8万5000円)の端末を惜しげも無く買える女性たちが来ていた、そんな感じです。しかも彼女たちは全員がV6を持っていました。恐らくメーカー貸与でしょうが、そのV6で会場では思い思いにセルフィーしていたのが印象的。もちろん写り具合には誰もが満足していました。

発表会ではこれまでよりもセルフィー機能についての説明は押さえられ、新たに搭載したムービーモードや夜景撮影への強さなど、カメラフォンとしての性能がアピールされていました。ムービーモードはポートレートモードの強化版ともいえ、21:9のアスペクト比で背景をしっかりぼかしながら、顔の表情は美しく表現してくれます。映画のワンシーンのような、そんな絵が簡単に撮れてしまうのです。

最近は各メーカーのセルフィー表現力が高まり、美しく撮れることが当たり前とも言える状況になっています。しかしV6の表現力を見ると、Meituはまだまだ一歩も二歩も先を行っていると感じられます。Meituのセルフィーへのこだわりのすごさを改めて感じさせてくれました。

さて外観ですが、革の質感はもちろん最高。側面や角の部分のカット仕上げや、カメラ周りの金属プレートの存在など、8万5000円でも安いと思わせてくれます。付属の革のケースがこれまた美しく、VERTU無き今、高級機が欲しい人にも突き刺さる製品かもしれません。表面がガラスや金属仕上げのスマートフォンは多くありますが、高級感では革に勝るものはありませんから。

ということで持って良し、撮って良し、買って良しなMeitu V6。ぜひとも欲しいのですが資金的に厳しいところ、、、今回の出張で(後述しますが)旅費をかなりかけてしまったので、仕事増やさなくてはいけませんね。

[2]Wikoの発表会はくまモンづくし
---なかなか体験できないイベントに興奮

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