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ノキアのバナナフォン祭り!

山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.64(2018年7月30日)
年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録
香港に戻りましたが体調いまいち。またすぐ日本です。

[1]Nokia 8110オリジナル全モデル集合---沼津でマニアに遭遇
[2]Galaxy Note9はSペンが進化---航空券購入完了
[3]ファミレスナイトで体調悪化---気管支やられました

仕事情報などは公式サイトからどうぞ:山根康宏のモバイルネタ

[1]Nokia 8110オリジナル全モデル集合---沼津でマニアに遭遇

ノキア(HMD Global)の復刻版端末第二弾の「Nokia 8110 4G」が一部マニアに人気です。4Gだし日本語表示できるしグーグルサービス一部使えるのでそこそこ遊べる端末ですね。DSDSが4G/2Gなのがちと残念ですが(Snapdragon 205は4G/4Gはダメなのかな)、スペックを考えたらSIM 1枚だけ4G接続でも十分でしょう。KaiOSがただのフィーチャーフォンを「スーパーフィーチャーフォン」にしてくれています。

でもバナナ、バナナと呼ばれるほどNokia 8110のオリジナルは当時気軽な端末ではなかったはず。まだ携帯電話が高価な時代の製品ですし、ノキアのデザイン端末として登場したのですから、高根の花でもあったはず。私は8110の現役時代は間に合わず、製品を知ったころは中古端末が香港の町中にあふれているころでした。とはいえ香港駐在をはじめたころに、Nokia 8110をリアルに使っている人を見かけたこともあります。

さて香港で携帯電話マニアになっていくうちに同好の仲間も増えていきました。中でも静岡・沼津在住の青柳氏はノキアの特定端末好き。その1つがNokia 8110なんですよ。香港に来るたび一緒に中古屋、いやジャンク屋巡りをして8110の中古を集めていました。新品同様の掘り出し物を見つけたりなど面白い時もありました。

しかしNokia 8110なんて中古でとりあえず1台だけ買えばいいんでしょうと思われるかもしれません。実は派生モデルも含め、Nokia 8110シリーズは全部で8モデル存在するんです。その全モデルを所有しているのが青柳氏。ということで沼津に遊びに行って久しぶりに全モデルを見せてもらいました。

昔はノキアの着せ替えカバーのコピー品もあったのですが、青柳氏は貴重なトランスルーセント(ま、透明、ですね)のカバーも所有。これ今じゃ入手はまず無理でしょうね。まあ今から欲しいという人がいるかわかりませんが(笑)、お金を出してももう買えないものってうらやましいものです。

なお私もNokia 8110はコレクションに1台と、新品同様品を3台持っています。今でも電源を入れれば2G回線で通話に使えますが、電池がもうアウトなので使えず。青柳氏のコレクションも密会場所に電源がなく動作確認はできませんでした。でも本体のスライド機構はいまでもしっかり動くなど、当時の製品品質と素材の良さには関心させられます。

せっかくなので記事化しようと思いますが、某メディアは「うーん、地味じゃないかな」ということでボツに。面白いのになあ。なので別メディアに久々の復活連載として書く予定です(早ければ今晩)。歴史的名機でもあり、あまり知られていない全シリーズの全容をはじめてまとめるとあって楽しみです。

なお密会は「あしがら温泉」で行いました。東名足柄バス停からもアクセス可能(徒歩わずか2分)。料金は3時間500円、以降1時間100円。小さいながらも露天風呂もありますし、休憩ルームでまったりできます。

[2]Galaxy Note9はSペンが進化---航空券購入完了

Galaxy Note9のリーク情報がかなり出回ってきました。どうやらペンにBluetooth内蔵は確定。ペンによるリモート機能が加わるようです。Galaxy Note8では画面上にペンをかざしてルーペや翻訳などの機能を提供していましたが、Bluetooth化でカメラのシャッターボタンになるなど、ハードウェアとしての新たな進化が加わります。Noteユーザーとしてはかなり楽しみなところです。

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