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山根博士の「スマホ取材の裏側」2017/09/08(vol.22)

《目次》
[1]Nokia 8はようやく欲しいと思えるノキアのAndroid
---IFA2017で実機にご対面、感動!
[2]IFA2017の注目はやっぱり中華系メーカー
---Zopo復活ののろし、ハイセンスはいいセンスしている
[3]プリペイドSIMが買いにくいベルリン
---規制のため外国人には制限かかってます
[4]ベルリンで味わうご飯
---ソーセージよりアジア、でもシュニッエルもウマい
[5]久しぶりにポーランド・シュシェチン滞在
---ベルリンから快適バスで2時間
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[1]Nokia 8はようやく欲しいと思えるノキアのAndroid
---IFA2017で実機にご対面、感動!

IFA2017でNokia 8に触ることができました。永遠のNokiaマニアながらも、Nokia E71/N82(古い)以降の端末で心をしびれさせてくれるものはなかなか出てこず。Lumia 1020のカメラに惚れたくらいで、他の製品は「NokiaといいながらNokiaじゃない」なんて思いつつ、いろいろ使ってきましたが納得はしていなかったのです。

2017年になりHMD GlobalからNokia端末が出てきても、ちょっと違うなと感じたのが正直な気持ちです。最初のスマートフォンのNokia 6も、持ってみると握り心地があまりよくありません。全体の操作感はCPUに左右されるので相応なものの、価格は割高に感じられます。Nokiaブランドがまだ強いとはいえ、ミッドレンジ機にこの値段は出しにくくまだ買えていません。

Nokia 3310(2017)も最初に花火が打ちあがって終わり、という感じになってしまいました。とはいえドイツ滞在中についついゲットしてしまいました。通話用と割り切れば2Gで十分なんですが、今の時代、通話ももうIPやSNSアプリを使うんですよね。昔のモデルより薄くなって持ちやすいものの、やはり握り心地がちょっとしっくりこないかな、と感じちゃいます。まあこれは記念品なので使わなくてもいいんですが、3G版が出たら買い替えたいなあ。

てなことでなかなかNokia復活を素直に喜べない日が続いており、Nokia 8の発表を聞いても「すごいんだろうけど、、、ねえ」なんて少しネガティブな気持ちでした。しかしIFA2017で触ってみてもやもやした思いは完全に払拭。質感よし、そしてカメラ良し。完成度の高さに惚れました。やっぱり実物触らないであれこれ思い悩んではいけませんね。

カメラは久しぶりのカールツアイス、ということで写真のクオリティーはかなりのもの(とはいえ撮影画像を抜いてくるのを忘れました)。ボケやマニュアルモードなどはしっかり動いてくれます。シャッターも高速。そして本体の質感も悪くなく、アルミ製のボディーはメインで使える高級感があります。

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