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先月にファーウェイ本社を見学してきた: 山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.76

【年間235日を海外取材に費やす山根博士の1週間の記録】
2018年12月29月日更新

[1]ファーウェイ本社へ行ってきた
[2]UstToday深センツアー
、6名で電脳街巡り
[3]韓国スタートアップイベント取材

仕事情報などは公式サイトからどうぞ:山根康宏のモバイルネタ

[1]ファーウェイ本社へ行ってきた

気が付けば年末。今年はみなさんどんな年だったでしょうか?などと振り返る余裕もなく年末も連日記事を書いている自分です。1月からCESとNAIASに行くので、1月の連載の記事の仕込みを年内に行わなくてはならずで、自分にとってのお正月気分がやってくるのはやはり旧正月(2019年は2月5日)になりそうです。

てなことでnoteの更新も大幅に遅れていますが、今回は12月頭前後のお話を。11月20、21日と深センのファーウェイ本社見学へ行ってきました。ここ数年メディアツアーがあっても呼ばれることがなく、今回も話は噂で聞いていましたが声がかからなかったので断念していたところ、直前に「ぜひ」ということで参加しました。まあ香港在住ですから旅費かかりませんしね。

前回は4年位前だったかと思いますが、その後東莞の松山湖に新たな開発拠点もできており、そちらにぜひ行きたかったのです。深センの本社も巨大なキャンパスでしたが、移転中の松山湖はヨーロッパ風の建物が並ぶテーマパークのようになっているのです。

深セン本社のほうはショールームの展示も5GとIoTが中心で前回のイメージとはかなり変わっていました。写真撮影も公開もOKと、以前の「プレス向け写真のみ」ではなくなったので、資料も兼ねてかなり写真を撮りました。時間があまりなく駆け足だったのですが、じっくり説明を聞いていたら数時間はかかりそう。再訪したいものです。

そして松山湖キャンパスのほうは、自分も含め参加者の人(や過去の記事)にあるように、まさしくテーマパーク。なにせスイスか製という2両編成の電車が中を走っています。もちろん駅もあります。ヨーロッパ12都市(だったかな)をモチーフにエリアごとにデザインされており、IT企業の研究所とは思えない雰囲気です。でもこんなところで仕事できたら、一歩外に出れば気分転換もできるし最高の環境でしょう。この写真に見えるすべての建物がファーウェイの敷地です。

ファーウェイはスマートフォンの販売数も好調で、もはや敵なしという状況になりつつありましたが、12月に入りアメリカと中国の貿易戦争のやり玉にあがり、急激にイメージを落としています。

しかし謎なのは日本で報道された「分解したら余計な部品がついていた」というもの。えーと今って何世紀でしょう?スパイするのに余計な部品なんてつけますか?(笑)。ファーウェイを擁護するとかそうではなく、通信機器の中身どうなっているのかわかってるのかなと。

挙句の果てにはファーウェイのスマートフォンは個人情報が抜かれるとかなんとか。ってことはグーグルの作ったAndroid OSってセキュリティーはザルってことなのかと。この問題はIT系のメディアは冷静に報道していますが、そうでないメディアは「危ない」と一生懸命槍玉にあげています。日本のITリテラシーもこれでは、、、と外部から見ると思えてしまいます。

まあ真相は分かっている人には分かる単純なことで、アメリカが本気で中国の経済制覇をけん制しにかかってきたことは事実。「ファーウェイ抜き」なんてやったら5Gの普及にブレーキがかかるんですが、ま、後でどうなるかは歴史が証明してくれるでしょう。

[2]UstToday深センツアー、6名で電脳街巡り

毎週月曜日の21時くらいからライブ配信放送している「UstToday」のメンバーと、12月頭に深センツアーに行ってきました。5月のゴールデンウイーク中にクラウドファンディングで活動資金を集め、そのうちの一部は海外ツアーの旅費にするということだったのです。深センからもライブ配信を行い、当初の目的は果たせました。

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