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山根博士の「スマホ取材の裏側」2018/02/06(vol.43)

年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録。
1月終わりに日本へ出張。OPPO発表会を取材。
他の日は連日ファミレスに籠ってお仕事でした。

《目次》
[1]OPPO日本参入の発表会を取材
---トップへもインタビュー
[2]日本のファミレスで連日お仕事
---仕事は捗るけど食事は飽きる
[3]日本へ大荷物を持ち込もう
---キャセイは3個預け入れ、それでも数回渡航必要
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[1]OPPO日本参入の発表会を取材
---トップへもインタビュー

OPPOのR11s発表会があったので1/31に合わせて日本へ行ってきました。OPPO参入の動きは前からいろいろと掴んでいましたが、まさか1月になるとは。当初は3月くらいかなと思っていましたから。しかも2月はモノが売れない時期ですし、あえてこの時期に参入するのは他社の新製品もない隙間を狙ってきたのかなと。

発表会そのものは表参道ヒルズで行われ、規模や時間は十分だったかと。ただもう少し会場は広い方がよかったでしょうし、プレゼンの時間も伸びてしまい、やや内容が多すぎた感じ。日本市場参入の意義→R11sの製品説明まではよかったのですが、写真家の方を呼んでの対談のあたりは軽くでもよかったような。

結局時間が延びてしまい、OPPOのあとにKDDIの緊急記者会見が入ってしまったためにメジャーなジャーナリストの方々は囲み取材をせず退席せざるを得ない状況に。「時間」はしっかり守ってもらいたいもの。このあたりは日本で発表会をやるならばきっちりとした管理が必要です。

プレゼンの内容は合格で、カメラにしぼった製品説明もわかりやすいものでした。価格については高いという声も聞かれますが、安いものを出しても結局埋もれてしまいますし、カメラではなく価格で売られてしまいます。販売を家電量販店任せにしてしまうと、量販店ではいちいちOPPOのカメラを推すこともありませんから、安物となると価格で他社と比較されてしまいます。あえて6万円弱の値段で、その値段の意味合いを説明してもらうようにすれば結果として価格以外の部分に注目してもらえるようになるでしょう。

恐らく今後MVNOからも販売されるでしょうが、ファーウェイのP/Mateシリーズの対抗として「カメラフォン」と各社がどこまでアピールしてくれるか。またカメラもフロントカメラのAIビューティーの説明を第一にしてほしいところです。でもおそらくAIビューティーは後回しにされてしまうんでしょうね。先にリアカメラの話がされるでしょう。結局R11sの本当にすごいパフォーマンスが消費者に伝わらないんじゃないかなと私は危惧しています...

上海や深セン(建設中)のスーパー旗艦店のような店をOPPOが日本で展開する余裕があるといいのですけどね。プリクラコーナーではありませんが、店内ところどころでR11sを使ってセルフィーを撮れるようにして、すぐにインスタにアップできる、そんな体験スペースを設けないと、一般の消費者、特に女性たちにリーチできないように思います。結局誰もがiPhoneを使っているわけで、そのiPhoneと実際に比較できなければ、いくらカメラの良さを口で言われてもわかりません。「OPPO Land」みたいな店、横浜あたりにどうかな...

2月の発売後にどのような動きを見せるか気になりますが、売れ行きよりもプロモーションをどれだけ・どのようにやるのか、そちらのほうに注目したいところです。スマートフォンとしてではなく「セルフィーが楽しい端末」としてどこまでアピールしていくのか。しばらく注目したいところです。

ちなみに発表会の後、代表取締役インタビューを行いました。なかなか興味深い話が聞けたので、そちらはBusiness Insiderの記事をお読みください。

[2]日本のファミレスで連日お仕事
---仕事は捗るけど食事は飽きる

1月28日から2月2日までの日本滞在中はほぼファミレスに入りびたりでした。基本的にスタバでは仕事しません。効率悪いしコスパも悪いですから。お店に籠るときは数時間、時には半日も滞在するので食事も取れることが重要。カフェの食事はいまいち...とはいえファミレスも毎日だと飽きちゃいますね。

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