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ニューヨークでGalaxy Note9発表会を取材

山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.65(2018年8月12日)
年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録
この夏一番のイベント!Galaxy Note9発表会でニューヨークへ!

[1]Galaxy Note9がニューヨークで発表---取材裏話など
[2]BestBuyでスマホチェック---掘り出し物をつい購入

[3]ニューヨークのホテルが快適---きれいで簡素な「Pod」に宿泊

仕事情報などは公式サイトからどうぞ:山根康宏のモバイルネタ

[1]Galaxy Note9がニューヨークで発表---取材裏話など

8月9日にニューヨークで開催されたGalaxy Note9の発表会を取材しました。端末についてはいろいろな評価があるようですが、もはや端末単体だけの機能で判断する製品ではなくなりました。スタイラスペン「Sペン」のBluetooth内蔵によるリモコン化は、スマートフォンのディスプレイサイズを打ち破る次のステップへつながるもの。ただのリモコン、ではないのですが、さてサムスンがどこまでこの機能をアピールできるかどうか?

ニューヨークは日本より暑くはなかったものの、昼間に10分も歩くと汗がどっと出てきます。8月9日の発表会前日はBest Buyでの端末安売り情報をもとにマンハッタンを歩き回ったのですが、気が付けば3時間も徘徊してしまいました。体力温存しておかなくてはならないというのに、、、おかげでホテルに戻ってからすぐに熟睡。夕飯を抜いてしまったのは誤算でしたが、結果として発表会前夜は熟睡できました。

発表会当日は「世界一番乗り」を目指そうと思ったのですが、いきなり地下鉄の駅を間違え(後述しますがホテルの最寄り駅は2か所)、さらに反対方向に乗ってしまう始末。開場9:30、スタート11:00ってことで2時間前、7:30の会場到着を図ったのですが、着いたのは8時。すでに会場には法林さんがスタンバイしていました。ということで1番ゲットはならず。まあ2番でも十分なんですけどね(笑)

発表会はたいてい入場時にごたごたがあってスムースに入れないことも多いのですが、今回は会場の15分前には入場パスであるQRコードを読み取ってもらい、パス(手首につけるバンド)を受け取り。入場後もメディアの入り口を支持してくれたので戸惑うことなく会場内に向かうことができました。しかし中に入ってみると、座席は実は全席フリー。メディアの席が指定されていると思ったのですが、真正面の一番前も座っていいとのこと。とはいえ真正面だとオフィシャルカメラやスタッフが邪魔になることもあるので、斜め正面の最前列の席を取ったのでした。

発表会は床と壁面を使ってプレゼンを投影する最近もあったスタイル。これは疑似的に立体感のあるプレゼンになるので視覚効果はかなり良く、見ているほうもわくわくどきどきできるものです。このスタイルはぜひ今後も続けてほしいもの。そしてプレゼンが終わると後ろの幕が上がりそこから端末のタッチ&トライコーナー全体が前にせり出してくるという、これはGalaxy Note7の発表会で初めて取り入れたスタイル。これも見ていて「おおおー!」と興奮するナイスな演出です。

さていつもなら真っ先に実機を触りに行くのですが、時間もあるし人も多すぎるのでしばし待機。ところがこれが失敗でした。スマートスピーカーの「Galaxy Home」は今回タッチ&トライは無しのはずだったそう。ところが数分間だけ展示されており、最初にスピーカーを狙ったジャーナリストだけが写真を撮れたのです。こちらはそんなことも知らずにのんきにジュースを飲んで取材準備をしていたのでスピーカーは撮影できませんでした。今回の発表ではスマートウォッチよりこちらのほうが目玉だっただけに質感やらサイズ感を実際に見て確認したかったところ。

発表会取材はすべてが終わるまで気を抜いてはいけない、初心を忘れてはいけませんね。代わりと言ってはあれですが、8月1日に発表されたGalaxy Tab S4も展示されていたのでそちらを取材しましたが、スピーカーを撮れなかったショックで下がってしまったモチベーションを上げるのは大変でした。取材を適当に済ませてもよかったのですが、旅費を少しでもカバーするためにはそうもいきません。毎度のことですが、閉幕時間ぎりぎりまで取材を続けました。

さて発表会終了後は翌朝まで記事を書く予定だったのですが、夜にショールームの「Samsung 837」でアフターパーティーがあるとのことで少しだけ参加することにしました。そのためホテルには戻らず、Samusung837のあるチェルシーマーケット付近のスタバへ。ところが4件回っても空席がなく、5件目でようやく席を確保。30分近く徘徊してしまい、ここでも体力消耗。やはり会場のすぐそばの宿をとるべきですね。とはいえホテルは後述しますがなかなかいいところでした。

記事はひとまず8本書きましたが、あと数本追加予定。Note9単体ではなく、スマートホームとの連携、そこに音声AIが絡むということでなかなか面白いソリューションの提案になっています。音声AI「Bixby」がカギを握るだけに、11月に開催されるサムスンのデベロッパー会議が気になるところ。

[2]BestBuyでスマホチェック---掘り出し物をつい購入

アメリカといえばBest Buy。事前にWEBでスマートフォンの在庫チェックを行いましたが、年々扱っている端末数は減っているように感じます。メーカーも売る側も製品数削減で管理コストを下げたいのかもしれません。また自分自身、今年は購入台数を絞っているので、「格安だから買う」ではなく「何かしら意味があるものを買う」と決めたので、事前チェックではめぼしいものがあまりないという状況でした。

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