《目次》
[1]香港でiPhone Xが発売
---アップルストアは混乱無し、先達廣場は大混乱
[2]久々の深センは面白かった
---OPPOの勢い止まらず、動きの速さを再実感
[3]Meituのスマートフォンを修理に出してみた
---2時間修理、サービスは悪くない
[4]韓国で激安食べ放題（巨済島）
---1200円で豚肉と付け合わせがエンドレス
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[1]香港でiPhone Xが発売
---アップルストアは混乱無し、先達廣場は大混乱

11月3日に香港でもiPhone Xが発売になりました。直前に品薄も伝えられていたiPhone Xは予約の段階で競争率が激しい状況。なお香港は当日売りはありません。そんなことをやったら転売屋が大行列をなして大混乱に陥りますから、もう「お祭り」は数年前に取りやめになっているのです。

販売初日もアップルストアは予約者の受け取りだけ。ということで家をゆっくり出て途中で朝食も取りつつセントラルの旗艦店に到着したのは9時ごろ。すでに店内への入場は始まっていました。拍手と共に店が開くセレモニーが行われたかどうかは見れませんでしたが、さすがに何かはあったでしょうね。

店の前には整然とした行列が並んでいました。その数は1000人くらい。行列に加わるためにはスマートフォンの画面で予約表を見せなくてはならず、勝手に並ぶことはできません。屋内店舗ですからロープを張って列管理しているので割り込みもできません。店内は予約者しか入れないので購入の状況は見えませんでしたが、ほとんどの客が2台購入しているようでした。1人2台まで買えるわけだから、1台しか買わない客などいないわけです。

さてアップルストアの出口付近には買い取り屋が大量に出現。しかし売る方も複数の買い取り屋に値段を聞くなど、ここでは売り手と買い手が対等な立場。それぞれの買い取り屋はその後さらに上流へ持っていくでしょうから、中間で取れる金額はあまり多くないのかも。現金の束が飛び交う状況は見ものです。ちなみに買い取り値は早い時間のほうが高いので、早く受け取った人の方が勝ち。てなことで予約していた人も早く並んだ方が「お得」になるわけです。

別に転売目当てじゃなくても、1台は自分、1台はその場で売って1万円でも儲かれば1万円引きで買ったことになります。転売は悪、なんて考えは香港にはありません。なにせキャリアの店で「1回線予約して端末買って、端末は売ればいいじゃん」と店員が言ってくる国ですから（笑）。

その後はお昼前に先達廣場へ。隣のBroadway（家電量販店）の前は買い取り屋が並ぶ買い取りゾーンになっています。ここには後から後からiPhone Xを持ち込む客がやってきます。受け取ったiPhoneは足元にある発泡スチロールの箱やらスーツケースに乱雑に投げ込まれていきます（とはいえ箱が痛まないように）。そしてそれをその場で購入する客もいますが、10台とか20台を平気で買っていきます。買い取り屋はわずか数分で数万円を入手できるわけで、いかに現金を用意できるかに勝負がかかってくるわけです。

途中で警察がやってきましたが、違法な出店は食品衛生局の取り締まりであって警察は管轄外。道路（歩道）を不当に占有している、ってことでしょうか。売買に関して警察が口をはさめるはずもなく、転売屋はカバンを閉じて立って傍観。逮捕者は出ていません。運悪く警察が来たときにiPhoneを売っていた客は「早く現金をよこせ」と叫びますが転売屋は何もできず。まあ時は金なり、タイミングも重要です。

先達廣場の中は普段なら午後から営業する店も午前中からオープン。こちらも売る客と買う客で大混雑でした。ただし全ての店が買い取りを行っているわけではなく、客が集まっているのは一部の店のみ。さすがに初日だったので端末の持ち込みは1台から2台程度でしたが、これが数日もすると20台くらいを袋に入れて持ち込む客も現れます。なお一部の店では「明日には日本版が入ってくる」と言っていました。日本で買われた端末が香港に直送されるわけです。

夕方にも再び先達廣場に行ってみましたが、客足は昼間よりもふえていました。AppleDaily（新聞）によると、先達廣場店員からの情報として週明けに数十万台のiPhone Xが香港に入荷するとのことで、品薄感は若干薄まりそう。とはいえiPhone 8で肩透かしを食らった先達廣場の各お店もしばらくは賑わいを取り戻しそうです。

[2]久々の深センは面白かった
---OPPOの勢い止まらず、動きの速さを再実感