ハンドシェイクインダクションは二つある

催眠誘導の方法で、ハンドシェイクインダクションというのがあります。私は基本的にこの誘導を使うのですが、ハンドシェイクインダクションは、大きく分けて二つあります。

ハンドシェイクインダクション(握手誘導)の一つは、握手という動作の途中でそれを中断することで、相手に違和感みたいなものを与えて、それをきっかけに催眠に誘導する方法です。中断法と呼ばれる考え方に近い方法です。

握手誘導のもう一つは、握手という動作から身体的な暗示を行い、カタレプシーを起こす方法です。私がやるのは後者の方法で、これを応用すると、握手じゃなくて、相手の手を持つだけでカタレプシーを起こすことができる。この方法を理解することで、身体的な暗示の効果を知ることができます。

催眠は、どんな暗示をするかに注目されがちですが、催眠誘導の理解が進むと言葉で何を暗示するかより体の動作や動き佇まいや発声などが催眠誘導に効果をもたらせていることに気づくことができると思います。

動作による催眠の入門としては、ハンドシェイクインダクションがぴったりだと思いますので、ぜひ、身に付けてみてください。

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