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予想外のスコア:ラグビーリーグワン イーグルス対スピアーズ(2022年2月6日)

 今日は三ツ沢でラグビーリーグワン イーグルス対スピアーズを観戦。
ただ本当は今日はラグビーを見る予定ではなかった。当初はAKB48の新春コンサートを娘と見に行く予定だった。しかし、AKB48のメンバーに新型コロナウイルスの観戦者が続出して、コンサートが中止になってしまった。「根も葉もRumor」を生で見たかったのに・・・・。

 今日は娘を連れ出すというのが妻との約束だったので、どこかに出かけようと思ったのだけれど、なかなか代案がない。自分はラグビー見たかったし、娘は田村優推しなので三ツ沢の試合を提案したのだけれど、昨日もラグビー行く予定だっただけに反応がいまいち。

 ただ、昨日から実戦投入したZ9の性能が凄すぎ。昨日の試合でも驚いたので、今日も改めて撮りたい、と思い、なんとか娘を説得できないかを考えた。

 そこで思いついた。娘はよこはまコスモワールドで遊ぶのが大好き。試合前によこはまコスモワールドに行って、それからラグビーに行く提案をして、ラグビー行くお許しをいただいた(笑)。

 そんなこんなでチケット買ったのがギリギリ。そして今回は撮影が主目的。と言うことでゴール裏を取ってみた。娘に聞いてみたら「たまにはゴール裏からトライみたい!」と言うことなので席についてもお許しをいただき、前日に確保。

 と言うわけでここから。ゴール裏3列目。

この位置からでは攻撃の陣形が観察できないので、今日はレビューと言うより観戦記。

ペナルティの多かったイーグルス

 イーグルスはこれまで、スティーラーズを粉砕するなど出だしは良かったが、2節前にはワイルドナイツ相手に完敗(前節の試合は中止)。やっているラグビーは魅力的なだけにここでチームを立て直して欲しいところ。

 スピアーズは主力の南アフリカ出身選手の合流が遅れ、序盤はやや精彩を欠く試合ぶりだったがこれまではスティーラーズに惜敗しただけの2位。シャイニングアークスとの接戦をきっちり勝ちきるなど、チーム力が上がってきていることがはっきりとうかがえる最近の試合ぶり。

 競った試合が期待されたが、最終スコアは試合は14-50(前半14-21)で、思わぬ大差でスピアーズの勝利。前半は点の取り合い。イーグルスも工夫された美しい攻撃でトライを陥れた。特にTMOの結果オブストラクションでトライ取り消しとなったアタックは素晴らしかった。
 ただし、イーグルスは前半からペナルティが多かった。スピアーズキッカーのバーナード・フォーリーの不調に助けられてなんとか7点差で前半を終えたと言うのが実際。

 イーグルスは後半になってもペナルティが減らない、と言うか増えた。試合を通じて15。これは多すぎる。攻め込んでいても自らのペナルティでボールを失っていては勢いがつくはずもない。

勝負を分けたキックパス

 試合の流れを決定づけたのは後半14分の金秀隆のトライ。それまでは14-28。イーグルスがトライを取ればまだまだ勝負になる時間帯。イーグルスが中盤からやや攻め込む。そこで田村優がエッジに向けてキックパス。
 しかしスピアーズのスタンドオフ、バーナード・フォーリーがまさにエッジでキックパスを待ち受けていた。ボールを待ち受けるイーグルスのフランカー、コーバス・ファンダイクと競ってボールを確保。

 そのまま切り返してカウンター、内に入り込んだ金秀隆にパスしてトライまで持ち込んだ。
 コンバージョンは外れたがこれで14-33の19点差。イーグルスの集中力がこれで途切れた。

 結果的にこのキックパスが勝敗を分けた形になったが、この試合、これまではイーグルスはキックを上手く使って陣地を稼いでいた。この時も、ミッドフィールドにスピアーズのディフェンダーを集めることができていたので、この選択自体は正しいと思う。しかし結果的には完全に裏目に出た。
 この後はスピアーズが一方的に攻める展開になり、最終的に29点差という大差でノーサイドを迎える。

やはりブレイクダウンの攻防が鍵

 1つ言えるのは、イーグルスのペナルティで自らの首を絞める形になったことが1つ言えるが、その一員となったのはスピアーズがブレイクダウンで優位に立っていたことだった。簡単に球出しをさせず、しかもきちんと立ったまま絡んでいくことで、イーグルスの攻撃のリズムが崩された。
 特に試合後半、イーグルスの攻撃はスピアーズの「壁」に阻まれた形になったが、その原因は、球出しが遅れたことで、スピアーズ側のディフェンスのノミネーションがきちんとできたことにある。そのあたりは昨日のシャイニングアークス対ワイルドナイツの展開とも共通するものがあった。

 スピアーズは、アタックでは立川理道とフォーリーのダブルスタンドオフの形が上手く機能した。ゲームメーカーが2人いることのメリットをこの試合でも十分に生かしたと思う。

Z9が描き出すラグビー

 ただ、真後ろから見ていてわかったことはこれくらい。なので今ひとつ分析できていない。なので今日はあとは写真を。やはりZ9は凄い。

日本代表同士。マフィとラブスカフニ
ラブスカフニの先制トライ(1)
ラブスカフニの先制トライ(2)
ラブスカフニの先制トライ(3)
ラブスカフニの先制トライ(4):ダイビングする選手にピントを合わせ続けるのは簡単ではないのですが、Z9は顔認識機能できっちり追い続けました。
田村のタックル(1)
田村のタックル(2)
田村のタックル(3)
バーナード・フォーリーのノックオンを誘ったジェシー・クリエルのタックル(1)
クリエルのタックル(2)
藤原忍のタックルを受ける田村優(1)
藤原忍のタックルを受ける田村優(2)
藤原忍のタックルを受ける田村優(3)
藤原忍のタックルを受ける田村優(4)
藤原忍のタックルを受ける田村優(5)タックルを受けながらオフロード
藤原忍のタックルを受ける田村優(6)オフロード成功!