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「未来のキャンパス」イベントレポート

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「レジデンシャル教育」推進の前段階として、2019年1月より「未来の教育の在り方」を探るためのイベント「未来のキャンパス」を開催しています。
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わずか2年で観客数が10倍、5000名越え。フェンシング改革の仕掛け人・太田雄貴さんが語る、マイナーコンテンツの広め方 〈太田雄貴さんと考える未来のキャンパス〉

人びとの価値観や生き方の変化に伴い、教育のあり方も現代版にアップデートされつつあります。たとえば、生徒が能動的に授業に参加する「アクティブラーニング型授業」や、世界一流大学の講義を自宅で受講できる「MOOC」など、従来の受動的で画一的な教育ではなく、能動的に関心のある分野を探求できる機会が増えているんです。 そうした状況下において、HLABは新しい教育の形を広めようとしています。国境や世代を超えた生徒が集まり、寮で共同生活を営みながら学習する「レジデンシャル・カレッジ」がそ

レジデンシャル・カレッジは、心理的安全性を育む―コミュニティマネジメントから考える「未来のキャンパス」とは?

価値観や生き方がより多様になってきた21世紀。教育の在り方も時代の変化に対応することが求められています。従来の「用意された課題を受動的にこなし、正解を導く」画一的な教育手法から転じ、最近では「それぞれが能動的に関心領域を探求できる」学びの機会が増えています。 たとえば「アクティブラーニング型授業」が9割以上の高校に取り入れられていることや、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学といった世界一流大学の講義を自宅で受講できる「MOOC」が登場していることからも、世の中の学びの

レジデンシャル・カレッジは「社会の縮図」になる。 〈UWC ISAK Japanファウンダーと考える未来のキャンパス〉

いま、教育の形は大きく変わろうとしています。与えられた課題を受動的にこなすだけでなく、各々の関心に沿って能動的な学習をする機会が生まれているんです。たとえば、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学といった有名大学の講義を自宅で受講できる「MOOCs」。インターネットを介すれば、物理的な拘束を受けずに学習できる時代が到来しています。 学び方が多様化するなかで、HLABは、2021年に下北沢で「レジデンシャル・カレッジ」の開校を予定しています。レジデンシャル・カレッジとは、国

コミュニティ経験から「理想の学び舎」をつくる 〈HLAB×孫正義育英財団×柳井正財団学生が考える未来のキャンパス〉

いま「教育=学校の授業」という構図が崩れてきています。 座学を中心とした従来の学校教育が全てではなくなりました。アクティブラーニングやeラーニングなど、場所や世代を超えて学べる機会が広がっているんです。 新たな教育の形を考えていくうえで、ひとつのキーワードとなるのが「住環境」。国外に目を向けると、ミネルバ大学が世界各地に学びの拠点をつくる取り組みをしていたり、ハーバード大学が「住環境の提供によって、21世紀の教育を再定義する」ことをビジョンに掲げるようになったりと、学校以外