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【SHIMOKITA COLLEGE】カレッジでの体験を経てイギリス名門大学に挑戦!海外大学受験編

本記事はSHIMOKITA COLLEGEへの入居を検討されている大学生の方に向けた記事となります。実際に、SHIMOKITA COLLEGEに住む大学生へのインタビューを通して、カレッジでの暮らしや魅力を知っていただけたら嬉しいです。

また、SHIMOKITA COLLEGEのプログラムはこちらにまとめているので、ご興味ある方は是非ご覧ください!

お話を伺った中原さんについて

中原瑠南(なかはら るな)
静岡県出身。柳井正財団6期生であり、2022年9月よりUniversity College London (UCL)に進学予定。2021年にモニター生としてSHIMOKITA COLLEGEに2週間滞在。2022年4月よりリモートキャンパス生として再びカレッジに居住。地元のクイズサークルに所属し、趣味は競技クイズやアイドルの分析。

カレッジ生活で身についた考える癖とカレッジ生から得た情報

カレッジは受験、出願、エッセイや志望校に影響はありましたか?

中原さん:ありました。受験をしていると目的と手段が極度に混ざってしまうと思いますが、海外大学受験は特に大学に合格することが目的化してしまうと改めて感じました。合格することも、目的の1つではありますが、私は大学に入った後に何が学べるか、大学後の進路などを念頭に大学を選ぼうと、カレッジでの経験を通して思いました。受験を手段として捉えようとしていました。

どうしても良い大学に合格することが目的化してしまうこともありましたが、その時はいつもカレッジを思い出していました。カレッジ生や先輩に話すことによって軌道修正ができたと思います。

あとはカレッジでの生活を通して考える癖がつきました。物事をそのまま受け止めるのではなく、自分はどう考えるかがカレッジ生活で得た大きな学びだと思っています。例えば議論した時に、自分の意見を持っているひとをかっこいいと思いました。だからこそ、カレッジを出た後も、ニュースを見る時も私はどう考えるかを意識してきました。その癖がついたおかげで、何を学んで熟成させるかが受験において重要か気付きました。

海外大学受験にはテンプレートがなく、色々なことを経験してそこからどう吸収して、自分の中で学んで熟成させることが直接的に専攻に繋がるかが大事だと思います。自分がなぜその専攻を勉強したいと思ったのかが評価されるんじゃないかな。そこに気づき、実際に行動を起こせたことは、カレッジでの生活がとても大きいと思います。

海外大学に興味を持ったきっかけは?

中原さん:私は高校で※IBプログラム(以下省略:IB)をやっていたので、海外大学進学は身近な選択肢でした。海外大学進学を本格的に考え始めたのは、学びたい学問分野の教授に一か八かでメールを送って、その方の出身校とコースであるUniversity College LondonのArts and Science をおすすめしてくださったことが大きなきっかけです。

※IBプログラム(International Baccalaureate Program):国際バカロレア機構が提供する教育プログラム。

海外大学受験で大変だったことは何ですか?

中原さん:テクニカル的なもので言うと、奨学金へのストレスや自分で奨学金の情報を集めたり、パーソナルステートメントの対策など戦略を立てなきゃいけないというところはすごくしんどかったです。その上、IBとの両立が大変でした。独力で何パターンもシナリオを描いて取り組んでいました。

カレッジ生からもたくさん情報を得ることができたため、どこも行けないという最悪な状態はありませんでした。露出されていない情報がカレッジにはたくさんあって、カレッジ生から得た情報から視野を広げてベルギー、カナダ、オーストラリアの大学も検討していました。

未体験を選ぶ!広がる可能性

進学して、イギリスでやりたいことは何ですか?

中原さん:一番取り組みたいことは勉強です。高校を卒業してから大学に行く9月までのギャップタームを経て、私はいかに勉強や知識を得ることが好きだと改めて感じました。私は言葉がすごく好きなので、留学生比率が大きいUCLだからこそ、翻訳できない言葉やその場でしか学べないことを学びたいと考えています。言語学かArts and Scienceで迷いましたが、言語を切り口に多角的に学べて選択肢があるArts and Scienceでたくさん学びたいと思います。

勉強以外のところで楽しみなものはありますか?

中原さん:ロンドンなので観劇や芸術に触れたいと思います。地理的に旅行もしやすいと思いますし、未体験をたくさん選んでいきたいです。

大学卒業後はどういった道に進みたいですか?

中原さん:Arts and Scienceの学部で様々な角度から勉強をし、その後専門としたい分野の大学院に行くことを考えています。日本語を美しいと感じるし好きなので、いつかは日本に戻ってきて言葉に関する仕事に就きたいと思います。

過程に失敗はない。自分のストーリーを編み出す

海外大を目指す高校生にも一言!

中原さん:海外大受験は結果が全てだと捉えられることもありますが、過程をすごく見てくれるシステムだと思います。受験は18歳の最大瞬間分速でしかないという風によく言われますが、最大瞬間分速を速くする条件は自分の意思次第で揃えられると思っています。その最大瞬間分速を良くする条件は、勉強とか、課外活動をしているだけでは揃わないなと思いました。

だから、リスクをとったり、人と関わったり、未体験を選んだり、新しい分野で勉強したり、知識と行動を相互的に関連させ続けることによって自分だけのストーリーが生まれます。すると、行きたい大学が定まって、そこで勉強したいという気持ちが芽生えるのだと思います。

受験は成功と失敗の二元論かもしれませんが、過程に失敗はないのではないかと思います。結果論かもしれませんが、仮に私は受験に失敗しても自分が取り組んできた過程は自分のプライドになったと思います。

受験を目的にせず、自分の将来を目的にすることによって、今後の人生に置いても色々なことにチャレンジして学び、色々なものを過程から得られると思います。自分の指針を人生に組み込むことによって、自分の人生に責任を取れるようになり、良い結果につながるのではないかと思いました。過程や過去に固執するのではなく、過程と未来を総合的に関連させることによって自分の中で見えてくるものはあったと思います。

ご協力ありがとうございました!

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現在SHIMOKITA COLLEGEでは高校生を対象とした3ヶ月のボーディングプログラム4期生となる参加者を募集しています。参加者は高校に通いながらSHIMOKITA COLLEGEで暮らす大学生・社会人のカレッジ生とともに過ごすことで進路についての気づきやリーダーシップを養います。募集に伴い、説明会や内覧会も実施しておりますので、詳細は、こちらをご覧ください。

また、SHIMOKITA COLLEGEでの普段の様子をInstagramにてご紹介しております。ぜひ、ご覧ください。


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