ふじゆう

自分の気持ちをことばにする練習中。自分とか社会とか意味とか、そういうことを考えながらい…

ふじゆう

自分の気持ちをことばにする練習中。自分とか社会とか意味とか、そういうことを考えながらいきてます。

最近の記事

  • 固定された記事

自由に生きることは、人間をやめることなのかもしれない。 ー村田沙耶香「地球星人」

どこかのメディア媒体で紹介されていたのだと思う。 友人がそのあらすじを偶然見たらしく、「絶対好みだと思うよ」とおすすめしてくれた作品。村田沙耶香さんの「地球星人」。 芥川賞を受賞した彼女の作品「コンビニ人間」は以前読んだことがあり、とても好きだったのを覚えていた。(これについてはまたいつか別の機会に改めてまとめたい。) 昨年の夏休み、日本に帰国して本屋に直行・購入。読了しまず思ったこと。 「怖い」 グロテスクな内容に対してではない。 村田さんに脳内を覗かれているのでは、

    • とわ子になれないわたしと、それでも愛を求めることについて

      最近髪を染めた。 この世に存在して25年目、初めて髪を染めた。何となく茶色っぽいかな?くらいの色になったけど、元々ちょっと茶色だったのでそんなに変わらなかった。 人間はそんなに簡単には変われないのかもしれない、とか言いたいけど、多分ブリーチして青色とか入れてたらすごく変わったな、と思ってやめた。 ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」今日が最終回だった。ほんと、めちゃくちゃいいドラマだった。めちゃくちゃ好きだった。何回も観た。最終回も何回も観ると思う。HDDに負担をかけている

      • かつての熱量に浮かされて、わたしは

        最近よく過去を振り返る。 何かを記憶することが得意でないのであまり詳しく覚えてはいないのだけど、ぼやっとした感覚を振り返っては「ああ、あの頃は楽しかったな」なんて思う。 特に大学に入る前、中学や高校の時にあった、あの不思議な熱量を。 仲の良かったグループでふざけたり、真剣に何かを作ったり、議論したり。 自分たちの無力さをわずかに気付いていながら、不思議な全能感のあったあの頃。 私は、その熱量の中にいるのが好きだった。とても。 海外の大学に行ったので、日本に残った彼

        • ひとりで幸せになること

          誰かと一緒にいるのは楽しいけど、たまに疲れちゃう。 自分がみんなと同じように喜んだり悲しだりできないのは、多分、私が欠陥品だから。一緒にいるとその事実をまざまざと突きつけられているような気がして、心がぎゅっと縮んで、ちょっと呼吸がしにくくなる。 周りの人が優しすぎて、私が「ああ、ダメだ」ってぐちゃぐちゃになっていると声をかけてくれる。とても、嬉しい。だけどやっぱり申し訳ない。 私なんかに構わなくてもいいんだよって思ってしまう。 本当に素敵な人が多すぎて困ってしまう。 浮か

        • 固定された記事

        自由に生きることは、人間をやめることなのかもしれない。 ー村田沙耶香「地球星人」

          自分のために生きるとは、自分が信じることを信じて生きていくことだと思う。

          今まで、なんとなく見えていた未来をなぞって生きてきた。 これくらいの成績をとって、 これくらいの進路を目指して、 これくらいの人間関係を築いて、 そうすれば、これくらいの人生になるだろう、と。 楽な道を選んできた。 楽で、"それなりに" よく見える道。 普通じゃない選択をしたように見えたとしても、実際は普通から大きく外れたわけじゃなくて。 だって、その先の未来もある程度は予測できた。 なんだかんだいつもプラスになるように計算していた。 自分が一番よく見える道、また

          自分のために生きるとは、自分が信じることを信じて生きていくことだと思う。

          「頑張ってこなかったコンプレックス」から抜け出せなかった私へ

          2019年3月1日午前9時20分、卒論を提出した。 やっと、やっと終わった。 たった2ヶ月。だけど、本当にちゃんと、やっと頑張れたよ、私。 2018年11月。受けたHealth Economicsの授業があまりに面白くて、それまで進めていたCSRの卒論を思い切って全て捨てた。学部生活の集大成としての卒論をどうしてもそのフィールドで書きたくなった。 いろんな調整を済ませて公式にテーマを変えてからというもの、文字通り卒論のことを考えない日はなかった。それが昨年の12月半ば。ク

          「頑張ってこなかったコンプレックス」から抜け出せなかった私へ

          noteをはじめるということ

          noteをはじめるということは自分にとって大きな決断だった。 SNSやニュースサイトから飛んできてはいろんなnoteを読み、おもしろいなあとか素敵だなあとか、1人の消費者として咀嚼することを楽しんでいたのだが、ふと自分もそちら側の人間になりたいと思った。 きっかけは色々ある。色々はこれからきっと吐露することになると思う。 ただ、作る人、表現する人になりたいという思いはずっと心にあって、ようやくここで1つやってみるかと狼煙をあげる代わりに登録ボタンを押してみた次第だ。 逡巡

          noteをはじめるということ