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初めてのボストン留学、家まで200mの距離で迷子になった話

高校生になる前の春休み、アメリカのボストンに2週間ほどの超短期留学をしたことがある。中高一貫校で受験がなかったため高校入学の準備などもなく絶賛中だるみの時期に無理やりアメリカにぶっこんで英語を鍛えようという(たぶん)教育の一環だと思う。


わたしはかなりホストファミリーに恵まれていて(今でもFacebookはつながっていてたま〜〜〜〜に連絡を取る)そのお家はホームステイを同時に何人も受け入れてて家が3棟くらいある金持ちファミリーだったのだが、純粋な家族構成としてはわたしが滞在している間は両親と9歳の女の子が住んでいた。パパはほとんど出張で家にいなかったので、基本的にママと9歳の女の子(サム)と過ごした。

それ以外に、同じタイミングでその家にホームステイしていた外国人の女の子たちが何人もいて、そのうち三人くらいがカトリーヌ、カロリーヌ、キャロライヌみたいな名前で「こんな偶然ある!?」という紛らわしネームガールズだった。笑


わたしは16歳だったけれど日本人で童顔だったこともありサムにめちゃくちゃ懐かれていて、ずーっと一緒にいた、本当に楽しい日々だった。


と、すごくいい思い出だらけなんだけど、知り合いに「ホームステイの思い出は?」と聞かれたら「めちゃくちゃ迷子になったことです」というくらいには迷子になりまくった超方向音痴のわたし。


一番最初にやらかしたのは、インターナショナルスクール初日の帰り道だった。

最寄駅からバスを使い自宅に帰るのだが、家を出る前にママが「ピザハットの前のバス停で降りるのよ!」と教えてくれた。けれどネイティブの発音のピザハットは、全然「ピザハット」じゃなくて(なんか「ピッツァハッッ」て感じだった)それがピザハットとは思いもよらなかったわたし。

スクールが終わり、紙に書かれた最寄のバス停の名前だけを頼りに心細くバスに乗り込みすぐに運転手のおじさんにその紙を見せて「着いたら教えて!!!」と伝えて運転席のすぐ後ろにピタリと着いて待っていた。

ここまではめちゃ賢い。



目的バス停で呼ばれて降りると目の前にあるピザハットの看板。
ここでようやくママのネイティブ発音の謎が解けた。


ホッとするのもまじで束の間だった。


バス停からの帰り道がわからないのだ。

あれ、今朝ってどうやってこのバス停まで来たんだっけ・・・・・


絶対に歩いて来たのに。
ママと一緒だったからすっかり安心して道を覚えてくるのを忘れた!!!


泣きそうな私。


支給されたプリペイド式の携帯電話で恐る恐る家に電話する。


電話に出たのは9歳のサム。


電話越しな上に、全然こちら側の英語力も気遣わずガンガン早口で喋ってくる9歳児。笑


ママならゆっくり喋ってくれるのに!!!!


半泣きでわたしはサムに「とりあえずピザハットの前にいるから来て!!!お願い!!!」とだけ伝えて電話を切った。


9歳の子にお迎えを頼んでしまった。しかも私の英語力で伝わったかな。
何時間待てばいいんだろう。ってかお迎えくるかな。


色々不安な気持ちで途方に暮れていたのも束の間、3分後くらいのことだ。


「Tawo!!!(迷子?ウケる!みらいなニュアンスだった)」


スクーターに乗ったサム登場。


え!?まって!超早くない??ってかスクーター?


そう、家はバス停からまっすぐ歩くだけ、直線距離200mほどのところだったのだ。

半泣きだったけど、サムの涼しげな顔を見たら一気に元気が出た。


「ま、迷子じゃないし!一緒に帰ろう!」


と強がったわたしは、9歳の頼もしいホストシスターと一緒に200mの帰路を一緒に帰りましたとさ。


たすけてくれて、ありがとう!


次の迷子事件へ続く・・・

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