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ズマロンでスナップ

ライカを始めるにあたり、まずは50mmのエルマーを購入したのですが、35mmもあった方がいいと思い、35mm F3.5のズマロン(通称サンハンズマロン)を購入しました。

Summaron 35mm F3.5 (スクリューマウント)

ライカで一番最初に作られた35mmのレンズはエルマーですが、周辺画質が低下してしまう弱点がありました。それを改良し、周辺まで解像できるようになったのがズマロンと言われています。ライカの35mmレンズは高価な物が多いのですが、ズマロンは7万円程度で、その中では一番安く入手できるレンズです(2024年現在)。ズマロンのレンズは雲りやすいと言われているので、それが値段に影響しているのかもしれません。私は一応、クモリなしと記載された個体を購入しました。


さっそく、マウントアダプターでfpにつけてスナップしてきました。




ズマロン35mm F3.5はモノクロのトーンが綺麗に出ると、渡部さとるさんの著書「旅するカメラ」に書かれていました。私がfpで撮った写真も、デジタルをモノクロにしているだけですが、確かにトーンが綺麗な気がします。


ここからはカラー写真です。







カラーでも問題なく、綺麗に色が出ているように思います(多少、現像で色は変えています)。また、基本的にF16まで絞って撮ったので、周辺までくっきり解像しています。

前回、50mmのエルマーをfpにつけて撮ったときは、ピント合わせがシビアで難しかったのですが、35mmだとF16にすればパンフォーカスとなるので非常に撮りやすかったです。これからも、ズマロンとfpの組み合わせで積極的に使っていこうと思います。


余談(fpの不満点)

fpは起動が遅いので、スナップ撮影中は電源を入れっぱなしにしています。さらに、LCD(モニター)が付きっぱなしだと、電池の減りが早くなってしまうので、パワーセーブ設定を変更し、LCDが30秒でオフになるようにしています。LCDがオフの状態からは、シャッター半押しですぐ起動できます。ところが、そのままシャッターを全押ししても撮影できません。一度、半押しを戻してから撮影する必要があります。つまり、LCDオフの状態から写真を撮るには、以下の操作が必要になります。

シャッター半押し(起動)→ 半押しを戻す → シャッター全押し(撮影)

私はしばらくこのことに気づかず、シャッター全押ししても撮影できないので壊れているのかと思いました。なぜこんな仕様なのでしょう。もしかして、他社のミラーレスもこんな感じなのでしょうか。


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